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2016/4/16 10:26

“空気を読む”カメラ! シグマ初のミラーレス一眼「SIGMA sd Quattro」を買うべき4つの理由

レンズメーカーとしても親しまれているシグマから、初のミラーレス一眼が発表されました(発売日/価格ともに未定)。画質も操作性も大いに期待できるこのモデルの買うべき理由を、シグマユーザーのカメラマン・福永仲秋さんの声とともに解説します。

 

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プロカメラマン 福永仲秋さん

雑誌、ウェブなどの媒体で活躍。Foveonセンサーによるシグマ機ならではのリアルな色がお気に入り。

 

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シグマ

SIGMA sd Quattro

発売日/価格未定

新世代Foveonセンサー「Quattro」を搭載し、APS-Cサイズながら3900万画素相当の高解像度を実現したミラーレス一眼。撮影した写真のファイルサイズや書き込み速度などの処理効率を最適化するなど、使い勝手にも配慮した一台です。

 

その場の「空気」を切り取って操作性も「気」が利いている

カメラレンズメーカーとして名高いシグマですが、トガったカメラメーカーとしての顔も持っています。同社カメラのキモは、センサー。世界で唯一、米国Foveon社(08年に子会社化)製センサーを採用し、最新モデルのSIGMA sd Quattroにも、APSCサイズの「Foveon X3」センサーが搭載されているんです。

 

一般的なデジカメのセンサーはベイヤー式で、これは3原色のRGBを4つの画素(Gが2つ)で記録し、実質の解像度は4分の1程度になります。一方、Foveonセンサーは3層構造で、1画素で3原色を検出するため、解像感が高く、色ズレのないシャープな画像に。プロカメラマンの福永仲秋さんが「その場の空気感まで切り取れる」と語るほどです。

 

シグマ初のミラーレス一眼である本機では、高画質を享受しつつ手軽に扱える点に注目。エンジンはFoveonセンサー専用で、画像を劣化させることなく、高速処理を実現しました。

 

操作系統も考え込まれています。撮影時の使用頻度が高い機能は物理ボタンやダイヤルに集約し、直感的な操作を実現。撮影可能枚数やシャッター速度、絞り値やISO感度などの情報は右側のサブモニターに表示され、ひと目で確認できます。

 

画質も操作性も、空気を読む。そんな表現がしっくりくるカメラですね。

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↑片手でもしっかりホールド。グリップ性も抜群です

 

SIGMA sd Quattroを買うべき4つの理由

理由1 Foveon ならではの圧倒的な解像感

「一般的なベイヤー式センサーと比べて、実質的な解像感は圧倒的。APS-Cサイズでも中判並みの描写力です」(福永さん)

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↑Foveon X3センサー

 

理由2 深い色味を描写でき空気感まで再現

「同じくセンサーのメリットで、深い色味を描写できます。空気感までしっかりと再現でき、偽色もありません」(福永さん)

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↑Foveon X3センサー(左)と一般的なカメラのセンサー(右)の基本構造

 

理由3 直感的に操作できる巧みなボタン配置

「撮影時に操作することの多い機能は物理ボタンに集約。モニターを凝視しなくても直感的な操作が可能です」(福永さん)

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↑メインとサブのダブルモニターを採用

 

理由4 多彩なレンズを揃えあらゆるシーンに対応

「レンズは標準、アート、スポーツの3ラインを用意。様々なシーンの撮影に対応するのが強みです」(福永さん)

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↑「アート」ラインのレンズ

 

【SPEC】

撮像素子:Foveon X3ダイレクトイメージセンサー(CMOS)

液晶モニター:3.0型(約162万ドット)

EVF解像度:約236万ドット

サイズ/質量:約W147×H95.1×D90.8㎜ / 約625g(バッテリー、カード除く)

 

【URL】

シグマ https://www.sigma-photo.co.jp/index.html

SIGMA sd Quattro http://www.sigma-global.com/jp/cameras/sd-series/