とは言いつつも、やはり見所は展示。出展者および出展車両は、426社に906台(※数字は12月25日現在)が予定されており、車両数は過去最高。開催を前日に控え、事前告知分の内容が出揃ったので、本記事では、完成車メーカーから出展されるモデルのなかから編集部的に注目している3台をピックアップしてみました。
【その1】ホンダ N-VAN ART STAND
N-VANで夢のカスタムカーを実現する「#NVAN_Dream」プロジェクトから選ばれた車両。イラストレーターのちひろさんのアイデアから生まれたモデルで、仕事と育児でなかなか外に出られないをちひろさんの活動範囲を広げてくれる相棒として、ホンダが車両をカスタマイズしました。
GetNaviではN-BOX +が出たときに、「使い方活用術50」という企画をやりましたが、N-VANはそれ以上に使い方の幅が広い一台。小さな車体(中は十分に広い)に、夢を詰め込んで走れるクルマーー自分だったら、どうカスタマイズするかで毎晩眠りにつけそうなワクワク感があります。実車は明日からの公開とのことで、どんなモデルに仕上がっているか楽しみです。
【その2】日産 JUKE Personalization Adventure Concept
「新しいパーソナライゼーションの形を提案します」という文言で参考出品されるのがこちら。「これ、これ、オートサロンではこういうインパクト強いやつ」というドストレートな一台です。
エクステリアのクローラーとオーバーフェンダーはレスキューを想起して作られたそうですが、この異様ともいえる造形、意外にもジュークのデザインと調和しています。それだけ、ジュークの許容度の高さが光りますね。写真映え抜群なので、訪れた際は一緒に写真を撮っておきたい一台といえるでしょう。
【その3】ダイハツ コペン クーペ
最後は、屋根の開かないコペン、「コペン クーペ」です。コペンの魅力はもちろん、小さな身体でオープンエアを存分に楽しめるところにあるわけですが、人の欲望は尽きることがないのでしょう、閉じたコペンを見てみたいと。
もとは2016年の東京オートサロンでは参考出品されたものですが、それを3年かけて磨き上げ、今回、限定200台ではありますが市販もするとのこと。
もともと乗り込むと窮屈さはほとんど感じないコペンですが、クーペになったことでの頭上のクリアランスはどうなっているのか、キャンプ用品一式も詰め込める広さのラゲッジはどうなっているのか、そのほか、ベース車両とどこが変わったのかなど、見所は多数。GetNavi webではこちらは細部まで撮影&取材してきますので、今後の記事にご期待ください。
なお、ダイハツは今回の東京オートサロン、充実度がスゴイ。コペンのほかにも、トコットのコンセプトカーが面白いですし、ハイゼット トラックのコンセプトカーも男心をくすぐりまくる一台。そもそも特設サイトの作り込みが半端なくて、サイトを見ているだけでも「カスタムっていいよなぁ」と思える内容になっています。
そんな東京オートサロン2019は明日から13日まで幕張メッセで開催。本記事では完成車メーカーのモデルを紹介しましたが、各ショップの出展車両も見所満載です。ぜひ、足を運んでみてはいかがでしょうか。