2018年後半から、キャッシュレス化やジェンダーレス化といった世間の動きに合わせ、ファッションや美容のトレンドも変化しています。平成の終わりに向け、90年代リバイバルブームも加熱中。ここでは、2019年のファッション関連のヒットアイテムをチェックしました。
【トレンド01】
ジェンダーレスウォッチ――性別を超えたユニバーサルデザイン
ビジネススタイルが多様化したいまは、汎用性の高いシンプルウオッチが人気です。その勢いに拍車をかけるのが男女で魅力を共有できて“SNS映え”するもの。キーワードは、若者が憧れる高級感です。
腕時計の本質を知るグループが創設したカスタム時計ブランド
ボーム
41mm レトログラード
$630(クオーツ時計・公式オンラインショップで発売中/2019年より日本語に対応)
世界三大ラグジュアリー グループの一角「リシュモン グループ」が2018年に創設した新ブランドの一本。再生可能な素材を使った外装や、1世紀以上前の懐中時計にならったクラシックな意匠など、シンプルななかにこだわりが満載です。
時代を超えて使い続けられる上質シンプルウオッチ
ラドー
ダイヤマスター セラモス オートマティック
25万9200円 (自動巻き時計)
耐傷性に優れたセラミックの特性を保ちながらも貴金属と同等の色味や光沢感を実現した、独自素材「セラモス」を採用。直径41㎜のケースは、機能を時分針+日付表示のみにするなどして厚みを8.3㎜にまで抑えています。
【こちらもCHECK!】
高級時計の公式オンライン販売が続々スタート
ノモス グラスヒュッテ
チューリッヒ ワールドタイマー ミッドナイトブルー
72万3600円
ドイツ時計産業の聖地を拠点にする名門。オンラインオーダー(http://www.nomos-glashutte.com/nomos-store/)なら、シェルコードバンストラップの長さが選択可。自動巻き。
タグ・ホイヤー
タグ・ホイヤー カレラ キャリバー ホイヤー02 カーボン
89万1000円
直営ブティックと公式オンラインブティック限定で販売されるアイコンウオッチの新作。ラグとベゼルは、軽量かつ堅牢なカーボン製です。自動巻き。
【トレンド02】
ダッドスニーカー――ビッグシルエットが一周まわってかっこいい!?
「ダッドスニーカー」とはおじさんが履いていそうな、底が厚くボテッとしたダサい靴を指します。2017年にバレンシアガが発売した「トリプルS」をきっかけに人気に火がつき、なじみのブランドからも続々と登場中。
人気のエア モナークが進化し現代トレンドにフィット
ナイキ
ナイキ M2Kテクノ
1万1880円
エア モナークのハイテクながらクラシカルなシルエットを踏襲しつつ、現代向けにアップデートした進化形モデル。軽量フォームのミッドソールが、1日中足を快適にサポートします。
レトロ配色とスプリットソールが印象的
リーボック
ランR96
2万4840円
90年代に開発されたアウトソール「スプリットツーリング」を搭載した限定モデル。印象的なサイドのフォルムと、差し色の赤でレトロモダンなデザインに仕上げています。
【ONE POINT】“ダサかっこいい”90年代リバイバルが空前のブーム
ダッドスニーカー以外にも、インパクトロゴやワイドシルエット、サイドラインパンツなど、90年代を象徴するアイテムがいまのストリートファッションのトレンド。ただし、これらを“ダサかっこよく”着こなすには、あくまで「ハズし」のテクニックとして取り入れることがポイント。例えば、ワイドパンツ+ダッドスニーカー、ロングコート+パーカーなどが“わかってる”人のコーディネートです。(スタイリスト 佐々木 誠さん)