カップヌードルを発明した安藤百福氏をモデルとした連続テレビ小説「まんぷく」が好評放送中です。ということで、それに便乗するわけではありませんが、「カップラーメン総選挙」を開催! 3人の審査員が新作からロングセラーまで様々な名品を実食して投票しました。その結果を、ランキング形式でジャンル別にご紹介! 今回のテーマは「通好み」です。
蒙古タンメン中本の辛旨味噌やぶぶかの油そばといった唯一無二の人気店の味を再現した商品や、マヨネーズとバターが同居した超こってりラーメンなどがランクイン。熱狂的なファンのいる通好みな商品が結集しました!
【私たちが審査しました!】
麺クリエーター・大和イチロウさん
昭和の経済史と即席麺の関係性が研究テーマ。即席麺は30年間1日1食以上食べ続け、その数は軽く1万食を超えます。
フードアナリスト・中山秀明さん
食品類が得意なライター。ラーメンをはじめ麺類は得意分野で実店舗、カップ、袋麺と種類を問わず試食し、執筆をしています。
GetNaviフード担当・鈴木翔子
カップ麺の原体験は子どものころに駄菓子屋で買っていたブタメン。登山時、山頂で食べるならカップヌードル派です。
【第5位】
バター・チーズ・マヨネーズのトリプルタッグで最強のコク
エースコック
スーパーカップ1.5倍 コレスキキングマヨみそバター味ラーメン
227円
豚を軸に魚醤やえびなどのうまみを加え、バターオイルやチーズでまろやかに仕上げています。付属のマヨネーズをかけると、個性的なコクがアップ。
【第4位】
油そばのカップラーメンで長く愛される傑作コラボ
明星
ぶぶか 油そば
235円
吉祥寺発祥の名店「ぶぶか」とコラボした、2002年から存在する傑作。特製の濃厚なチャーシューダレとマヨネーズが130gと大ボリュームの太麺に調和。
【第3位】
湯戻し2分の硬めの極細麺と旨辛濃厚豚骨スープが決め手
東洋水産
マルちゃん 博多長浜らーめん 田中商店 旨辛濃厚豚骨
227円
湯戻し2分の硬めな極細の角麺に、コクとキレのある濃厚豚骨スープを合わせています。うま辛さはカイエンペッパーなどの唐辛子で表現。
【審査員’s Voice】
普通の豚骨に飽きたらこれ!
「九州の本場に負けない濃厚豚骨スープと、同店名物『赤オニ』を表現した合わせ技が秀逸。普通の豚骨ラーメンでは物足りない方に!」(大和さん)
【第2位】
豪快な味と具と麺で満足度の高い仕上がり
サンポー食品
井手ちゃんぽん
221円
1949年創業の、佐賀の老舗「井手ちゃんぽん」監修。満載の具材と濃厚豚骨スープ、歯切れよい中太麺で再現しており満足度も高い。
【審査員’s Voice】
佐賀タッグで「がばうま」な味
「地元企業とお店のタッグで、完全ローカルの味が楽しめます。野菜のうまみと白濁豚骨、そして太麺でがばいうまか〜!」(大和さん)
【第1位】
野菜のうまみが効いた辛味噌を辛味オイルでより刺激的に!
セブン—イレブン
セブンプレミアム 蒙古タンメン中本 辛旨味噌
204円
スープは味噌をベースに、唐辛子の辛さと野菜のうまみを閉じ込めています。コシが強く食べ応えのある太いストレートタイプ麺で、店舗の味を再現。添付のオイルでより辛旨さを増強できます。
【審査員’s Voice】
激辛だけど好バランスで美味
「ひと口目は激辛ですが、太くしなやかなストレート麺がスープとしっかり絡むので、辛さとのバランスの良さを感じられます。食べ進めるごとにうまさが増し、ファンが多いのも納得!」(大和さん)
「辛旨」の名に偽りなし!
「辛いだけでなく、しっかりうまみも感じられクオリティが高いです! フリーズドライとは思えないビッグサイズの豆腐は存在感が抜群で、辛味ともマッチ。全体的に具だくさんです。何度も食べたい味」(鈴木)
文/中山秀明、鈴木翔子(編集部) 撮影/高原マサキ(TK.c)、我妻慶一