シャープといえば家電やテレビ、スマートフォンのメーカーですが、新たにペット事業に乗り出しました。第1弾としてネコの健康管理をIoT技術でサポートする「システムトイレ型 ペットケアモニター」を発表しました。ネコの尿や回数などを分析することで、ネコがかかりやすい病気の早期発見に役立つのだそうです。
ネコの祖先を辿っていくと、もともと砂漠の生き物だそう。腎臓が小さいため、泌尿器系の病気にかかりやすいといいます。ネコの平均寿命が延びているなかで、腎不全はガンに次いで2番目に大きな死因となっています。獣医師の間では、「腎不全を早期発見できれば、ネコの寿命はあと5年伸ばせる」と言われているのだとか。一方で、ネコは獣医師の診察を受けるのを嫌がることが多く、飼い主による普段の観察が重要とされています。
本製品は、そんな普段の観察をサポートし、病気をいち早く発見するためのツールなのです。トイレとして使うことで、ネコの尿の量や回数、体重などを記録できます。取得したデータを元に、アプリでネコの健康状態を表示。病気につながる兆候があれば、いち早く知らせます。