男子テニスで4大大会(グランドスラム)に次ぐ格付けのマスターズ。そのモンテカルロ大会が現地時間4月22日、シングルスの決勝を迎え、日本の錦織圭が世界ランキング1位のラファエル・ナダルに敗れたものの、準優勝に輝いた。
Thank you @ROLEXMCMASTERS for a great week. pic.twitter.com/kU3YefdPLs
— Kei Nishikori (@keinishikori) April 22, 2018
右手首の腱損傷により昨年8月以降欠場を余儀なくされていた錦織。リハビリが間に合わず今年の全豪オープンも出場を見送り、2月にようやくツアーへ復帰した。
長期離脱の影響で一時4位だった世界ランキングは30位台まで落ちたが、今大会では初戦でトマーシュ・ベルディハ(ランキング18位)を破ると、その後も快進撃。準々決勝でマリン・チリッチ(同3位)、準決勝でもアレクサンダー・ズベレフ(同4位)との激闘を制し、見事に決勝進出を果たした。
決勝の相手は、現在世界トップのナダル。錦織は果敢に挑んだものの決勝までの試合時間による疲労度の差もあってか3-6、2-6の完敗を喫し、4度目のマスターズ決勝で念願の初優勝を飾ることはできなかった。
ただ、今シーズン初のクレーで「復活」を強く印象付けたことは間違いない。『Tennis TV』がまとめた今大会のスーパーショット9選もそれを物語っている。
Great to have you back, @keinishikori ?#RolexMCMasters pic.twitter.com/cgBCLJBXR6
— Tennis TV (@TennisTV) April 22, 2018
好調時を思わせる体とボールのキレ! 今回の結果によりランキングも22位まで上昇している。
Kei Nishikori rises 14 positions to No. 2⃣2⃣ in the ATP Rankings after his run to the @ROLEXMCMASTERS final.
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— ATP World Tour (@ATPWorldTour) April 23, 2018
錦織は今週、過去に2度(2014年、2015年)優勝しているバルセロナ・オープンに出場。順調にいけば3回戦で再び“赤土の王”ナダルと対戦する。