ハンバーガーストリート・松原好秀の「週末はハンバーガー」~「PANTRY COYOTE」 [千葉・千葉中央]
この店も日本のハンバーガーの歴史に大きな影響を与えた店のひとつだ。千葉市にある「PANTRY COYOTE (パントリーコヨーテ)」はこの夏で9周年。店主福永さんは、あの「ヴィレッジヴァンガードダイナー」を起ち上げた人である。
日本のハンバーガーの歴史を作った男の店
世のハンバーガーブームに先駆けて登場したヴィレヴァンダイナー。その企画が社内で通るまでに「5年かかった」と福永さんは振り返る。念願叶って2003年、阿佐ヶ谷に1号店がオープンしたのを皮切りに計6店の起ち上げに携わった後、ヴィレヴァンを離れ、09年にパントリーコヨーテをオープンさせた。
ヴィレヴァンにも通じるウッディな店内には「パントリー(貯蔵庫)」を思わせる梯子段の中2階。福永さんがその”ワールド”に絶大な影響を受けたという日本を代表するジャグバンド「バンバンバザール」のライヴが、同店の毎年秋の恒例行事になっている。
福永さんはメキシカンの使い手でもある。”本来”の製法に則り、ササルサやチリを”本来”の製法に則り、香辛料を使わず、塩と唐辛子、野菜の旨味のみで作る。そうしてできたチリコンカン、サルサメヒカーナ、ワカモレの3種類の自家製ディップが乗った「ナチョス」は同店を代表する人気メニューだ。
ハンバーガーにもメキシコ色が濃厚。サルサやチリのバーガーには”古代小麦”を使った専用バンズ、「スペルト小麦バンズ」が今年から登場した。パティはカナダ産の牛肩肉に和牛脂を混ぜた113グラム。注文を受けてから計量・成形する。野菜の一部は奥さんの地元、千葉の長生産。生野菜はじめ各種具材は鉄板の上で組み上げ。ここでしか食べられない、福永さん独自の“ワールド”が炸裂する。常時14~15種類を揃えるクラフトビールも人気。夫婦二人で営む、千葉県が誇る伝説の食糧倉庫!
― shop data ―
所在地: 千葉県千葉市中央区中央3-11-11 ニュー豊田ビル1F
アクセス: 京成電鉄 千葉中央駅歩8分
オープン: 2009年8月1日
営業時間: 11:30~22:30
定休日: 水曜日・第3火曜日(要確認)