グルメ
2019/3/7 18:00

罪悪感のないアイスとは? 松本 薫さんが手がける「Darcy’s」のギルトフリーアイスを食べた

柔道金メダリストの松本 薫さんが、引退後のセカンドライフとして「アイスクリーム作ります」と報告したことが話題となりました。松本さんは、現役時代から甘いものが好きで、毎日食べても身体への負担が少ないアイスを作りたい、という思いから、“ギルトフリー”(罪悪感がない)をコンセプトにしたアイスショップ「Darcy’s」(ダシーズ)を2月12日にオープン。松本さん自ら手がけるギルトフリーなアイスに注目が集まっています。

 

そこで今回は、GetNavi webでおなじみのアイスフェアリーこと声優の前田玲奈さんによる実食レポートと松本 薫さんのインタビューをお届けします。

↑松本 薫さん(左)と前田玲奈さん(右)

 

ギルトフリーなアイスとは?

「Darcy’s」は、東京・高田馬場にある東京富士大学の一角にアイスクリームラボ「アイスクリーム 研究所」をオープン。現在、SNSなどで告知しながら不定期にアイスを販売しています。アイス販売日には現地で整理券が配布されますので、なるべく早い時間に行くことをオススメします。

 

Darcy’sの提案するギルトフリーアイスは、「乳製品不使用」「白砂糖不使用」「グルテンフリー」「トランス脂肪酸不使用」をうたっており、ココナッツミルクや豆乳などをベースにしたヘルシーなアイスとなっています。

 

現在のところ、メインで販売しているのは「ココナッツミルクチョコクッキー」と「豆乳焦がしキャラメル」の2種類。それぞれ「プレミアム」と、有機原料にこだわった「プレミアムS」の2種類が選べるようになっており、合計4種類の味をラインナップしています。

 

2つの味を楽しみたい方には、それぞれ1スクープずつ入れた「HALF&HALF」も用意されているほか、クッキーやキャラメリゼのトッピングを追加することも可能です。

 

さらに、3月3日には「さくら豆乳アイス」を100食限定で提供するなど、今後は季節限定の味を販売することも検討中とのこと。

 

アイスの満足感がちゃんとあるのに罪悪感ゼロ

松本さんは、自らラボに入ってアイスを作っているほか、時には店頭に立つこともあるのだとか。

 

松本さんいわく、「プレミアムSは有機JAS認定の高級ココナッツミルクや卵を使っていて、プレミアムとはまた違った味が楽しめますよ」とのこと。

 

前田さんは「どうしよ~全種類食べたい~」と迷いつつ、「ココナッツミルクチョコクッキー」と「豆乳焦がしキャラメル」の「プレミアムS」をそれぞれ1つずつ注文することに。その場で食べることもできますが、テイクアウトも可能(保冷バッグは1つ200円で販売)。持ち帰って自宅でゆっくり食べることもできます。

 

ココナッツミルクチョコクッキー

※(写真はプレミアムS)

脂肪燃焼、むくみ改善、アンチエイジングなどダイエット美容にも効果があり、風邪の予防にもなる成分を含むココナッツミルクをベースにしたヴィーガン対応アイス。乳製品不使用/小麦粉不使用/安定剤不使用/卵不使用。プレミアム 400円、プレミアムS 500円(いずれも2スクープ)。

 

 

ココナッツの風味がしっかり感じられますね口どけがよく、後味がとてもスッキリしているので、サラサラと食べられちゃいます。チョコクッキーの食感がアクセントになっているのもポイント。甘味もちゃんとあって、ギルトフリーなイメージがいい意味で裏切られました!」(前田さん)

 

豆乳焦がしキャラメル

有機JAS認定オーガニック豆乳とこだわり卵、てんさい糖を手鍋でじっくり焦がしたヘーゼルナッツのキャラメリゼをトッピングしたアイス。乳製品不使用/小麦粉不使用。プレミアム 450円、プレミアムS 550円(いずれも2スクープ)。

 

「さきほどのココナッツミルクチョコクッキーとは違い、プルンとした不思議な食感が印象的。お豆腐を使ったアイスによくある“まったり”した感じとも違う、いままであまり食べたことのない食感です。味は、まず豆乳の風味が感じられるのですが、後から香ばしいキャラメルの味が追いかけてきますね。キャラメリゼの部分はデザート感が高く、食べたあとの満足感があります」(前田さん)

 

前田さんいわく、「以前にもヘルシー志向のアイスを食べたことがあるんですけど、独特な風味があったり甘味が少なかったり、やっぱり普通のアイスとはちょっと違うな、という印象でした。でもDarcy’sのアイスは、ちゃんと『アイスを食べた』という満足感が感じられるのに、素材は身体にいいものを使っていてギルトフリーな気持ちで食べられるのが新しい、と思いました」とのこと。

 

「まずはHALF&HALFで両方食べてみるのがオススメですよ!」(前田さん)

 

毎日食べられるアイスを作りたかった

今回、特別に松本 薫さんにお話しを伺うことができました。

 

――以前からアイスはお好きだったんですか?

松本さん(以下、敬称略):はい、好きでした。小さいころは家でかき氷しか食べさせてもらえなかったのですが、初めて市販のアイスを食べたとき、あまりのおいしさに衝撃を受けたんです。それからアイスが好きになりましたね。

 

――初めて手がけられたアイスで、「ギルトフリー」をコンセプトにしたのはなぜでしょうか?

松本:2012年のロンドン五輪で金メダルをとったときに「パフェが食べたい」と話したら、そのあとどこへ行ってもみなさんが気を遣ってくれてパフェを用意してくれるようになったんです。それで1日4食パフェを食べる、というのを1週間以上続けていたら、体調に異変が現れてしまったんです。そのときの経験から、毎日食べても身体に負担をかけないアイスを、と思ったのがきっかけですね。

 

――ギルトフリーなアイスというと、あまり甘くないとか満足感が少ないとかいうイメージが思い浮かぶんですけど、Darcy’sのアイスはとてもおいしくて、いい意味で「ギルティーな味」がしました。

松本:海外のそういったアイスを食べたことはあったんですけど、使っている食材がギルトフリーに適さないものも多くて、それならイチからレシピを作ろうということで、グルテンフリーやギルトフリー料理を研究している木村幸子さんの監修のもと、このアイスを作り上げました。カロリーは多少抑えてはいますが、低カロリーをうたうものではなく、食べて身体の中からキレイになる“インナービューティー”をテーマにしているんです。

 

――ちなみに松本さんは2つのアイスだとどちらがお好きですか?

松本:最初は「豆乳焦がしキャラメル」の方が好きだったんですけど、作る時にずっと食べていたので、いまは「ココナッツミルクチョコクッキー」の方がお気に入りですね(笑)。

 

――今後、別の場所に店舗を出店したり、スーパーやコンビニなどの小売店で販売するといった予定はあるんですか?

松本:いまのところは未定なんですが、日本だけでなく世界に広めていきたいと思っています。Darcy’sのロゴも、ちゃんと世界展開を考えて作ったんですよ。

 

――ちなみに、このロゴの女性って松本さんなんですか?

松本:よく言われるんですけど、違うんですよ(笑)。似ていますか?

 

――そっくりです! 今日はお忙しいところありがとうございました!

 

松本 薫さんが手がけるギルトフリーアイスショップ「Darcy’s」は、現在不定期営業中ですので、販売日は同社のサイトやSNSでチェックしてみて下さい。