デジタルモノと一言で言っても幅広く、何を選べばいいのかわからないことも少なくありません。ここでは、VRやドローンなど様々なデジタルアイテムに精通した識者が、2018年に自ら手に入れ愛用しているアイテムを公開。熱のこもった推薦コメントで、ガッツリ紹介してくれました。
【その1】注目は「ボケ具合」だけじゃない!カメラはまさに“見たままを撮れる”
【スマホ】
Apple
iPhone XS Max
13万4784円〜
6.5型有機ELディスプレイを採用した大画面モデル。撮影後にボケ具合をコントロールできるデュアルカメラを搭載する。AI性能を向上したA12 Bionicプロセッサーを装備するほか、ステレオスピーカーを備え、広がりのある音を楽しめます。
【推薦人】
ジャーナリスト
西田宗千佳さん
モバイル機器、PC、家電などに精通。取材記事を雑誌や新聞などに寄稿するほか、テレビ番組なども監修しています。
「今年のiPhone3機種はどれもカメラ機能が優秀。単に高画質というだけなら他の機種でもいいですが、XS系は『シャッターを切るだけで、見ている風景に近いものが撮影できる』という信頼感があります。細かな設定をしなくても画質が安定しているので、『シャッターチャンスに強い』のです。比較的安価なXRもカメラ機能の方向性は同様。カラバリが豊富でデザイン性にも優れており、こちらも人気を集めるでしょう」
「私がXS Maxを常用している背景には、フリックではなく、QWERTYで文字入力をしていることがあります。画面が広いので入力ミスが出にくく、とても使いやすいのです。サイズが大きすぎるという声もありますが、大画面によって得られるメリットもまた大きいです」
【その2】文字盤もバンドも選択肢多彩でどんな場面、どんな服装にも合う!
【スマートウオッチ】
Apple
Apple Watch Series 4
4万9464円〜
デュアルコアプロセッサー「S4」を搭載した第4世代スマートウオッチ。従来機より画面を30%以上拡大。各種操作に用いるデジタルクラウンが触感フィードバックに対応したほか、使用者の転倒を検知する機能なども備えました。
【推薦人】
ライター
井上 晃さん
最新モバイル事情を熟知するライター。国内外を積極的に取材し、雑誌やウェブメディアを中心に記事を執筆します。
「新たに追加されたインフォグラフ文字盤の使い勝手が素晴らしい。画面表示領域が拡大したこともあり、日付や気温、時差などの情報を一度に確認できるうえ、アプリのショートカットも配置しておけます。インフォグラフ文字盤以外では、煙の動きが美しいヴェイパー文字盤なども、お気に入り。バンドの選択肢も多く、あらゆるシーンに対応可能です」
「また、Apple Watchを装着していると、Macのロック解除を自動的に行ってくれるのも便利。さらに、WatchOS 5では、通知画面上で『はい・いいえ』などの選択が可能になっており、今後、こうした通知機能を活用したアプリが増えてくると、より利便性がアップしそうです」
【その3】キーボードにもなるE-Inkディスプレイの可能性は∞! “敬意買い”推奨です
【モバイルノート】
レノボ・ジャパン
YogaBook C930
13万4784円〜
10.8型液晶とE-Inkディスプレイを搭載した2画面ノート。E-Ink側にはタッチ式キーボードを表示できるほか、各キーの検知範囲を利用者のクセに合わせて自動調整します。付属のAES方式のペンによる入力も可能。4096段階の筆圧検知や傾き検知にも対応します。
【推薦人】
PCライター
山田祥平さん
パソコンからデジカメまで、ガジェットを含む各分野を自分の目で見ながらデジタル社会を考え中。雑誌や新聞で活躍。
「E-Inkディスプレイに表示されるキーボードに興味をひかれました。AIなどを駆使して前機種よりも使い勝手を向上させていますが、キーボードとしては入力に慣れが必要なのは確か。常用するには、かなり練習が求められる印象です。またE-Inkディスプレイへのペン入力機能も注目点でしたが、Windowsとの連携は、まだ発展途上に感じます」
「ただ、10・8型というサイズは機動力に優れており、モバイルシーンでの可用性は極めて高いです。E-Inkディスプレイは、文字入力だけでなく、音楽の鍵盤や業務用端末などの特殊なインターフェイスにも適用できます。将来的な発展が楽しみな1台といえます」
【その4】デスクトップ並みの高性能は間違いなく価格以上の価値あり!
【ノートPC】
マイクロソフト
Surface Book 2
26万2224円〜(13.5インチ/Core i7)
クワッドコアプロセッサーとNVIDIA製GPUを搭載した13.5型の上位モデル。ヒンジ部に電気式のロック機構を備えており、液晶側を外してタブレットとして使うことも可能。USB Type-C端子も備えています。
【推薦人】
PCライター
後藤 宏さん
IT系雑誌の編集者を経て、フリーランスとして独立。PCの造詣が深く、現在はモノ誌やPC誌、ウェブを中心に活動します。
「Surface Book 2は、なんといってもその性能の高さが魅力だ。GPUとして、NVIDIAのGeForce 1050を搭載し、ディスプレイも3240×2160ドットと高精細。まさにデスクトップPCクラスの性能を有していながら、13・5型モデルなら持ち運ぶことも“現実的”な約1.5㎏を実現している。もっさりとした動作とは無縁なうえ、タッチ操作にも対応。打ち合わせなどで相手に資料を見せる際に大変重宝しています」
「さらに、バッテリー駆動時間の長さも特筆モノ。動画再生最大約17時間というスペックに違わず、半日以上フルに使っても問題ありません。高価ですが、価格以上の価値を感じられる一台といえます」
<コレもヒット!>
プログラミング学習に最適なミニボード
【プログラミング教材】
BBC
micro:bit
実売価格2630円
小学生でも簡単に扱える教育用マイコンボード。PCに接続して専用アプリを使えば、ブロックの組み合わせによるプログラミングや、テキストによる本格的なコードライティングの両方が可能です。
【その5】外ではタブレット、家ではテレビに接続どこでも使えて打鍵感も最高!
【Bluetoothキーボード】
3E
TOUCH+
実売価格6290円
最大3台までの機器と接続可能なマルチペアリング機能を備えた折りたたみBluetoothキーボード。Android端末やWindows端末で使用可能なタッチパッドも備えつつ、約204gという軽さを実現しました。キーピッチは約16.5㎜です。
【推薦人】
ライター
湯浅 顕人さん
AV機器からPC、ガジェットまで幅広いアイテムをカバーするライター。キーボードは頑固一徹、打ちやすさにこだわります。
「メカニカルな精度の高さが本機の最大の魅力。折りたたみというギミックがありながら、パーツの干渉やブレがなく、スムーズに開けるし、カッチリと閉じることができます。使い始めと使い終わりに快感が味わえるといっても過言ではありません」
「キーの打鍵感も同様で、スッと吸い込まれるような感触でストレスゼロ。キーピッチも広めで非常に入力がしやすいのです。タブレットで思いつきなどをメモする用途にはピッタリで、フリック入力よりも格段に素早く確実に文字を打ち込めます。また、タッチパッドを生かして、Fire TV StickやPS4などを接続したテレビに使うのもイイ」
<コレもヒット!>
自分の残りエネルギーを測定できる
【活動量計】
ガーミン
vivosmart 4
実売価格1万7800円
視認性の高いディスプレイを搭載したリストバンド型活動量計。睡眠分析が可能なほか、ストレスや心拍数の変化などを元にエネルギー残量を測定できる「Body Battery」機能に対応します。
【その6】VRヘッドセット入門機の傑作!未体験者はいますぐ買うべし
【VRヘッドセット】
Oculus
Oculus Go
2万3800円〜
PCやスマホなどとの接続が不要なスタンドアローン型VRヘッドセット。コントローラーも付属しており、本品だけですぐに各種VRコンテンツを楽しめます。ヘッドバンドは通気性に優れたゴム製で長時間使っても快適。
【推薦人】
ライター
ナックル末吉さん
スマホ、PC、家電などのガジェット系記事を手がけるモノ系ライター。ハイレゾオーディオや文房具、食レポなども執筆。
「Oculus Goは、「VR機器のエントリーモデルとはこういうものだ!」ということを体現した製品です。スタンドアローンで使用できる点、本格的なVR機器よりも数段安い価格、そして最初からスピーカーを内蔵しているところ、どれを取っても素晴らしいです。UIの使い勝手などには改善の余地があるものの、低コストにVRを楽しめるという意味で、本機の功績は大きいといえます。実際、被るだけですぐに利用できるので、旅先などに持っていく人まで現れています」
「本機は、Facebookの子会社の手によるものということもあり、Facebookアカウントを使用可能。VR空間で友だちなどと交流できるのも楽しいです」
<TOPICS>
動きの追従性がアップした高解像度モデルも来春登場
Oculus Go同様のスタンドアローン型で、よりハイスペックなOculus Questが来春に登場します。Questは、VR空間内での上下左右前後の動きに対応し、没入感を高めています。
【その7】軽くて薄くてカメラ性能が抜群!買わなきゃ損な超絶コスパ機です
【SIMフリースマホ】
ファーウェイ
P20 lite
実売価格3万2650円
約5.8インチディスプレイを採用したミドルクラス機。背面に約1600万画素+約200万画素のデュアルカメラを装備し、撮影後のフォーカスコントロールなどに対応。8コアCPU&4GBメモリで、処理能力も高いです。
【推薦人】
ライター
酒井麻里子さん
主にIT関連の雑誌や書籍の執筆・編集に携わるライター。最新のガジェットを駆使するノマドワーカーでもあります。
「普段からスマホを2台持ちする私には、P20 liteの軽さやスリムさがうれしいです。価格と性能のバランスの良さも特筆モノで、コストパフォーマンスの高さは並ぶものがないレベル。ファーウェイ端末はカラーの美しさも魅力で、本機の「クラインブルー」の光沢のある深い青もお気に入り。総じて安っぽさを感じさせない一台です」
【その8】飛行も撮影も超安定! この価格は反則レベルです!
【トイドローン】
DJI
Tello
1万2800円
航空法適用外となる約80gという超軽量ボディを実現。最大伝送距離は100mで、720pのHD動画を撮影できる。1回の充電での飛行時間は約13分。操作には専用アプリをインストールしたスマホなどを用いる仕組みです。
【推薦人】
マンガ家
マミヤ狂四郎さん
コラムニストとしても活躍。ガジェットや100均アイテムなどにも詳しく、ウェブ記事などの執筆も多数。
「とにかく安い! 本格的なものになると10万円を超えるモデルも珍しくないなかで、この完成度でこの価格は驚き。トイドローンとは思えないほど、しっかりした安定飛行が楽しめ、カメラのブレなどもナシ。これまで安いトイドローンを使ってきて、壊したり、使いこなせかったりした自分でも扱えたので万人にオススメできます!」
【その9】絶対に話のタネにもなる再現度極上のバッテリー
【モバイルバッテリー】
Spiderwebs
BGAMEバッテリーチャージャー
ナムコクラシックシリーズ
01 パックマン
実売価格4500円
ファミコンカセットの形状を忠実に再現したモバイルバッテリー。バッテリー容量は5000mAhで、充電時間は3〜4時間。USB端子とMicroUSB端子を備えます。同シリーズは、ほかに「ゼビウス」や「ディグダグ」など全6種を展開。
【推薦人】
ファミコン芸人
フジタさん
ファミコンに1000万円以上をつぎ込むお笑い芸人。ソフトから周辺機器、コラボアイテムまで収集範囲は広いです。
「当時のファミカセを、パッケージまで含めて忠実に再現しており、その完成度の高さは舌を巻くほど。パッケージの注意書き欄に至るまで実物を踏襲しています。実際のファミカセでは『01』は『ギャラクシアン』ですが、『パックマン』好きとしてはOK(笑)。バッテリーとしてもちゃんと使えて、話のタネにもなります!」
【その10】音声&スマホで家中の家電を操作可能!スマスピ持ちなら絶対買うべき
【スマート家電コントローラー】
ラトック
RS-WFIREX3
実売価格7560円
Amazon AlexaやGoogle Homeと連携可能な赤外線リモコン。各社の赤外線リモコンの信号を学習でき、スマホからの操作やスマスピからの音声コントロールに対応。声による指示で、テレビやエアコンなどをオン・オフできます。
【推薦人】
ライター
岡安 学さん
ゲーム雑誌の編集者を経てフリーライターとして活動。デジタルから家電までオールジャンルで執筆を行います。
「赤外線リモコンで操作できる家電をスマホから一括してコントロールできるのは便利。家にWi-Fi環境があれば、外出先からも操作可能で、帰宅前にエアコンの電源をつけたり、消し忘れたエアコンの電源を外からオフにしたり、といった使い方ができます。スマートスピーカーがあれば、声でも操作可能ですが、指示するためのコマンドが長くてまどろっこしく、実際はスマホから操作したほうが手早い(笑)」