アメリカンスポーツアパレルブランド「チャンピオン」は、昨年11月、多くのeスポーツ大会で活躍する「Team GRAPHT(チーム グラフト)」とオフィシャルチームウェアパートナー契約を締結するとともに、国内の大手スポーツブランドとしては初となる国内eスポーツ市場参入を発表。そして先日、日本独自企画で開発したeスポーツ専用ウェアの発表会が開催されました。今回発表されたeスポーツ専用ウェアは、2月28日より発売が開始されます。
「eスポーツ用」ならではの工夫が満載!
今回発表されたeスポーツ用ウェアは、選手着用モデルと一般向けのゲーミングジャージ、ゲーミングショーツから、フーディ、Tシャツ、キャップなど11アイテム。その主な特徴は以下のとおり。
●すべてのウェアに静電気軽減効果のある縫製糸を使用
●車椅子バスケットボール日本代表向けの技術を応用した、シリコンプリントでコントローラーの滑り止め効果を発揮
●最大限集中するための吸汗・速乾や抗菌・防臭機能
●集中力や没入感を高めるゲーミングフードのカッティング
●長時間の移動やプレーのストレスを軽減するストレッチ機能
●パスポートや携帯電話を収納するファスナー付きポケット
●UVカット機能も搭載した冷房対策のための上下レイヤー
まず、eスポーツプロ選手に欠かせない海外ツアーでは、拘束時間が長いなど、過酷な環境でゲームを行わなくてはならないことも。そこで「チャンピオン」が、そのサポートとして「少しでも快適な環境を捻出できないか」と採用したのが、吸汗、速乾、そして汗の匂いを抑える抗菌・防臭機能です。
また、eスポーツ大会は主に室内で行われ、常に冷暖房が効いている乾燥したなかで精密機械を使用するため、静電気の起こりやすい環境になっています。その静電気を軽減するために、すべてのウェアに静電気抑止効果がある縫製糸を使用。加えて、チームマークやスポンサーロゴなどは反射材を用いた具材でプリントすることで、暗い会場内でも、光を受けて輝くeスポーツ感が表現されています。
海外遠征が多いプレーヤーにとって、パスポートは肌身離さず持っておきたいもの。そして、試合の流れはモバイルで常にチェックする必要があるので、スマホも手元に保持したいものです。そこで、パスポートやスマホを、落下を気にせず持ち運びができるよう、ポケットにはファスナーが付いています。
ショーツには、格闘系ゲーマーにとってうれしい機能が。ヒザ上にアーケードコントローラー(アケコン)を置いて使うプレーヤーが多いため、ショーツのヒザ部分に、チャンピオンが手がける車椅子バスケット日本代表ユニフォームの技術を応用したシリコンプリントが施され、アケコンの滑り止めに効果を発揮。このように、トップ選手だけでなく、一般のゲームプレーヤーにとってもうれしい機能が満載です。
MOV選手はこのeスポーツ専用ウェアについて、「滑り止めは特殊な素材なので、使うと値段が上がっちゃうと言われたんですけど、これだけはどうしても。トップクラスのプロゲーマーでも、いまだにGパンとかで大会に出ているのが現状ですから」と語ります。そしてもう1つ、抗菌・防臭もうれしい機能だとか。「会場は暑くて人も多い。将来プロゲーマーになりたいという子どもたちが近寄ってきたときに臭かったら幻滅されそうですが、このウェアなら安心してファン対応ができます」。
GLLTY選手は、「スポーツウェアとして非常に洗練されたカッコよさが表現されている。プロゲーマーとして活動するなかで、スポンサー様のロゴを付けさせていただくんですけど、どこのスポンサー様のロゴを付けても非常に絵になる、エッジの効いたかっこいいデザインだと思います」とデザイン性を高く評価していました。
eスポーツ用ウェアのアイテムは、選手着用モデルと一般用があり、ジャージとショーツは各1万3800円と7900円、フーディは1万3000円と1万1000円、ハーフジップパンツは1万1000円と9000円、ロングTシャツ4500円、ロングタイツ4900円、キャップ4600円(すべて税別)。各製品は直営店の「チャンピオン ブランドハウス シブヤトウキョウ」やECショップ「Champion ONLINE STORE」のほか、TSUKUMO デジタル・モバイル館、DEPOツクモ札幌駅前店、ソフマップAKIBA2号店 パソコン総合館、ソフマップなんば店などでも販売されます。
●チャンピオン公式サイト
http://www.championusa.jp/