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カメラ
2019/1/4 15:00

ICレコーダー ? いえ、ブレないムービーカメラです。「Osmo Pocket」の衝撃

ドローン市場では圧倒的シェアを誇るDJIですが、世間的にはまだ知る人ぞ知る、という段階でしょう。しかし同社は、その技術力の高さで、プロやカメラ好きの間では、常に注目を集めているメーカーのひとつといえます。近年では、そうしたプロも一目置く技術を低コストな製品に転用する方式で、スマホ用スタビライザーやトイドローンなど、驚くほど高コスパな商品を次々と送り出しています。

 

このOsmo Pocketも、そうしたプロレベルの技術を用いつつ、低価格を実現したもの。ブレを打ち消す3軸ジンバルという機構を、ポケットサイズの筐体に凝縮して搭載した点がエポックメイキングです。従来のスタビライザーは、日常的に用いるにはちょっと大きすぎる、という印象でしたが、本機のサイズ感であれば、文字どおり「好きなとき、好きな場所で」、ブレのない動画撮影を楽しめます。一度でもスタビライザーを使ったブレナシ動画を体験したら、もう普通の動画撮影では耐えられなくなることは必至です。

 

本機は、しっかり4K動画記録に対応し、編集用アプリも用意。さらに、スマホ連携を前提とした作りで、iPhoneなどを直接つないでモニターとしたり、ピント合わせなどの操作を行ったりもできます。動画配信全盛時代に生まれた“小さな傑作”と言えましょう。

 

単体で4K動画もブレずに撮れるポケットサイズのスタビライザー搭載機

DJI

Osmo Pocket

実売価格4万4900円

【国内正規品】 DJI OSMO POCKET (3軸ジンバル, 4Kカメラ)

【国内正規品】 DJI OSMO POCKET (3軸ジンバル, 4Kカメラ)

36,200円(11/23 16:30時点)
Amazonの情報を掲載しています

3軸ジンバルと4Kカメラが一体化した、ブレに強い小型モデル。カメラ部分が撮影者の動きに合わせて駆動し、動画撮影中の手ブレを劇的に低減してくれます。最大60pのUHD4K(3840×2160)動画や、1200万画素の静止画などを撮影可能。撮影機能も豊富で、被写体追従撮影やタイムラプス動画撮影なども可能です。SPEC●撮像素子:1/2.3型CMOSセンサー●レンズ:画角80度F2.0●記録メディア:microSD●バッテリー駆動時間:約140分●サイズ/質量:W36.9×H121.9×D28.6㎜/約116g

 

↑3軸ジンバルはカメラ部分に内蔵。±0.005度の制御精度で、秒間120度の最大制御速度を実現しました

 

↑本体にタッチ操作が可能な小型モニターを搭載。どんな映像が撮れたか、大まかに確認できます

 

↑Osmo Pocketがすっぽりと入るカバーが付属。外出先や移動中でも、傷つく心配をせず、安心して持ち歩けます

 

【Osmo Pocket ×アクセサリーはこんなに便利】

①バッテリーを搭載したオールインワンケースを用意

発売は未定ですが、本体を収納して充電しながら持ち運べるケースも用意されます。microSDカードやNDフィルターなども入る、必携の便利仕様です。

 

②専用無料アプリで編集からアップまで!

専用アプリのDJI Mimoを本機と同時開発。手軽に動画作品を撮れるストーリーモードに対応するほか、詳細な撮影設定や編集機能を利用できます。

 

③スマホをつないでモニター&操作パネルに

同梱のスマートフォンアダプターを利用することで、iPhoneやUSB-C端子を備えたAndroidを接続可能。モニター兼操作パネルとして活用できます。

 

④別売コントローラーで緻密なパン操作も可能

パンやチルト操作をダイヤルで精密に行えるコントローラーホイールも販売(7600円)。撮影モードの切替ボタンなども備え、操作性がアップします。

 

【プロカメラマンはOsmo Pocketどう使う?】

●カメラマン永山昌克さん

写真スタジオを経て、フリーランスのフォトグラファーに。カメラ誌やウェブ媒体などでの執筆も多数。

臨場感を伝えたい場面や子どもの撮影などに最適

静止画と動画の両方を撮りたいときなど、動画の機材がかさばって苦労しがちですが、Osmo Pocketなら心配無用。超小型軽量なのに手ブレのない移動撮影が可能です。臨場感を伝えたいライブやイベント、祭りなどの記録に最適。休日は子どもの撮影にも使えます。

 

●カメラマン・エディター 河野弘道さん

編集者・ライター。カメラ雑誌編集を長年担当。 原稿執筆はカメラやスマホのほか、AV機器についても多い。

旅先でも邪魔にならないサイズ感で夜景撮りにも◎

本機の魅力はやはり、軽さと小ささ。日常記録のほか、旅行先などでの機材に最適です。また、自動で被写体を追尾する「アクティブトラック」機能は子どもや動きモノを撮る場合は重宝すること間違いなし。暗所撮影にも強く、静止画で夜景を撮る際にもイイですね。

 

【コチラも注目】

DJIのスタビライザーは多種多様!

世界的ドローンメーカーのDJIですが、その技術を応用したスタビライザーも世代を重ねています。2014年にははじめて、一眼レフを取り付けるスタビライザーの「Ronin」を発売。その後、2015年に、スタビライザー付きカメラの「Osmo」をリリースしました。近年でも、スマホ向けと一眼向けの最新スタビライザーがヒット中です。

 

Osmo Mobile 2

実売価格1万3500円

DJI Osmo MOBILE 2 D-162312

DJI Osmo MOBILE 2 D-162312

23,287円(11/23 16:30時点)
Amazonの情報を掲載しています

スマホ用スタビライザーの第2世代。先代より低価格化しつつも約15時間のバッテリー駆動を実現。スマホへの給電も可能で、機能もPocketとほぼ同等です。

Ronin S

実売価格9万2800円

プロ仕様の一眼レフ向けスタビライザー最新モデル。小型化が進んでおり、片手持ちも可能。カメラと対応ケーブルで接続することで手元での操作も行えます。