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iPhoneテクニック
2018/8/27 17:30

【いまさら聞けないiPhone】iOS 11の写真保存形式「HEIC」って何? WindowsでJPEGに変換するには?

iOS11では写真をHEIF(ヒーフ/High Efficiency Image File Format)という新しい形式で保存するようになりました。拡張子は「.heic」で、JPEGと比較してファイルサイズが小さい割に、画質の劣化が少ないという特徴があります。

 

WindowsでHEICファイルを開こうとすると……

HEIC形式には大きなメリットがありますが、新しい形式なので、まだあまり一般には普及していません。Windowsでも、そのままでは扱えないのです。

↑HEIC形式のファイルは、そのままではWindowsで扱えません。試しにダブルクリックしてみましょう

 

↑「フォト」が起動しますが、コーデックの追加が必要だというメッセージが表示されてしまいます

 

↑追加のコーデックは有料ですから、小額とはいえ悩ましいところです

 

iMazing HEIC ConverterでJPEGに変換

HEIC形式の写真をJPEGやPNG形式に変換するなら、無料アプリの「iMazing HEIC Converter」が便利です。オフラインで使用できるため、高速で安全に作業できる点が魅力です。

↑iMazing HEIC ConverterのWebページ(https://imazing.com/heic)にアクセスしてインストーラをダウンロードします

 

↑iMazing HEIC Converterをインストールして起動したら、ウィンドウにHEICファイルをドラッグ&ドロップするか、「File」メニューから開きます

 

↑ウィンドウの左下でファイル形式や画質などを設定し、右下の「Convert」をクリックします

 

↑保存場所を選ぶと変換が実行されるので、完了したら「Show Files」をクリックします

 

↑変換されたファイルはWindowsで認識できるので、プレビューアイコンも表示されます

 

iPhoneで転送時のフォーマットを設定

iPhoneではパソコンなどに写真を転送する際に、自動的に互換性の高い形式に変換するか、そのままHEIC形式で転送するかを、あらかじめ選択しておくことができます。

↑「設定」アプリを開き、「写真」をタップします

 

↑「写真」設定の最後で、転送時に変換するかどうかを事前に設定しておけます

 

現時点ではHEIC形式は不便なことが多いですが、写真を長期的に保存することを考えると、高画質で省スペースな点は魅力的。ほかのOSでも早めに標準サポートしてほしいですね。

※iMazing HEIC Converterで変換した写真をSNSなどにアップする場合は、「Keep EXIF data」のチェックを外しておきましょう

 

▼動作確認バージョン
iOS ver. 11.4.1