日本競馬史上に残る名馬として知られているディープインパクト。
種牡馬となった後もその偉大さは変わらず、毎年G1馬を世に送り出している、そして、海外でもついにその“血”が本領を発揮し始めた。
5月5日、イギリスのニューマーケット競馬場で行われたG1の英2000ギニーにおいて、ディープ産駒のサクソンウォリアーが優勝したのである。
? QIPCO 2000 Guineas
❓ Investec DerbyThe story of Saxon Warrior continues… pic.twitter.com/z0DLz8MfQr
— The Jockey Club (@TheJockeyClub) May 5, 2018
サクソンウォリアーは牡の3歳馬。世界的な競走馬生産牧場であるクールモアスタッド(アイルランド)がメイビーという名牝を日本へ送り誕生させた馬だ。
昨年、名門エイダン・オブライエン厩舎からデビューすると、3戦目でG1レーシングポストトロフィーを制覇。そして今回、年明け初戦となった2000ギニーを制し、無傷の4連勝を達成した。
Ohhh how the Warrior battled…
Saxon Warrior, son of Japanese stallion Deep Impact, is crowned the 2018 QIPCO 2000 Guineas champion ?? pic.twitter.com/Mv7WZretah
— Newmarket Racecourse (@NewmarketRace) May 5, 2018
2000ギニーは200年以上の伝統を誇り、日本の皐月賞のモデルとなったレース。この後、ダービー、セントレジャーと続く英国のクラシック3冠路線の初戦だ。それを無敗で制した馬が現地でどのような評価を受けているかは想像に難くないだろう。
ちなみに、日本産馬の英クラシック制覇は初めてのこと。これだけでも快挙といえる。
Will you also win the @Investec Derby @EpsomRacecourse Saxon Warrior? ? pic.twitter.com/SytYFFnZlN
— Racing UK (@Racing_UK) May 7, 2018
ダービーでも間違いなく人気を集めるはずのサクソンウォリアー。海の向こうのディープ産駒が今年の競馬界を盛り上げてくれそうだ。