えびのみそは濃厚な旨みがあって、行儀が悪いと知りながらも、えびの頭(※)には吸い付きたくなりますよね。ただ、えびみそを味わうのは外食メインで、自宅で味わうには少し敷居が高いのもまた事実です。しかし、自宅でえびの味を手軽に堪能できる逸品を見つけました。
※正確には頭胸部
凝縮されたみその旨みが口の中にジュワーッと広がる!
それが、神戸 伍魚福(ごぎょふく)「甘えび姿干し」。福井県三国港で獲れた大きな甘えびを丸ごと乾燥させた品で、一袋に6尾が入っています。透明なパッケージからも明らかですが、えびのサイズは大きく、満足感に欠けるということもありません。
さて、この「甘えび姿干し」の長所は大きく分けて2つあります。まずひとつめは、なんといっても頭胸部に詰まったみそがおいしいこと。干したことで旨みがばっちり凝縮されており、その濃厚な味が口のなかにジュワーッと広がっていくときには、目を細めたくなるようなたまらない満足感があります。また、乾燥してカラも割れやすくなっており、トゲが口の中に刺さることもないので、安心して食べることができます。
肉厚な身の柔らかさに驚くこと間違いなし
2つめの長所は、身の部分に十分に肉感があること。ここまで肉厚な干しえびは、なかなかないと思います。初めて食べる方は、その身のやわらかさにびっくりすることは間違いありません。そのまま食べても十分にウマい本品ですが、30秒~1分ほど焦げない程度にあぶって食べるのがおすすめ。加熱することでジューシー感がアップするうえ、旨みも増して、さらに美味しくなります。
お酒は脇役にとどめるのがいい…そう思えるほど美味だった
さて、本品をお酒とともに楽しむなら、オススメの筆頭に挙げたいのはやっぱり日本酒。本品を噛むたび、えびの甘みが日本酒に溶けだして、極上の幸福感が味わえます。これには「ほほが落ちる」という表現を使っても大げさではないでしょう。
日本酒以外のお酒を選ぶなら、オススメはあっさりしていてえびの味を邪魔しないものがオススメ。たとえば焼酎の水割りやハイボール、あるいはレモンやグレープフルーツなどサワーなどがいいでしょう。本品を食べるときは、えびを堪能するために、お酒はわき役にとどめるのがいい……そう言いたくなるくらい美味なおつまみです。ぜひ、姿干しならではの味を堪能してみてください。
【満足度ポイント】
日本酒 ★★★★★
焼酎(芋・水割り) ★★★★
ハイボール ★★★★
神戸 伍魚福
甘えび姿干し
実売価格432円