普段から遅刻ばっかりしてしまいます。自覚してるんです「あー今日も遅刻だよ」「遅刻しちゃいけないのはわかってるんだけどね~」と。それでも遅刻する…もはや病気です。本当にごめんなさい。
そんな時、最後のカッコつけをしたくて、《さまになるイイワケ》を探してしまうのですが、「ごめんー!遅れて!」と、謝るくらいしかできません。というか、そもそも遅刻しなきゃいいじゃん! って、ごもっとも! 遅刻してるくせにカッコつけたいって自分で書いて最低なやつだと自覚しました。そんなクズの私が『こんなとき、英語で言えますか? (1) 日常生活・仕事編』(松浦庸夫/著、インプレス/刊)を読んでいると「あれ? 遅刻のイイワケを英語で言うとカッコいいかも?」なんて思ってきたのでいくつかご紹介します。
I’m very sorry. I overslept.
「ごめんなさい。寝坊しちゃいました」
英語だと「イケてる」と思うのはなぜだろう…?
寝坊したことを英語で言われると「仕方ないな〜」と返事したくなるというか、「OK」と言いたくなるような感じになりませんか?
日本語で「ごめん、寝坊しちゃって」と言われると、「もーまた!?」「何回目?」「マジありえない」「信じられない!!」などなど、いくらこちらが謝っても許してもらえないオーラが漂うのですが、不思議に「OK」と許せる気持ちになりますよね。…って私だけかしら?
Yeah, I fell back to sleep again.
「うん、二度寝しちゃってね」
まず、「Yeah」ってのがイケてます。
なんとなくわかってきました。英語だと言い切るからですね。強気な態度が逆に「こっちは悪くない!」と言われているような気分になり、正統性を感じ、かっこよく聞こえるのでしょう。私なら、againの後に「♪」をつけてしまいたくなるくらい、テンション高めで言いたいです。
I have a hangover.
「二日酔いで」
映画のタイトルにもなっている「ハングオーバー」は、ご存知の方も多いように”二日酔い”という意味です。日本語で「二日酔いでさ…」と出社したら、「は?」「午前中のミーティングどうすんのよ!」「まじ、酒臭いんですけど…」と愚痴をこぼされることもチラホラ。でも英語で言えば、「Are you all right?」 なんて心配してもらえそうな感じがします。自業自得な二日酔いなのに心配してもらえるなんて、うらやましい。
The train was late because of an accident.
「事故で電車が遅れたんだ」
日本語なら「電車遅延」や「人身事故」の四文字で済んでしまう電車の遅れですが、英語でいうと結構長いんです。「あーそれは大変だったね」という気持ちになってしまいます。「え?」と聞き返すのさえ申し訳ないので、これまた「OK」で済んでしまう。やっぱり英語ってカッコいい!
私の独断と偏見でお伝えしてしまいましたが、なんだかんだで、英語を覚えていませんか?
そうなんです! 英語って、身近なこと、日常のことの方が自然と頭の中に入ってくるのです。みなさんも、ちょっと苦手だな〜と思うことや、自分にとっての弱点と思えるようなことから英語で勉強してみるというのはどうでしょうか? 『こんなとき、英語で言えますか? (1) 日常生活・仕事編』にはこれ以外にも「ご冗談でしょ?」や「ここで吐くなよ!」、「リモコンが動きません」など言えるはずなのになかなか出て来ない英語が例文とともにたっぷりとご紹介されています。
私も早速明日から「I have a hangover…」を使うため、今から美味しいお酒に手を伸ばしたいと思います☆
こういう態度がいけないんです…本当ごめんなさい。
(つるたちかこ)
【文献紹介】
こんなとき、英語で言えますか? (1) 日常生活・仕事編
著者:松浦庸夫
出版社:インプレス
アクシデントに見舞われたときのとっさのひと言から、トラブルを回避したり修復したりするためのフレーズなどを集めました。それらを3巻に分け、さらに巻ごとに関連表現を細かく分類しました。第1巻は「日常生活・仕事編」です。本書の構成はいたってシンプル。[表現]+[会話例]+[解説]の3つから成ります。表現を覚えるだけではなく、具体的な場面を想定した会話例も掲載。実践的ですぐに役立つでしょう! さらに解説では、別の単語や言い回しも紹介していますので、ひとつの表現をいくつかの言い方でマスターできる仕組みになっています。