行列ができるティースタンド「ジ アレイ」がタピオカミルクティーブームの火付け役になったり、今秋には大型書店「誠品書店」が日本に出店を予定したりなど、今、台湾の文化に注目が集まっています。実は、日本と並ぶ文房具大国でもある台湾。筆者も個人的に何度も訪問し、その熱を肌で感じています。
そんな台湾から美しく、そして機能的な万年筆「TWSBI(ツイスビー)」が、日本に本格上陸しました。
ツイスビーとは?
ツイスビーは、台湾の筆記具メーカー・三文堂の万年筆を中心とした筆記具ブランド。三文堂は、プラスチック製品や金属製品の製造に強みがあり、有名筆記具ブランドのOEMを40年以上も請け負ってきた実績のあるメーカーです。
そんな三文堂=San Wen Tongのイニシャルを逆に並べ替え、台湾の言葉で“筆”を表す「BI」を加えて「TWSBI」。万年筆の分野では2009年に創設された比較的新しいブランドですが、先述の通り筆記具の製造においての実績は十二分にあるわけです。
今回は、ツイスビーのエントリーモデルでもある「ECO」シリーズを紹介しましょう。
・インクの補充方法は本格的な「吸入式」
ECOは、エントリーモデルでありながら本格的な吸入タイプの万年筆。ボディに直接インクを吸入して使えます。たっぷりインクを入れられるので、「ECO」の名前の通り、長時間の筆記が可能です。
・上質な書き心地を生み出すペン先
万年筆は書き心地も大切。ECOのペン先はステンレススチール製ではありますが、長年のOEM経験を生かし、滑らかで良質な書き心地を実現。
「鉄ペンはちょっとね」なんて言わずに、是非一度手に取ってほしいと思います。
字幅はEF(極細字)、F(細字)、M(中字)、B(太字)、スタブ(縦の線は太字・横の線は中細字)の5種類。筆者がメインで使用しているのはFです。
・透明ボディでインク色を楽しめる
ボディはクリアカラーなので、吸入したインクの色合いや透明度、そして粘度を目でも楽しむことができます。書いた文字だけでなく、ボディからもインクの存在を感じ、楽しめるところも「TWSBI」のいいところ。
・カラフルな色展開
キャップと尻軸のボディカラーを選べ、カラーラインナップも豊富。どの色も鮮やかで美しいですね。個人的にはネイビーのスーツに“はずし”として合いそうなピンクが気になりました。
また、「サンセットオレンジ」は日本限定カラーです。
・完全分解でき手入れも簡単
本格的な吸入タイプでありながら、付属のレンチを使ってかんたんに分解・洗浄ができる点も、ツイスビーの特徴。しっかりインクの洗浄ができて、入れ替えができるのはうれしいポイントですね。
・5000円というリーズナブルな価格
こんなに魅力たっぷりにもかかわらず、価格は5000円(税別)。本格的な吸入タイプの万年筆でこの価格は、なかなか見かけません。
今まで万年筆は、手軽なカートリッジ式しか使ったことがない、という人にも一度使っていただきたい一本。ちなみに筆者も、このエコで吸入式デビューをしました。
こんなあなたにおすすめ!
・万年筆が好きな人
・インクが好きな人
・台湾が好きな人
【商品情報】
TWSBI https://twsbi-sakaijapan.com