水没したiPhoneが24時間で復活する!?
いまや生活に不可欠な存在となったスマホですが、水没事故に弱いのが珠にキズ。普段から気を付けていても、うっかりトイレに落としてしまったり、飲み会の席でお酒をこぼしてしまったり……、なんて話も聞きます。修理に出しても、1週間以上かかったり、高額な修理代を請求されたりと、なかなか厄介。水没させてしまったとき、いままでは修理に出すor新品と交換する以外に手立てはありませんでしたが、昨今その救世主となる製品が販売されているのを知っていますか?
それが「Reviveaphone(リバイバフォン)」。3888円のキットを使えば、24時間で水没したモバイル機器を復活できるという心強い存在です。しかも、その成功率は、なんと90%! 復活できるスマホのなかには、もちろんiPhoneも含まれます。そこで、実際に水没してしまったiPhoneが復活するかどうか試してみました。
iPhone復活の手順は4ステップ!
①iPhoneを取り出したら、すぐに電源を切る
※水没したiPhoneは、絶対に充電してはいけません!
②「Reviveaphone」付属の液体をアルミパウチ袋に注ぐ
下の動画で見ると、少しとろっとした液体なのが分かります。
③iPhoneをアルミパウチ袋に入れ、7分間待つ。
④iPhoneを袋から取り出し、24時間乾燥させる。
さて、水没したiPhoneの運命は…??
24時間経ちました。では、復活しているか検証していきましょう。
本体は多少ペタペタしますが、湿らせたタオルで十分に拭える程度です。
早速電源を入れてみましょう……!
……
電源はついた!
あれ、でも画面の様子が……。
iPhone内部に水分が溜まっているようです。
ホーム画面の様子。アイコンなどを確認することはできますが、画面は暗く、この画面からでも水分が中に溜まっているのが確認できます。
どうやら、iPhoneを起動することはできても、水分の乾燥が十分ではなかったようです。けど、電源が入らないという事態は避けられたので、あきらめるのはまだ早いかもしれません。もう数日乾かして、再度トライすることにしました。
2日寝かせて再び電源をつけてみる。
さきほどの状態から48時間経過して再び電源をオンにしました。画面が暗い感じは否めませんが、2日前より画面は明るくなりました(なお、画面の明るさはMAXに設定)。
画面こそ暗いものの、文字の入力など、その他の操作は問題なく行うことができました。また、インターネットの接続にも問題はありません。
「元通り」にはならないが……確かに「復活」する!
今回の検証では、水没したiPhoneの機能は「復活」はするものの、「元通り」かというと、そこまでは及ばなかった模様。また今回のケースでは、「Reviveaphone」に浸したiPhoneを乾燥させる時間も24時間では不十分でした。画面を水没前の状態に少しでも近づけるためには、2日以上の乾燥が必要かもしれません。
そもそも、水没させてしまったスマホが乾燥させただけでは復活しない原因は、水分に含まれるミネラルにあります。このミネラルがスマホ内部を侵食することで、接触不良などを引き起こしてしまうのです。「Reviveaphone」最大の特長は、故障の原因となる腐食性のミネラルを除去するとされる成分が含まれていること。海水に浸してしまった場合やジュースをこぼしてしまった場合にも対応しているので、あらゆる「水没事故」の強い味方であることは間違いありません。
なお、「Reviveaphone」は90%の復活をうたっていますが、それはすぐに処置を施した場合の話。水没後1か月以内に「Reviveaphone」を使用しないと復活率が下がっていきます。また、誤って充電してしまった場合、復活率は50%弱まで下がるそうです。
なお、今回はiPhone 5を実験に用いましたが、アルミパウチ袋に収まったのはiPhone6の大きさまで。iPhone 6 PlusやXperia Z3を入れた場合、上部のチャックは閉じられませんでした。
この「Reviveaphone」。スマホを水没から100%救うまでには至りませんでしたが、まさかの事態に備える“お守り”としては十分でしょう。サーフィンなどマリンスポーツが趣味の人や、お風呂でついついメールチェックをしてしまう人も、これを持っておけば万が一の事態の際に安心です。また、災害用持ち出し袋に入れておけば、ライフラインの復活に一役買うかもしれません。 スマホが手放せないあなた、新感覚の“お守り”として、「Reviveaphone」の導入を検討してみては?