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2019/5/15 21:30

Xperia 1…Pixel 3a…うーむ。私が「ドキドキした」新夏スマホ【ソフトバンク編】

ソフトバンクは2019年夏に向けた新商品を発表しました。スマホは「AQUOS R3」「Xperia 1」のハイエンド2機種と、エントリーモデルの「arrows U」「LG K50」の計4機種。そのほか、ケータイ1機種、タブレット1機種、モバイルルーター1機種もラインアップに並びます。各機種の概要を見ていきましょう。

 

ディスプレイ&AIカメラが進化したAQUOS R3

AQUOS R3の特徴は「Pro IGZO Display」。約6.2インチとRシリーズ最大で、解像度もQuad HD+(3120×1440)とシリーズ最高解像度を実現しました。また、表現できる色もAQUOS R2の1677万色から約10億色に増え、より鮮やかな色彩表現が期待できます。

 

↑本体サイズは、H約156×W74×D8.9mm、重量は約185g

 

カメラは搭載AIが進化。動きのある被写体を分析し、最適なシャッタースピードを設定するほか、動画撮影時には、笑顔など見どころとなるシーンを抽出し約15秒間のダイジェストムービーを作成する「AIライブストーリー」機能を搭載します。

 

ディスプレイ上部はしずく型のノッチで、下部は指紋センサーが食い込むようなかたちになっており、ベゼルがそこまで細くないが、占有率は悪くない印象。色彩の表現力と合わせれば、動画視聴時などの没入感は得られるのではないかと感じました。

 

発売は5月下旬から、予約は5月17日から受付開始です。

 

↑カラーは「プラチナホワイト」「エレガントグリーン」「プレミアムブラック」の3種。エレガントグリーンはソフトバンクオリジナルカラー

 

迫力の映像表現がウリのXperia 1

縦長のデザインが特徴のXperia 1は、世界で初めて4K有機ELを採用。アスペクト比は21:9の「シネマワイドディスプレイ」で、横向き時には画面いっぱいに動画視聴を楽しめます。またカメラは、標準・望遠・超広角のトリプルレンズを搭載。瞳を検出してピントを合わせる「瞳AF(オートフォーカス)に対応します。さらに、映画並みのクオリティの動画が撮影できる「Cinema Pro(シネマプロ)」を搭載しています。

 

↑サイズはH約167×W72×D8.2mm、重量は約178g。縦長なのでマルチタスク表示も見やすい

 

↑指紋センサーは背面から側面に移動

 

縦長なので片手では上端に指が届かないが、個人的にスリムなデザインは持ちやすくて好み。トリプルレンズカメラ、4K有機ELディスプレイを搭載したことで、撮ることも観ることもフルに楽しめそうな1台です。

 

発売は6月中旬以降、予約は5月17日から受付開始予定です。

 

↑カラーは「パープル」「ホワイト」「ブラック」の3種

 

スマホデビューにもぴったりのarrows U

arrows Uはシンプルな仕様がうれしいスマホ。側面に「Googleアシスタント」を起動できるアシスタントキーを配置し、アイコンなどが見やすく操作しやすい「シンプルホーム」を搭載します。また、デュアルレンズを搭載し、「ポートレートモード」で背景をぼかした写真を撮影できます。

 

↑サイズはH約149×W72×D8.7mm、重量は約165g。画面は「シンプルホーム」を適用した状態

 

↑アシスタントキーは長押しで機能を起動できる。「ライト」や「カメラ」など、機能の割り当ての変更も可能

 

スマホ初心者がターゲットとのことで、使いやすさに配慮されている印象です。ただし、本体がやや厚いと感じたのと、通常のホーム画面とシンプルホームの切り替えに若干時間がかかったのは気になる点。しかし、アシスタントキーを搭載したり、ポートレート撮影ができたりと、コスパを重視する人にもおすすめのスマホだと感じました。

 

発売は6月下旬以降、予約は6月中旬以降に受付を開始する予定です。

 

↑カラーは「ブルー」(メインカラー)「ブラック」「ホワイト」の3種

 

エンタメも楽しめて長く使えるLG K50

LG K50は3500mAhの大容量バッテリーを搭載。消費電力を抑える「エコプレイ」機能もあり、長く使える点が強みです。ディスプレイは約6.26インチ。カメラはデュアルレンズを採用しており、ポートレート撮影ができます(インカメラでも可能)。

 

↑サイズはH約161×W77×D8.7mm、重量は約172g。arrows U同様に操作性がよく、スマホ初心者向けのモデルといえる

 

デュアルカメラや6.2インチのディスプレイなど、基本機能が充実しており、arrows Uよりもコスパ重視のモデルと言えそう。メタリックなデザインは見た目もよく、電池持ちが良い点もうれしいポイントです。

 

発売は7月上旬以降、予約は6月下旬以降に受付を開始する予定です。

 

↑カラーは「スペースブルー」「プラチナシルバー」の2種。メタリックなデザインが特徴

 

快適な通話を実現した「かんたん携帯10」

フィーチャーフォンの新製品として発表されたのが、シャープ製の「かんたん携帯10」。全モデルを踏襲し、ボタンを押すだけで登録した連絡先に電話をかけたりメールを送信したりできる「楽ともボタン」を搭載します。また、通話中にレシーバーから自分の声が聞こえる「スムーズトーク」、相手の声がゆっくり聞こえる「スロートーク」に対応。騒がしい場所でも相手の声が聞き取りやすく、快適に通話できます。

 

↑重量は約127g。IPX5/8の防水、IP5Xの防塵性能も備えている

 

シンプルさ、見やすさ、使いやすさはもちろんですが、防水・防塵に対応しており、意外にタフに使えそうなモデルです。シニア層だけでなく、電話やメールだけ使えればいいという人も検討する価値はあるのではないかと思います。

 

発売は6月中旬以降を予定しています。

 

↑カラーは「ピンク」「ゴールド」「ネイビー」の3種

 

長時間使用&子どもも使える「Lenovo TAB5」

「Lenovo TAB5」は、フルセグ/ワンセグ対応の10インチタブレット。デュアルスピーカーを搭載しており、バッテリーは7000mAhと大容量のため長時間視聴も可能です。また、「キッズモード」を搭載しているのも特徴。アプリやウェブサイトの使用制限、使用時間の制限を設定できます。防水(IPX3)・防塵(IP5X)に対応。

 

電池持ちに優れ、水回りでも使用できるのは便利です。また「キッズモード」も親にとってはありがたい機能。「子どもに動画を見せたりゲームで遊ばせたりしたいけど、まだスマホを持たせるには早いし…」、と悩んでいる人は検討してみてはいかがでしょうか。

 

発売は9月上旬以降を予定しています。

 

↑サイズはH167×W242×D8.1mm、重量は約540g。カラーは「ブラック」「ホワイト」の2種

 

高速通信&かんたん接続ができる「Pocket WiFi 802ZT」

「Pocket WiFi 802ZT」は、ZTE製のモバイルWi-Fiルーター。下り最大988Mbpsはソフトバンク史上最速となる数値で、高速通信が可能です。キャリアアグリゲーション、4×4MIMO、256QAMに対応するほか、ディスプレイに表示されるQRコードをスマホで読み取ってかんたんに接続できます。手間がかからず素早く接続できるのは便利なポイント。発売は7月下旬を予定しています。

 

↑サイズはH約67.5×W112×D15.6mm、重量は153g。カラーは「シルバー」。中央にディスプレイを搭載する

 

 

手にすると印象が激変したXperia 1

個人的に今回のラインアップのなかで気になったのは、Xperia 1。実際に手に取る前は、縦長は使いにくいのではないかと思っていましたが、幅がスリムで持ちやすく、取り回しも悪くなさそうだと感じました。映画並みの映像が撮れるカメラ、21:9のディスプレイでの動画視聴も体験してみたいところです。また追加でGoogle期待の新スマホ「Pixel 3a/3a XL」も5月17日の発売に決まり、こちらも期待大のモデルですね。