本日発売のGetNavi7月号のクルマ特集は、
「快適ミニバン戦隊 シートアレンジャー」
と題し、最新ミニバン(トヨタ アルファード/ホンダ ジェイド/トヨタ エスクァイア/ホンダ ステップワゴン)のシートアレンジ力に加え、フル乗車時/2列目乗車時の乗り心地と走行性能を検証しています。
タイトルとビジュアルだけ見ると、おふさげ企画のようですが、内容は本当に真面目。監修はモータージャーナリストの岡本幸一郎さんに行ってもらったうえ、フル乗車時/2列目乗車時の検証は自動車専門誌でもなかなかやりません(単純に時間と人員がとにかくかかるので)。本エントリーでは、同特集のメインコンテンツのひとつである謎のヒーローたちによる「シートアレンジ」の動画と、動画で伝えきれなかったさらなるシートアレンジを抜粋してお届けします。
新時代のリムジンともいうべき豪華絢爛 「アルファード」
アルファードは、「大空間高級サルーン」をキーワードに開発されたフラッグシップミニバン。リアサスをダブルウィッシュボーンにしたことで、上質な乗り心地と優れた操縦性を獲得しています。今回の特集で登場するのは、同車の最上級グレード「エグゼクティブラウンジ」です。なお、助手席が最大1160㎜スライドしてシートアレンジできるグレードも用意するなど、他のミニバンが追い付けないほどの豪華さがウリ!
シートアレンジ① 最高に贅沢な空間! 「エグゼクティブラウンジ」
アルファード2列目シートは、飛行機のビジネスクラス並みの作り込み。本革で座り心地の良いシートを装備するうえ、手元でシートポジションやエアコン空調、オットマンの調整などを一元コントロールできます。写真ではヒーローが座っていますが、ヒーローというよりは司令官(重役)向けの豪華さです。
シートアレンジ② 休息もバッチリ! 「フルフラットモード」
1列目シートと2列目シート(青)、もしくは2列目シートと3列目シート(赤)はシートをフラットにして寝っころがることができ、車中泊も余裕! ヒーローたちの休息にもってこいの寝心地だ(写真はくつろぎな気もするけど)。
シートアレンジ③ 長いモノを横積みできる「変形フラットモード」
1〜2列目シートや2〜3列目シートの使い方は自由自在。シートアレンジ②のようにフラットモードにもできるし、左右で違ったアレンジできます。この写真は左列は2列目/3列目シートを立てて、右列のシートを倒した状態。ゴルフバッグなどの長尺物を寝かせて積める。広い空間に赤ヒーローもうっとりしています。
シートアレンジ④ 大人1人がすっぽり入る広さ! 「分割式デッキボード」
3列目シートは5:5分割の跳ね上げ式で、分割式デッキボード下には床下収納が充実。その深さはかなりのもので、足湯にもピッタリ! ではなく、鉢植えのような長尺物を立てて積載できます。
小型ステーションワゴンサイズながら充実の3列シート達成 「ジェイド」
ジェイドは都市部で使いやすい3ナンバーの3列シートミニバンです。同社のコンパクトカーのフィットと同様のハイブリッド機構を積み、燃費は25.0㎞/ℓを実現しています。歩行者まで検知対象とする先進の安全運転支援システムも搭載!
シートアレンジ① 2列目シート足元が広大になる「V型スライドシート」
ジェイドの2列目はキャプテンシートで、V字型に170㎜のロングスライドが可能。後ろに下げると、広大なニースペースが出現します。写真のヒーローのくつろぎぶりから快適性が伝わるはずです!(だからくつろぎすぎ!)
シートアレンジ② 2列目を畳んで使う「ワゴンモード」
3列目シートを前倒しにして荷室下に収納すると、広大なラゲッジ空間が出現。ステーションワゴンのような使い方ができます。ジェイドの最も一般的な使用方法で、ヒーロー4人で現場に出動するならコレでよし! ちなみに、3列目は完全に床下に収納できるうえ、超フラット。スペースを限界までうまく使ったパッケージングはホンダならではです。
シートアレンジ③ 長時間はやや厳しいか!? 「フル乗車モード」
3列目シートはクルマ業界でいう「緊急用」。シートのつくりが簡素で、脚の姿勢が辛いので、長時間乗車は疲れてしまいそう。乗降はヒーロー(成人男性)でも少しつっかえる程度。
シートアレンジ④ 大人も寝っころがれる「変形4人乗車モード」
ジェイドの2~3列の片側はフラットにアレンジ可能。真っ平らで使いやすい点はさすがやはりホンダです。黄ヒーローのように成人男性が寝られるから、戦いでケガをしても大丈夫だね!(一応言っておくけど、この状態では走行したらダメだぞ!)
ミドルサイズミニバンに出現したプレミアムカー「エスクァイア」
エスクァイアはヴォクシー/ノアの上級版となる、高級感あふれる5ナンバーサイズの背高ミニバン。エクステリアは縦基調の大きなフロントグリルや各部のメッキ加飾により、精悍な印象を与えてくれます。インテリアは合成皮革を多用したつくり。
シートアレンジ① 準備体操もできそう! 「スーパーリラックスモード」
3列目シートを跳ね上げ、2列目のキャプテンシートを後方に下げると広大なニースペース(数値非公表)が生まれます。足を十分伸ばせるから、敵との対決に備えて準備運動も万全!
シートアレンジ② 素早くラクに乗降可能「フリーアクセスモード」
2列目シートを横スライドさせて中央側に寄せると、両側のスライドドアから同時に3列目シートにアクセスできます。敵がいきなり襲ってきてもすぐに降りられるね!
シートアレンジ③ 寝過ごすほど快適! 「フラットソファモード」
アルファード同様、1~2列(ピンク)目もしくは2~3列目(緑)はフラットにしてソファベッド的に使えます。その寝心地は爆睡しそうなほど快適。働け! ヒーローたち!
シートアレンジ④ 自転車も余裕で積める「ビッグラゲージモード」
2列目シートを前へスライドさせ、3列目シートを跳ね上げると荷室が最も広くなります。極めてシンプルな操作でアレンジ可能。もはやミニバンというよりバンですね。
かがでしたしょうか? 本誌GetNavi7月号では、シートアレンジ以外にも走行性能と乗り心地のインプレッションも行っています。そちらもぜひご覧ください!