デジタル
2016/4/15 6:00

マイクロソフトSurface Bookのライバルは まだ見ぬiPad+MacBookか!?

最近出た製品のなかでも、特に注目度の高いアイテムを各分野の専門家がこってりとチェック! ここではマイクロソフトSurface Bookの実力を検証。カタログではわからないホントの使い勝手や予想外の特徴など、テクニカルライターの湯浅顕人さんがホンネで語ります。買いか、見送りか! 判断してください。

 

1024段階の筆圧感知対応ペンの描き心地が抜群!
タブレットとしてもPCとしても最高峰の完成度

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マイクロソフト
Surface Book
実売価格22万1170円

マイクロソフト初のノートPC(2in1)。タッチパネル部とキーボードが分離する仕様で、そのスタイルは用途によって使い分けられます。筆圧検知に対応したSurfaceペンが付属。搭載CPU(処理チップ)やメモリ容量などが異なる4つのラインナップを用意しています。

【SPEC】(Core i5/128GB)
●OS:Windows 10Pro(64bit)
●画面サイズ:13.5インチ
●SSD:128GB/256GB/512GB
●サイズ/質量:W312.3×H22.8×D232.1mm/約1579g(GPU搭載機)

 

ライバルはまだ見ぬiPad+MacBook!?

このモデルは、デザイナーなどが高度なグラフィック処理を行うことなどを想定した2in1 PC。クリエイター向けのライバルというと、iPad Proがまず思い浮かびます。両者のペンの描き心地を比べてみると、Surfaceペンは1024段階の筆圧感知に対応。ペン先とディスプレイの当たり心地が自然で、まるで紙に書くように扱えます。Apple Pencilは筆圧レベルが非公表なので感覚的な比較となりますが、描き心地はほぼ同等。ただ、Surafaceペンのほうがペン先の反対に消しゴムを備えるなど、使い勝手が練り込まれている印象です。

キーピッチ19mmのフルサイズキーボードは、Surfaceシリーズのタイプカバーよりしっかりとした作りで、ブレがなく素早く打鍵できます。装着するとクラムシェル型そのもので、iPad ProよりMacBookがライバルですね。液晶の解像度は3000×2000とMacBook(2304×1440)より高く、タッチパネルにありがちな輪郭の甘さは一切ありません。HD映像もコマ落ちや残像なく見られました。

 

Surfaceペンはまるで紙に書いているよう

ペンをタッチした位置と、実際に線が描かれる位置がピタリと一致。ペン先の摩擦や硬度も自然です。ペン使用中に画面に手のひらが当たっても誤反応しないのも魅力です。

ペン先はペン先キットから好みのものと交換して使用できます
ペン先はペン先キットから好みのものと交換して使用できます

 

蛇腹のようなヒンジ。なめらかに開閉可能かつ、開いた位置でピタリと止まります
蛇腹のようなヒンジ。なめらかに開閉可能かつ、開いた位置でピタリと止まります

 

広々としたキーボード。バックライトを搭載しており、暗い場所でも使いやすいです
広々としたキーボード。バックライトを搭載しており、暗い場所でも使いやすいです

 

キーボードは分離ボタンの長押しで取り外せます。取り付けはカチッとはめるだけ
キーボードは分離ボタンの長押しで取り外せます。取り付けはカチッとはめるだけ

 

【URL】
マイクロソフト https://www.microsoft.com/ja-jp/
Surface Book http://www.microsoftstore.com/store/msjp/ja_JP/pdp/productID.332729600