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2019/4/9 6:00

【GW前必見!】国内外の旅をより楽しむための100のアイデア教えます――『旅のアイデアノート』

10日間の大型連休がもうすぐやってくる!

 

これまでまとまった休暇が取れずなかなか旅に出られなかった人も、このGWには楽しい旅行のプランを立て、ワクワクしているところはないだろうか?

 

そんな皆さんに出発前に是非読んでほしいのが、『旅のアイデアノート』(森井ユカ・著/産業編集センター・刊)。旅の達人が国内外の旅をもっと楽しく、もっと快適にしてくれる100項目のアイデアを、あいうえお順に取り上げた一冊だ。

 

 

海外でスマホを賢く使う方法

今や、旅に欠かせないモノの筆頭にあげられるのがスマホだろう。現地ではスマホの中のGoogleマップがあれば、迷うことなく何処にでも行けるし、現地のおいしいレストランや素敵なお店の最新情報も簡単に検索、収集できる。

 

国内旅行なら、パケット定額サービスがあるから気にせずに使えるが、注意しなければならないのが海外に出たときだ。

 

海外で携帯を使うには大雑把に分けて、以下のような方法があります。(中略)

1.そのまま普通に使う

2.海外に着いたら携帯電話会社のプランに切り替えて使う

3.Wi-Fiが入るところだけで使う

4.Wi-Fiルーターを調達して使う(a 国内外で借りる/b SIMフリーのルーターを買う)

5.SIMフリーのスマホに、現地で使えるSIMを国内外で買って入れて使う

安い順に並べると3-5-4-2-1となります。

(『旅のアイデアノート』から引用)

 

いちばん気をつけなければならないのが、1のそのまま使ってしまうこと。海外で使用したパケット通信料は日本での契約の適応外なので、うっかりメールをしたり、あれこれ検索していると、後で数十万円というような高額請求がきて慌てることになる。

 

ちなみに著者の森井さんは、2の「パケットパック海外オプション」を利用しているそうだ。で、私の場合はケチなので、海外に出たときはいつも3のみ。飛行機内だけでなく現地でも”機内モード”にしておきWi-Fiのみをオンにして使っている。

 

 

お土産はスーパー、ミュージアムショップで探す

さて著者の森井さんは立体造形家だが、雑貨コレクターとして国内外の日用雑貨や食品のパッケージを収集し、それらを書籍化している。つまり、各地でお土産を探す達人でもあるというわけだ。

 

世界が狭くなり、特にあらゆるものが手に入りやすい日本では、珍しいお土産はそうそうみつかるものではない。が、高級品ほど入手しやすく、庶民的な何気ないものほど手に入りにくいとは言える。ユニークなお土産が潜むのは、国内でも海外でもスーパーマーケットだと森井さんは言う。

 

たとえば、海外のスーパーでは、軽くて持ち帰りやすいハーブティーの類によいものが見つかる確率が高いそうだ。日本のスーパーでは全国的にご当地製造のドレッシングがどんどん発売されているので、調味料コーナーはよく観察してみたい。本書では最近、森井さんが選んだお土産で優秀だったものがリストアップされているので、ぜひ参考にしたい。

 

さらに、

 

国内外共通のとっておき土産が潜む場所は、博物館や美術館のミュージアムショップです。個性的なデザインのものがセレクトされているので、他ではなかなか見つからないものに出会えます。

(『旅のアイデアノート』から引用)

 

そういえば、私も去年、パリ土産でみんなに大喜びされたのが、ルイ・ヴィトン美術館で見つけたグッズだった。限定アイテムなので他では買えないし、またお土産品なのでルイ・ヴィトンの名が入っていても驚くほど安価だったのだ。

 

 

大使館ではお金は貸してもらえない

ところで、海外でスリに会ったり、トラブルに巻き込まれたとき駆け込むのが日本大使館だから、出発前には所在地は把握しておくべきだろう。

 

しかし、

 

現金をなくした場合に貸してくれるところだと思っている人もいるようですが決してそうではなく、調達の仕方をアドバイスしてくれるところなので期待するべからず。

(『旅のアイデアノート』から引用)

 

大使館では紛失したパスポートの再発行、あるいは帰国に必要な渡航許可証の発行はしてくれるが、お金は自力でなんとかするしかない。

 

私たち家族は長年パリで暮らしたが、たった一回だけ日本大使館から電話が入ったことがある。ある知人が空港に着いた途端、すべての荷物を奪われてしまったのだ。大使館に駆け込んだ彼は知り合いだった私たちの名前を伝え、大使館員が在留者のリストからわが家の電話番号を調べて電話を掛けてきたのだった、助けてあげてほしい、と。

 

海外旅行では、スリや置き引きに合わないよう、細心の注意をはらうことはもちろん、友だちの友だちであっても、いざというとき頼りになる日本人が現地にいるのなら、その人の名を覚えておくといいだろう。

 

さて、本書は、旅に必要な情報が「あ」のあいさつ、雨、からはじまり、「わ」のWi-Fi、ワセリンまで、あいうおえ順に100項目紹介されている。SNS、カバン、薬、靴、クレジットカード、コインロッカー問題、コンシェルジュ、写真、ストップオーバー、タワー、蚤の市、風呂、防犯、保険、マイレージ、マナー、夜遊び、両替、レンタカーなどなど、あらかじめ知っておきたい旅の知恵がいっぱいだ。

 

【書籍紹介】

旅のアイデアノート

著者: 森井ユカ
発行:産業編集センター

「マツコの知らない世界」「ヒルナンデス!」等TV出演多数! 世界を旅する雑貨コレクター・森井ユカが教える本当に役立つ”旅のアイデア”100! 貴重品、チップ、保険、マナー、両替、Wi-Fi etc…慣れない旅は不安が尽きません。この本は、雑貨コレクターや立体造形作家として人気の森井ユカさんが、
国内外の旅行で体験したエピソードをもとに、旅先で役立つ100のアイデアをイラスト入りでまとめた1冊です。旅慣れた森井さんの愛用グッズや、知っておけばグッと便利になるお役立ち情報などを多数掲載!

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