ボーム&メルシエは、1月にジュネーブで開かれる新作時計見本市SIHH(通称ジュネーブサロン)で、すでにいくつかの新作を公開済み。それからまだ2か月半しか経っていませんが、早くも次なる新作が出てきました。フラッグシップシリーズ、クラシマのリニューアル第二弾ということで、さっそく見てきました。
コストパフォーマンスの高さが魅力
ブランドは1830年創業の老舗ですが、価格もデザインも気取らないところが他にはない魅力。クラシマの新作も極めて魅力的な価格が設定されています。
価格面で最も驚いたのは、18Kゴールドケースを使ったクラシマ オートマティック。この仕上がりで62万5000円(税抜)。奥に見えるのは同じ3針+日付表示付きの直径31mm、女性向けモデル。こちらは55万5000円(税抜)です。こんな上品なペアウオッチを着けているカップルがいたら、素敵ですね。
続いての新作は、先代機から人気のあったクラシマ オープン バランス。12時の開口部が半月型から丸型に再設計されました。裏側もフルシースルーバックに。機械式時計の動きが表裏のどちらからでも楽しめます。これで価格は33万5000円(税込)〜。
最後は、第二時間帯表示機能を備えたクラシマ デュアルタイムです。これまで、センターにあったGMT針は先端が赤かったのですが、新世代機ではブルーに変更。時分針のブルースチール針やアリゲーターストラップのカラーと統一させることで、トレンド感のあるデザインに仕上がっています。価格は30万5000円(税抜)〜。
高級時計なので安くはありません。それでも、歴史あるスイスブランドが出す時計としては、やっぱり破格だといえます。
ちなみに、昨年から始まったクラシマのリニューアルでは、旧作が39mmと42mmの2サイズで展開されていたのに対し、新作では40mmサイズに一本化されました(新作の18Kモデルは直径39mmを踏襲)。そのほか、文字盤中央の縦ストライプの幅やインデックスの太さなどが微調整されていて、よりスッキリした雰囲気に仕上がっています。
オープン バランスとデュアルタイムは、それぞれアリゲーターストラップとステンレススチールブレスレットで展開。18Kゴールドケースのペアウオッチと合わせて、合計6型が新作。すべて4月発売予定です。
ボーム&メルシエ
クラシマ オートマティック
62万5000円(税抜)
【SPEC】
ムーブメント:自動巻き(Cal.ETA2892)
機能:時・分・秒表示、日付表示
サイズ:直径39mm(厚さ7.7mm)
ケース素材:18Kレッドゴールド
防水性:5気圧
ボーム&メルシエ
クラシマ オートマティック
55万5000円(税抜)
【SPEC】
ムーブメント:自動巻き(Cal.ETA2892)
機能:時・分・秒表示、日付表示
サイズ:直径31mm(厚さ7.8mm)
ケース素材:18Kレッドゴールド
防水性:5気圧
ボーム&メルシエ
クラシマ オープンバランス
レザー/33万5000円(税抜)
ブレス/35万円(税抜)
【SPEC】
ムーブメント:自動巻き(Cal.SELLITA SW200 BV)
機能:時・分・秒表示
サイズ:直径40mm
ケース素材:ステンレススチール
防水性:5気圧
ボーム&メルシエ
クラシマ デュアルタイム
レザー/29万5000円(税抜)
ブレス/30万5000円(税抜)
【SPEC】
ムーブメント:自動巻き(Cal.ETA2893-2)
機能:時・分・秒表示、第二時間帯表示
サイズ:直径40mm
ケース素材:ステンレススチール
防水性:5気圧
【URL】
ボーム&メルシエ http://www.baume-et-mercier.jp/