文房具
2016/4/26 14:28

使わなければ人生が削られる!? 「クツワ HiLiNE 携帯はさみ」でトクする時間を計算してみた

ハサミ、持ち歩いてますか?
持ち歩いてないとしたら、大変だ。あなたは年間でざっくり計算して約22時間ほどを無駄にしているという計算になる。これだけの時間がどう失われているのか? 逆にハサミを持っていたらどれだけ助かっただろうか? という話をさせていただきたい。

 

長さ44mmで携帯ストラップにつけても負担を感じさせない!

今回、我々の貴重な時間を守ってくれるのが、クツワの「HiLiNE 携帯はさみ」(486円)だ。携帯時の長さは44㎜、重量は7gと、携帯電話のストラップやキーホルダーにつけてもまったく負担を感じないコンパクトさだ。

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↑このサイズのハサミならどこへでも持ち歩ける

 

で、使う時は、中央のスライダーを押し出すと、刃渡り19㎜の小さな刃が現れる。

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↑バネ内蔵で、刃を押し出すと自動でパッと開く

 

普段は刃が閉じた状態でハンドルに収納されているので、ポケットの中に放り込んでも刃が暴れるような危険性は少ない。
ただし、収納時にハンドルと刃の隙間にゴミが詰まることもあるので、たまに綿棒などで拭いてやろう。

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↑ここに埃や切りカスがたまる。たまにメンテしてやろう

 

これまでにも携帯型のはさみは各メーカーからいくつも発売されているが、「HiLiNE 携帯はさみ」をオススメするにはいくつか理由がある。

↑これまでに発売された携帯ハサミの数々。これでもまだ一部だ

 

汎用性の高いストラップ携帯タイプでも特に良い切れ味

上記の写真をご覧いただいて気付いたかもしれないが、携帯型ハサミというジャンルは、さらに2つのジャンルに分けられる。
ペン型の筆箱携帯タイプと、小型のストラップ携帯タイプだ。
ペン型はまさにそのままペンサイズのスリムなハサミで、筆箱に入れて持ち歩くもの。刃渡りが普通のハサミに比較的近く、切る作業がやりやすい。
小型のものは、携帯電話のストラップや鍵などに取り付けて持ち歩くもの。刃渡りが極端に小さいため、あまりザクザクと切る作業はできないが、常に身につけていられるため汎用性が高い。
どちらも一長一短あるのだが、今回のテーマは「ハサミを常時携帯するとどれだけ時間をロスせず済むか」という話なので、小型ストラップ携帯タイプをオススメしたい。
また、このストラップ携帯タイプであればどの航空会社の規制にもかからない(基本的に刃渡り60㎜以下で刃先が尖ってないハサミは持ち込みOK)ので、身に付けたまま飛行機に持ち込むことができるのもありがたい。
で、飛行機に持ち込めるサイズのハサミの中で、切れ味が良いと感じたのが、この「HiLiNE 携帯はさみ」なのだ。

 

こんな小さい刃で何が切れるのか、と思われるかもしれないが、まったく問題なし。実はこのハサミ、刃物で知られる岐阜県関市で作られた国産の刃物。このサイズでも切れ味は非常に良い。紙はもちろん、ビニール紐や梱包用の硬いPPバンドでもザクッと切ることができる。

 

面倒なソックスのタグや封書の開封などで大活躍!

ではいよいよ、これを使わないとどう時間を損するのか、ざっくりと計算していこう。
まず、袋菓子の開封。きれいに手で開けられれば問題無いが、不器用な人は最初からハサミを使った方が時間の省略になる。しかしハサミを常備していないと、わざわざどこかからハサミを探して……ということになる。こういうことが10日に1回あったとして、毎回1分のロスとしよう。(年間36分)

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↑ハサミを探してウロウロする、あの手間がゼロ!

 

続いて、新しい靴下をおろす時。靴下をつないでいるあのタグもハサミで切ると数秒なのに、手でねじり切ったり歯で噛み切ったりするのはなかなか大変だ。月に1回、2分ロス。(年間24分)

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↑これがまた手ではなかなか切れない。ハサミは必須だ

 

筆者は非常に汗かきなので、夏場はタオル類が手放せない。しかし、汗をかきすぎて、外で替えのタオルが必要になることもままあるのだ。で、コンビニでタオルを買うと、またあの面倒なタグがついてたりするので、ハサミがないとこれも面倒。7〜9月のあいだに10回ぐらいはこれをやるので、2分ロス×10。(年間20分)

 

飲み会でありがたいのが、クーポン誌の割引。一回の割引は大したことなくても、飲み会続きだと馬鹿にできない。でも、ハサミも持ち歩かずにあのクーポン誌から必要な部分を切り取るって、みんなどうやっているんだろう。手でちまちまと引き裂いてるんだろうか。月2回、3分ぐらいはロスするだろう。(年間72分)

 

外出時に限って気付くのが、服のほつれ。指で千切ろうとすると無闇にほつれの被害範囲が拡大するだけなので、ここはハサミでスパッと切って仕上げたい。月に2回、2分のロス。(年間48分)

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↑服にダメージがいったら、時間ロスどころの騒ぎじゃない

 

いわゆる“はさみで切ったらラクなのに”物件の中でも最大の手間が、手紙類の開封だ。毎日あちこちから届くDMや、役所からの通知といった封書の数々。ペーパーナイフで開封するのがスマートだが、なければ身につけているハサミでサクサク切り開くのがベター。これに毎日2分は取られるとして、年間では考えたくない時間のロスだ。(年間730分)

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↑子供じゃないんだから、手でびりびり千切るのは止めよう。ハサミでスマートに

 

ついでに宅配段ボールの開封もこのハサミでやってしまおう。刃渡りが短いので、段ボール箱の合わせ目に差し込んでガムテープを切っても、中の荷物にダメージがいきにくい。これを手でやるのかと思うとゾッとする。3日に1回、3分のロス。(年間360分)

↑ただし、粘着物を切ると刃にべたべたが残ってしまう。できればグルーレス刃の登場が望まれる
↑ただし、粘着物を切ると刃にべたべたが残ってしまう。できればグルーレス刃の登場が望まれる

 

使わなければ年間21時間半の人生を損をする!

……と、ザッと日常的な用途だけで見ても、合計で年間1290分だから、約21時間半のロスということになる。ハサミさえあれば数秒で済んでしかもスマートなのに。逆に「なんでハサミを常時携帯しないのか、意味分からなく無いですか?」と聞きたいぐらいである。
この記事を読み終わったら、ダッシュで文房具店に行って「携帯はさみ」を購入するべきだと思うのだが、いかがだろうか。

 

あと、裏ワザを一つ。「携帯はさみ」は刃先が丸まっているので、いざという時には鼻毛切りにも使えるのだ。筆者はこれで数回、ピンチを脱している。ただし鼻に突っ込んだ後は、ちゃんと洗って拭いておくこと。そのままお菓子の袋を切るなど、衛生的に絶対NGだ。

 

【URL】

クツワ http://www.kutsuwa.co.jp/

HiLiNE 携帯はさみ http://www.kutsuwa.co.jp/products/productlist/16/120