家電
調理家電
2019/1/1 21:00

「魅せるテーブル調理」がキーワード! 2018年「オススメ調理家電BEST3」を料理大好き家電のプロに聞いてみた

本稿は2018年の家電をプロに振り返ってもらう連載企画の第3弾。今回は、料理好きとしても知られるIT・家電ジャーナリストの安蔵靖志さんにお願いし、2018年で、もっとも印象に残った調理家電3点を挙げてもらいました。注目なのは、そのうち2アイテムが、テーブル調理を楽しく便利にする、いままでにないアイテムだったこと。以下でオススメのコメントとともに見ていきましょう!

 

【ガイドしてくれるのはこの人!】

IT・家電ジャーナリスト 安蔵靖志

デジタル家電や生活家電に関連する記事を執筆するほか、家電のスペシャリストとしてテレビやラジオ、新聞、雑誌など多数のメディアに出演。料理好きとしても知られ、調理家電を実際に使ったレビュー記事も多数執筆しています。

 

その1

左右で異なる温度調整ができるホットプレートとIH調理器の1台2役

パナソニック

IHデイリーホットプレート KZ-CX1

実売価格4万3790円

「片付けなくてもいいホットプレート」として提案されたアイテム。2つの熱源を持つIH調理器として、また、左右で異なる温度で調理できるホットプレートとして1台2役で使用できるのが特徴です。従来品に比べて高さを約24%低減し。さらにテーブルに馴染むよう、ホワイトの本体およびメタリックベージュ色のプレートを採用しています。

↑プレートを外すとIH調理器が露出。左右異なる温度で調理できます

 

【安蔵さんのオススメコメント】

普段使いできるのが大きなポイント

「一口に言えば『IHホットプレート』ですが、従来のものとは全く違うアプローチで、普段使いできるというのが大きなポイントです。片方でスープを作りながらもう片方ではスキレットを使ってベーコンエッグを焼くなど、ホットプレートとしてだけでなく、2口IHクッキングヒーターとしても使えるのと、いつも置いておけるスタイリッシュなデザインが魅力です」

 

その2

上下にヒーターを備え、3種類の焼き方ができる画期的なグリル

デロンギ

マルチグリル BBQ&コンタクトグリルプレート

実売価格4万3070円

上下にヒーター内蔵のプレートを備え、プレートの隅々までにいきわたる熱で、Tボーンステーキのような分厚い塊肉から焼肉、野菜まで、あらゆる食材をムラなく調理できます。また、食材に合わせて「BBQポジション」「コンタクトポジション」「グリルポジション」と調理方法が選択可能。温度は正面のデジタルディスプレイで常に確認することができ、焼き過ぎを防ぐタイマー設定も可能です。別売で「波型プレート」や「ワッフルプレート」も用意。

↑広い焼き面の「BBQポジション」、上下プレートで挟み焼きができる「コンタクトポジション」、上のプレートを浮かせて上下から加熱する「グリルポジション」の3つの焼き方が可能です

 

【安蔵さんのオススメコメント】

これまでにないテーブル調理が可能に

「ホットプレートとしてだけでなく、上下で挟み込んで焼くホットサンドメーカーのような使い方や、挟まずに上下から焼き上げるグリル調理などもできるので、これまでにないテーブル調理が可能になります。“魅せる調理”という感じですね」

 

その3

素材のうまみを残して焦げ付きなく仕上げる自動調理鍋

シャープ

ヘルシオ ホットクック KN-HW16D

実売価格4万8200円

素材のうまみが濃厚な無水調理が行える容量1.6Lの自動調理鍋。撹拌機能搭載で料理を焦げ付きなく仕上げ、味のなじみも良いのが特徴です。無線LANでクラウドとつながり、音声や画面で献立を提案。また、好みの火加減やまぜかたを選べる「好みの設定加熱」機能、ふたを開けたまま加熱できる「煮詰め」機能を新たに搭載しました。

【安蔵さんのオススメコメント】

朝セットして夕方にできたてが食べられる!

「何世代にもわたってヒットし続けたシリーズですが、やはり『朝セットしたら夕方にできたて熱々の料理を楽しめる』というのは、忙しい共働き家庭などにはたまらなく便利だと思います。従来は自己主張の強いレッドのみでしたが、このモデルでホワイトが出てきたのも魅力です。Wi-Fi経由でレシピが増えるのもうれしいポイントですね」

↑予約調理は食材の衛生面にも配慮。予約開始するとまず食材に火を通してから保温、予約時間直前に仕上げ調理を行います(画像は容量2.4LのKN-HW24C)