ファッション
ホン・モノ・ケイカク
2018/2/27 19:00

プロはこうする!「革のメンテナンス」の外せないテクニックを動画と写真で実演解説!

本記事では、メンテナンスクリームによるケアを、革製品のメンテナンスグッズ「M.モゥブレイ」シリーズを展開しているR&Dの広報、上野 哲(あきら)さんに実演していただきました。

 

 

まずは指の上にコットンを置き、余った部分をねじるようにして指に巻き付け、握り混むのが基本です。

 

1本の指を使うか、2本を使うかはお好みで。広い面積は2本、細かいところは1本という使い分けもアリ!

 

コットンにつけるクリームは「少ないかな?」と思うくらいが適量。足りなければ何度か繰り返していきます。クリームが多すぎると艶が失われ、べたつきの原因に。あくまでもつけすぎないことが大事です。

 

クリームを塗った際にコットンに色が付きますが、これは革が色落ちしているのではなく、表面に浮いた染料がコットンに色移りしているだけなので、心配は無用。ひと通り塗り終わったら、コットンのクリームのついていない部分で、念入りにから拭き。余分なクリームを拭き取ってやることで艶が出てきます。

 

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↑コットンは塗る指の上に重ねたあと、余った部分をねじるように、手のひらの側に持って行く

 

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↑上野さんは、人差し指だけで作業する「1本指派」。広い面積を手早く仕上げられる中指併用の「2本指派」もいるのだとか

 

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↑コットンにクリームを取る。しつこいようだが、多くつけすぎないことがポイント。足らない場合は、回数でカバー

 

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↑全体に薄く塗り、そしてクリームのついていない乾いた布で、しっかりとから拭きする。余分なクリームをから拭きで綺麗に拭き取ることが艶を出すポイント

 

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↑から拭きを終えた状態。余分なクリームが残っていると、この艶が出てこない。素材として使ったのは、ホン・モノ・ケイカクで取り扱っているアブラサスの「薄い財布 イタリアンレザーver.『シエナ』」。独特のムラ感と深い艶が非常に美しい

 

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↑メンテナンスを終えたコットンには、このように赤い染料が残っている。しかしこれは革が色落ちしているのではなく、表面に浮き出していた余分な染料を拭き取っているだけ。神経質になる必要はない

 

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