日本全国津々浦々、各都道府県のオススメ食材を紹介する【ご当地グルメ&おつまみショー】。今回は三重県のご当地食材を紹介します。海と山に恵まれ、伊勢志摩の伊勢海老など海産物が有名な三重県。その自然のなかで、昔からの伝統的な製造法を守り続ける地元の素朴なグルメをお届けします!
[1品目]
240年前より伝わる長時間熟成で生まれるコクのあるおしょうゆ!
伊賀越
伊賀越天然醸造しょうゆ
「伊賀越天然醸造しょうゆ」は、伊賀地方の伊賀市上野で明治6年から240年以上続く老舗醤油メーカーで、昔ながらの製法で作られた濃い口しょうゆです。
伊賀市は盆地なので四季は寒暖の差が激しく、それをうまく利用して約300日かけて発酵、熟成させる「天然醸造」製法でゆっくり作られているのがこのしょうゆ。天然醸造は、加温できる室内において短期間で醸造させる速醸に比べ、風味が増すのが大きな特徴です。
こだわりの国産大豆と国産小麦、塩を原材料とし、仕込み水は青山高原からの水を使ったこの伊賀越天然醸造しょうゆ。玉子焼きなどにかける普段使いのしょうゆとしても、煮物の味付け用としてもきっと重宝します。参考価格213円。
[2品目]
昔ながらの加工法で作られた風味の良い海藻、あおさのり!
橋本屋徳兵衛
あおさのり
株式会社橋本屋徳兵衛は、明治43年の創業から5代にわたって昔ながらの伊勢湾で採れる「あおさのり」をブレンドした加工のりを製造してきました。ヒトエグサともいわれるあおさのりは、山や海など自然豊かな三重県の、海藻に適した海で採れます。海のミネラルが多く含まれる栄養豊かな健康食でもあり、三重で人気の甘辛い「海苔の佃煮」は、まさにあおさのりを原料としています。
日持ちさせるため、そして風味を保つために乾燥加工されており、「味噌汁やお吸い物に風味をプラスしたい」というとき、このあおさのりが大活躍します。入れる際はいったん水で戻すのがおいしくいただくコツです。参考価格428円。
[3品目]
地元で人気! 昔ながらのサクサクあられ
北野米菓
大黒屋光太夫あられ
大黒屋光太夫あられの製造は、鈴鹿市南若松町の有限会社北野米菓。伊勢平野の稲のもち米で作られた、昔ながらのあられです。
地元伊勢の国出身の歴史的人物、大黒屋光太夫にちなんで、あられの名前がつけられました。伊勢平野の良好な天候、豊かな水に恵まれて育った稲から良質のもち米を厳選して作られた「大黒屋光太夫」、昔ながらのふっくらサクサクを実現する独自の焼き方が決め手です。「全国菓子博覧会金賞」を2回も受賞したこのサクサクあられ、お値段は338円(参考価格)です。