テニスや卓球、バドミントンなどのラケットスポーツにおいて、盛り上がる場面の一つがラリーだろう。
ネットを挟んでぶつかり合う、プレーヤーの意地と意地。気持ちを込めた打球のやり取りが続くごとに、会場のテンションも上がっていく。
その回数の多さがレベルの高さとイコールではないが、技術や体力が備わっていなければできない“芸当”でもある。
3月18日に行われたバドミントンの全英オープン、女子ダブルス決勝。日本の福島由紀、廣田彩花組(再春館製薬所)、通称「フクヒロペア」が出場した試合で、世界最高峰といえるラリーが見られた。
This 102-shot badminton rally will leave you exhausted… pic.twitter.com/LFC4r4iwiz
— BBC Sport (@BBCSport) March 19, 2018
フクヒロペアは昨年の世界選手権で銀メダルに輝いているが、相手のデンマークペア(カミラ・リター・ユール、クリスティナ・ペデルセン)もリオデジャネイロ五輪の銀メダリスト。その両者が繰り広げたのが、102本にも及ぶラリーだった。
打っては拾い、拾っては打つ。時間にして、約1分半! 最後は日本ペアが力尽きる格好となったが、なかなかお目にかかれないスーパーラリーに会場は大盛り上がりとなった。
試合も結局、この熱いラリーを制したデンマークペアがセットカウント2-0で勝利。初優勝を飾っている。
Shuttlecock gets stuck #badminton #HSBCBWFbadminton pic.twitter.com/5VNR3vOlZu
— BWF (@bwfmedia) March 18, 2018
ちなみにこの試合では、ラケットのガットにシャトルが挟まってしまう“珍事”も発生した。