AV
2018/11/28 9:00

声優・小岩井ことりのイチオシ! 音を“おいしく”楽しめるVECLOSの“真空”ヘッドホン&イヤホンを聴いた

水筒やタンブラー、ランチボックスなどでおなじみのサーモスから、同社の真空断熱技術を応用したヘッドホン&イヤホンが登場しました。以前から同社のオーディオに注目していたという声優の小岩井ことりさんに、シリーズ全6モデルを実際に聴いて頂き、そのサウンドについてAVライターの山本 敦さんがお話しを伺いました。

 

小岩井ことりさん

「のんのんびより」宮内れんげ役や「アイドルマスターミリオンライブ!」天空橋朋花役などを務めるほか、歌手としても活躍。DTMでの楽曲制作も精力的に行う。ピアレスガーベラ所属。

 

あのサーモスのオーディオブランド「VECLOS」に興味深々

山本「夏のポタフェスのステージでは共演させて頂きありがとうございました」

 

ことり「こちらこそ~とても楽しかったです」

 

山本「先ほどことりさんの私物のポータブルオーディオを見せて頂いたんですけど、すごいものを使っているんだなと思ってビックリしました」

 

ことり「そうなんです。この『A&futura SE100』はいろんなヘッドホンやイヤホンに合うというか、懐が広いので愛用しているんです」

 

山本「今回小岩井さんに聴いて頂いたのはサーモスのオーディオブランド『VECLOS』(ヴェクロス)のヘッドホンとイヤホンなんですが、サーモスがオーディオも手掛けていることはご存じでしたか?」

 

ことり「サーモスさんといえばやっぱり保温力の高い水筒やタンブラーのイメージが強いですけど、わたしはサーモスさんのバズーカみたいなスピーカーを先に知って、すごい! カッコいい!と思ったんです」

 

山本「大きい方(SSB-380S)ですか?」

↑DAC/ヘッドホンアンプ内蔵のデジタルオーディオシステム「SSB-380S」

 

ことり「そうなんです、自宅には小さい方(SSA-40シリーズ)があるんですけど、衝撃だったのは大きい方で。真空断熱技術を生かしたサウンドってどんな感じなんだろうと興味を持ったんです」

↑ワイヤレススピーカーSSA-40シリーズ(ブラック)

 

山本「SSB-380Sは、オーディオ専門誌のアワードでも受賞がありますし、音楽関係者でも使われている方がいらっしゃいますね」

 

ことり「それでサーモスさんからヘッドホンとイヤホンが発売されると聞いて、聴くのが本当に楽しみでした。夏のポタフェスではGetNaviさんと会場をまわって、サーモスさんのブースにもお邪魔させてもらったんですけど、音をゆっくり聴く時間がなかったので」

↑「ポタフェス2018 SUMMER」でのひとコマ。このときはじっくり音を聴くことができなかったとのこと

 

ことり「そのあと10月の大阪のポタフェスで、サーモスのご担当の方とステージでお話しする機会があったんですけど、そのときヘッドホンを聴かせて頂いたら、同じドライバーなのに“チタン”と“ステンレス”という筐体素材の違いでこんなに音が違うんだ! ということにビックリしました」

↑ヘッドホンの断面図。魔法びんの技術を応用した真空エンクロージャーを採用。内筒と外筒のあいだを真空とすることで張力により高い剛性を発揮し、ドライバーの駆動効率を高め優れた定位と広い⾳場感を実現しています

 

山本「確かにまず音の違いに驚きますよね」

 

ことり「イヤホンのほうは、ドライバーの違いと筐体素材の違いで分かりやすくラインナップされていて、それぞれ音がはっきり違うので、聴き比べをするのがすごく楽しいんです」

 

山本「これまで金属筐体のイヤホンやヘッドホンを聴かれたことはありますか?」

 

ことり「アルミニウムやステンレスのものは聴いたことありますけど、チタンって結構珍しいですよね」

 

山本「さすが、お詳しいですね。アルミは柔らかく加工がしやすいのでよく使われるのですが、チタンは硬いので加工が大変なんですよ。特にイヤホンは小型なので、サーモスが長年培った技術が生きていますね」

↑イヤホンの断面図。小型なため加工には高い技術を要します

 

どちらのモデルにも良さがある

山本「ここから各モデルのインプレッションというか音質について感じられたことを伺いたいと思います。まずはイヤホンのほうから」

 

 

ことり「イヤホンは、チタンとステンレスのそれぞれにドライバーの数が1個のものと2個のものがあるんですけど、普通なら価格も高いし2個のほうが音がいいと思うじゃないですか? でも1個は1個のよさがあって、音のまとまりがあるというか。で、2個のほうは受け持つ音が違うので、どの音もパワフルに聴こえるんです」

 

ことり「さらにそれぞれの筐体素材で音の印象が変わってくるのがまたいいんです。すごく個人的な意見なんですけど、わたしはステージに立って歌うこともあるので、チタンは広い劇場で歌うときのような音の広がりがあるというか。すごく気持ちいい伸びやかな印象です」

VECLOS
EPT-700/EPT-500

実売価格 4万9000円前後(EPT-700)/3万8000円前後(EPT-500)

沈み込みの自然な音を鳴らすチタン素材の真空エンクロージャーを採用。EPT-700はBA(バランスド・アーマチュア)ドライバー2基の2Way、EPT-500はフルレンジBAドライバー1基を搭載しています。シリコン製クッションで包んだドライバーを筐体に固定することで、不要な振動を抑えてクリアな音を再生します。

【SPEC】●再生周波数帯域:10Hz~16kHz ●インピーダンス:70Ω ●最大入力:50mW ●音圧レベル:101dB/mW(EPT-700) ●ケーブル:銀コートOFC 4N線 ツイスト・着脱式MMCX(1.2m) ●プラグ:3.5mmステレオミニ(金メッキストレート型) ●質量:約4.0g ●付属品:イヤーピース(シリコン、Comply各3サイズ)

 

山本「それは我々のようなライターでは表現できない、小岩井さんならではの感覚ですね」

 

ことり「一方で、ステンレスのほうは楽器の音を忠実に再現してくれる、エンジニアさんとかが好きな音かな~って。わたしは自分で曲を作るので、楽曲制作時に使いたいなって思いました」

VECLOS
EPS-700/EPS-500

実売価格 4万6000円前後(EPS-700)/3万5000円前後(EPS-500)

ステンレス製真空エンクロージャーを採用し、粒立ちがよくアタック感のあるサウンドが楽しめます。チタンタイプと同じく、EPS-700はBA(バランスド・アーマチュア)ドライバー2基の2Way、EPS-500はフルレンジBAドライバー1基というドライバー構成となります。

【SPEC】●再生周波数帯域:10Hz~16kHz ●インピーダンス:70Ω ●最大入力:50mW ●音圧レベル:101dB/mW(EPS-700) ●ケーブル:OFC 3N線 ストレート・着脱式MMCX(1.2m) ●プラグ:3.5mmステレオミニ(金メッキストレート型) ●質量:約4.9g ●付属品:イヤーピース(シリコン、Comply各3サイズ)

 

見た目と違って驚くほど軽快な装着感

山本「ヘッドホンのほうはいかがでしょうか?」

 

 

ことり「基本的にはイヤホンで受けた印象と同じで、チタンは繊細で伸びやか、ステンレスは誠実という感じがしました。あと、金属を使っているのにすごく軽くて装着感がすごくいいんです」

VECLOS
HPT-700

実売価格 5万円前後

軽量かつ硬く弾性に富むチタン製の真空エンクロージャーを採用。40mmフリーエッジ・カーボンドライバーが高解像度とワイドレンジなサウンドを実現しています。沈み込みが自然で繊細な音を再生します。

【SPEC】●再生周波数帯域:10Hz~80kHz ●インピーダンス:32Ω ●最大入力:1000mW ●音圧レベル:89dB/mW ●ケーブル:OFC 4N線 ストレート(1.5m) ●プラグ:3.5mmステレオミニ(金メッキストレート型) ●質量:約338g ●付属品:6.3mm標準ステレオ変換プラグ、キャリングポーチ

 

VECLOS
HPS-500

実売価格 3万9000円前後

基本設計はHPT-700と同様ながら、強度の高いステンレス製の真空エンクロージャーを採用。粒立ちがよく、アタック感のあるサウンドを再生します。

【SPEC】●再生周波数帯域:10Hz~80kHz ●インピーダンス:32Ω ●最大入力:1000mW ●音圧レベル:91dB/mW ●ケーブル:OFC 4N線 ストレート(1.5m) ●プラグ:3.5mmステレオミニ(金メッキストレート型) ●質量:約342g ●付属品:6.3mm標準ステレオ変換プラグ、キャリングポーチ

 

山本「ヴェクロスシリーズは真空エンクロージャーによって軽量化に成功しているのが大きいですね」

 

ことり「真空エンクロージャーの効果なのか、余計な音の跳ね返りがなくて、すごくクリアに聴こえる気がします。あとイヤークッションがフカフカで遮音性が高いところも好きです」

 

シンフォニックな音楽に合うサウンド

山本「このヴェクロスシリーズで聴くのにオススメな音源などあれば教えてください」

 

ことり「ヴェクロスの音はシンフォニックな曲にすごく合うと思うんです。クラシックだけじゃなく、ポップスでもストリングスが入っている曲とか。ヴェクロスならでは独特の音場に加えて、弦楽器とか金管楽器の“おいしい周波数”を最後までしっかり表現してくれるところがあって」

 

山本「シンフォニックな楽曲だといろんな楽器が鳴ることが多いので、音がよくないヘッドホンやイヤホンだと、音の描き分けができてないことがありますよね」

 

ことり「まさにそうなんです! じゃあ解像度が高ければいいかというと、解像度をウリにしているものは音の響きを最後まできれいに出してくれないものが多くて。ヴェクロスは解像度も高いのに、音の余韻まで伸びやかに表現してくれるところがいいんです!」

 

山本「具体的な曲名などはありますか?」

 

ことり「わたしも声優として参加させて頂いている『アイドルマスターミリオンライブ! シアターデイズ』という作品のユニット『夜想令嬢-GRAC&E_NOCTURNE-』(グレースノクターン)の曲で、『昏き星、遠い月』と『Everlasting』(※)がイチオシです。どちらもシンフォニックで、ヴェクロスのサウンドに合うと思います。ポタフェス大阪のステージでも紹介させてもらったんですよ」

※CDシングル「『アイドルマスター ミリオンライブ! シアターデイズ』 THE IDOLM@STER MILLION THE@TER GENERATION 05 夜想令嬢 -GRAC&E NOCTURNE-」(Lantis/LACM-14635)に収録

 

山本「あのあとヴェクロスのブースに人が殺到したみたいですよ」

 

ことり「うれしいです。みんないい子だな~(しみじみ)」

 

“おいしい響きを最後まで味わえる”

山本「最後に、ヴェクロスはまだ立ち上がって若いブランドですが、キャッチコピーをつけるとしたらどういう感じがいいでしょうか?」

 

ことり「うーん……難しいですね」

 

 

山本「ちなみにサーモスブランドには“おいしい温度”というコピーがあるそうです」

 

ことり「それ素敵! ヴェクロスもアーティストやエンジニアの思い描いた音をおいしく聴かせる感じがします。“おいしい響きを最後まで味わえる”という感じですね」

 

山本「メーカーの方が聞いたら泣いて喜びますね。本日はありがとうございました」

 

ことり「こちらこそ、とても楽しかったです」