オリオン電機とSOZOデザインは、2018年5⽉1⽇正式に業務提携を⾏い、最新の⾼⾳質技術を生かしたAV機器などを展開すると発表しました。
オリオン電機では、ハイレゾ⾳源の普及やアナログレコードの⾳質が再評価を受けるなど音質に対する関心が高まるなか、テレビ製品においては製品コストや薄型化の制約により高音質を追求する製品が少ないことに着目。新進気鋭のSOZOデザインと技術協力を行い、音質改善プロジェクトを立ち上げました。
2017年10⽉には、その成果の第1弾として液晶テレビ「極⾳(きわね)」シリーズ「RN-32SH10」(32型)および「RN-24SH10」(24型)を商品化。同モデルは、自然で豊かな音を実現するために、クラス最大級の長方形大型マグネットを搭載した40×100mmのフルレンジスピーカーを配置。32型のみ、高分子材料を使用した軽量振動板とボイスコイル一体構造の35mm径バランスド・ドームツィーターを搭載し、本格的な2Way構成としています。
オーディオアンプ回路には、高級ハイファイオーディオ製品にも使用される高音質用フイルムコンデンサーを採用するとともに、電源回路・アース回路などを見直し、ニュース番組やドラマのセリフ、音楽番組の楽器の音など明瞭感を向上。また、映像シーンに合わせてオーディオエンジニアがチューニングした4つの⾳場モード(おすすめ、ミュージック、はっきり音声、お好み設定)を選択可能となっています。
両社によれば、購入したユーザーより「映画をいままで以上に楽しめた」、「オーディオスピーカー代わりにCDを聴いて楽しんでいる」との声が届いているとのこと。
オリオン電機とSOZOデザイン両社は、このプロジェクトを⼀層推進すべく正式に業務提携を⾏い、お互いの経験と特徴を生かした商品⼒強化と市場拡⼤を⽬指すとしています。