無印良品の文房具は「シンプル」という言葉でまとめられがちですが、実は筆記具には2つのタイプがあります。ミニマムなデザインが際立つモノトーンの商品と、ボディにインクの色が透けて見えるカラフルな商品。ここでは、そのなかでも注目のアイテムをガイドします。
【モノトーンその1】無塗装のアルミの美しさを生かしたスマートデザイン
アルミ
六角ボールペン
490円
ペン先がニードルタイプの油性ボールペン。握りやすい細身の六角軸で、アルミのひんやりした手触りがクセになります。マット加工による素朴な質感と、シンプルを極めた佇まいが美しいです。
【ここがポイント】
シャープペンシルもラインナップ!
同シリーズにはシャープペン(アルミ六角シャープペン/490円)も用意。1989年に誕生した歴史ある商品です。0.5㎜芯に対応します。
【モノトーンその2】芯の出る仕組みを眺めて楽しめるスケルトンボディ
低重心・振って出るシャープペン
473円
ペン軸を上下に振ると芯が出るシャープペン。内部構造の見える透明ボディだから、振ったときに軸内で起こる「重りの移動」を目でも楽しめます。重りが低重心を保ち、安定した書き心地です。
【モノトーンその3】ローレット加工が施されたプロ仕様の武骨なシャープ
低重心シャープペン
450円
低重心設計で長時間の筆記でも手が疲れにくい。指の滑りを防ぐローレット加工が施され、製図用ペンのような外見です。キャップは6種類の芯の硬度(HB,B,3H,2H,H,F)を設定できます。
【モノトーンその4】80円とは思えないハイクオリティな優秀ペン
ポリプロピレン六角軸油性ボールペン
80円
約6gとポケットに入れていることを忘れてしまうほどに軽く、価格も手ごろでハイコスパな一本。ボディは握りやすく書きやすい六角形で、天冠と一体化したクリップの形がユニークです。
【モノトーンその5】使いやすい字幅と軽さだから万年筆入門にオススメ
アルミ丸軸万年筆
1090円
軸径約1㎝、重さ約20gの細身で軽い万年筆。ペン先の太さはF(細字)で、細かい字を書きやすく万年筆初心者でも扱いやすい。黒のインクカートリッジが1本付属し、買ってすぐ使えます。
【カラフルその1】
インクが消えるから書き間違いも怖くない
こすって消せるボールペン
150円
キャップ先端のラバーで擦ると書いた文字が消え、何度も書き消しができます。0.4㎜はラバー部分がインクと同じ色ですが、0.5㎜は全色ともに白。書くときにキャップをボディ後端に付けると消しやすいです。
【カラバリcheck!】
【カラフルその2】紙の上をペンが滑るストレスフリーの書き心地
さらさら描けるゲルボールペンノック式
100円
さらさらと滑らかな書き味がクセになるゲルインクのボールペン。全16色と色が豊富なうえ、インクの出が良く、軽い力でも筆記できます。軸には再生材を使用し、環境にも配慮されています。
【カラバリcheck!】
【カラフルその3】インクのかすれを抑える特別な機構を搭載
ゲルインキボールペン
80円
ペン先にインクの逆流防止機構を採用し、インクかすれを軽減。スルスルとした書き味で、鮮やかな発色です。1998年に誕生し、その後2度の改良を加え現在3代目。今年30周年を迎えます。
【カラバリcheck!】
【カラフルその4】ペン先の窓がラインの引きすぎを防止
窓付き蛍光ペン
100円
字幅約5㎜の太字と、約1㎜の細字を備えたツインマーカー。つぶれにくい細字は小さい文字の筆記にオススメです。ほかではあまり見ない乳白色のシンプルなボディが人気。
【カラバリcheck!】
【カラフルその5】目と手の両方でペン先の太さがわかる
水性六角ツインペン
80円
太字と細字を持つ水性カラーペン。太字から細字に向けてボディの幅が細くなった珍しい形で、見た目に加えて触れることでもペン先の太さを把握できます。2008年度グッドデザイン賞を受賞。
【カラバリcheck!】
文/やまぐちまきこ、 撮影/高原マサキ(TK.c)、我妻慶一