VR映像の制作や配信を行うシータは、幼児期の子どもの成長や思い出の記録を主観映像で追体験できる実写VRコンテンツプラットフォーム「Baumkuchen.me(バームクーヘンドットミー)」をプレオープンしたと発表しました。
乳幼児や未就学児は日々の成長を著しく感じられる時期。家族や祖父母と過ごした記憶は、何ものにも変えられないかけがえのない思い出になります。そんな思い出の瞬間や場面を「リアルな実写VR映像」として記録し、VRで追体験をすることで、当時の記憶や忘れていた感情、感覚までもが鮮明に蘇り、類を見ない思い出の振り返り方ができるようになるのがBaumkuchen.meの特徴。
主観映像はスタンドアローン型のOculus GoといったVRゴーグルを使うことで見れるようになります。VRゴーグルをかけた人の視点で映像が楽しめるとのこと。
Baumkuchen.meの3つのポイント
1. 3DVR-ストリーミング再生
現実感、没入感のある追体験ができるように、立体映像にこだわったVRビューイング機能が搭載されています。スマートフォンでもストリーミングが再生可能。従来の写真やホームビデオにはない機能です。
2. 独自開発した映像編集によるVRアルバム化
撮影した素材は、シータのVR映像エディターが開発した編集方法によって世界に一つだけの「VR映像アルバム」に自動変換されます。
3. 限られたユーザー同士での共有体験
VR映像は家族や特別な人たちと共有し、共感しながら楽しむこともできます。遠方にいる祖父母など、すぐに会うことができない人に向けて特別な日の思い出を共有することも可能。
高品質な映像体験を提供するために、本サービスのVRコンテンツはすべて「180°立体視」の映像となっています。体験価値を損なわないよう配慮を行いながら、それぞれの撮影場所に最適な収録機材をシータが選定するとのこと。
撮影には出張撮影と店舗撮影の2タイプがあります。オンラインでの問い合わせ後、撮影場所や内容についてヒアリングを行い、当日はプロカメラマンが撮影(具体的な費用感、撮影場所などについてはウェブサイトにて公開されます)。
撮影した映像素材は、半自動化されたシータ独自の編集ワークフローにより、最短1日で視聴可能。また、複数の場所で撮影された思い出の記録は、写真のアルバムに変わるVR映像アルバムとして編集し、3分程度にまとめられたダイジェスト版を後日、追体験することもできます。
Baumkuchen.meはOculus GO、iOS、Androidに対応。使用料は無料です。
Baumkuchen.meは、2019年5月にβ版が公開される予定。プレオープンにあたり、シータは公式サイトにて初回限定の「モニター」を募集中です。
両親にどのように育ててもらったか、兄弟・姉妹とどのように遊んだか、祖父母はどんなに優しくしてくれたか。このような幼いころの思い出は、成長するにつれて忘れてしまいがちです。そうなると、自分が体験していたことも他人の体験のように思えてしまいますよね。しかし、忘れてしまった思い出を実写VR映像を使って追体験することができれば、昔の記憶が鮮明かつリアルに蘇ってきそうです。従来の写真やビデオで見るのと比べて、そのシーンはより生き生きとしているでしょう。Baumkuchen.meを使って、かけがえのない記憶を体験してみてはいかがでしょうか?