仕事にプライベートに、人から「おっ」と思われる瞬間というのは、意外と「細かな身だしなみ」だったりします。毎日着る服がアイロンされているか、爪や眉の手入れは行き届いているか——。よく女性はそういった細かな点を気にすると言いますが、性別問わずビジネスの場でも見ている人は見ているものです。
そんな身だしなみの中でも、あまりケアが行き届かないのが「香り」。特に頭皮から出るニオイは自分ではなかなか気づきにくいものです。一方、だからこそ、意識的にケアを行うことで人に好印象を与えることができるポイントとも言えます。今回はそんな香りを手間なくケアできる頭皮の香水「スエロスデオドライズシャンプー」の効果を、最新のデジタルガジェットの取材で、国内外問わず飛び回るライター・井上 晃さんがレビュー。日常のどんなシーンで役立つかご紹介したいと思います。
【シーン1】時間がない朝のスタイリングに活用
今回使用した「Suelos(スエロス)」は、頭皮ケアと臭いケアを同時に行えるフレグランスドライシャンプーです。「シャンプー」という名前は付いていますが、水で洗い流す普通のシャンプーとは全くの別物。実際のイメージは、頭に使える制汗スプレーという表現が近いかもしれません。キャップを外して、ノズルをプッシュするとパウダーを含んだ冷たいガスが勢いよく噴射されます。
この微粒パウダーが余分な皮脂を吸着する仕組み。シューっとスプレーしてから手ぐしで馴染ませるだけで、まるで風呂上がりにドライヤーをかけたようなサラサラの髪になります。使用後に水で洗い流す必要はありません。
例えば、疲れ切ってシャワーを浴びずに寝てしまった翌朝。前日付けた整髪料が残った髪はベタッと潰れていますが、このドライシャンプーを使えば30秒程度でサラサラになり、自然なボリューム感も取り戻します。面白いことに頭皮のむず痒さも解消されるんです。もちろん、その上からさらに整髪料を少し付けてセットするのもアリ。
スプレー後、ふわっと漂うベルガモットの香りは、石鹸を思わせる爽やかさ。自然なフレグランスで頭皮の独特の臭いも上手にマスキングされました。香水のように鼻にツンとくることはないので、仕事前の身支度に使っても問題ありません。
また、サトウキビエキス、カキタンニンケイ酸(アンモニウム/銀/亜鉛/アルミニウム)などが含まれていて、複合的な作用によって、臭いの元を分解してくれるらしい。単に臭いで覆うだけでなく、根本的な臭いの元も抑えてくれるわけです。
【シーン2】出先で汗をかいてしまった後のケアに
筆者は普段、出先での仕事が多め。展示会場を半日歩き回って汗だくになったあと、クライアントとの商談に向かうなんて日もしばしばあります。額から汗が垂れて前髪がべタッとしてしまうような状態では、臭いも相手の視線も気になります。
そんなときに、スエロスをシューっとひと吹きして、手ぐしでさっと整えます。フワッと良い香りに包まれ、スプレー自体の清涼感で額へと流れ落ちる汗もストップ。あとは、手鏡やスマホのインカメラを開きつつ、ビル風で崩れた髪を手ぐしで整えながら、余分なパウダーが白く残っていないか確認すればOKです。
この手のアイテムは、とにかくかさばらずに持ち運びたいもの。そういう意味でスエロスのサイズ感は絶妙でした。ビジネスバッグに忍ばせておくのはもちろん、プライベートで使うようなシティバッグや小さなポーチなどにもきっちり収まります。
【シーン3】帽子をかぶるスタイリングも自由度アップ
昔っから帽子が好きで、プライベートでは頻繁にかぶっています。小洒落た集まりなら、ハットを選ぶこともあったり——。しかし、悩ましいのは長時間帽子をかぶっていると頭皮が蒸れてくること。飲食店に入ったり、人に挨拶するときには、帽子を脱ぐことも当然出てくるので、髪がベタッとしていると格好がつきません。
こんなシーンでもスエロスを使ってみましたが、帽子で蒸れてしまった髪も簡単にサラサラに戻りました。出先では「髪を濡らして整える」は簡単ですが、「髪を乾かして整える」は意外と難しいもの。さっと洗面所に入って髪を直す時にドライシャンプーがあると重宝します。
また、帽子着用前にあらかじめスエロスを髪に使っておくという使い方もオススメ。大量に汗をかいたりしなければ、髪のサラサラ感がキープされました。
【シーン4】ちょっとした運動後にベストな香りコンディションへ
スポーツシーンでもスエロスは活躍します。試しに日課のジョギング後に使ってみたところ、大量の汗をかいた状態でも、タオルでしっかり汗を拭き取ってから、スプレーすることで、香りと気分をリフレッシュできました。
例えば、街中をファンランでのんびり回っていてカフェでランチを取りたくなったりしたときには、さっと髪と臭いを整えられるでしょう。また、仕事前や仕事の合間にジムに寄るような場面でも、髪を濡らさずに整えられるのは手軽。運動後にシャワーを浴びられる環境が整っているとしても、髪を濡らしてドライヤーをかけて整髪料でセットするのに比べると、スプレーして手ぐしで済むのはかなり時短になると思いました。
髪を3日洗わなくても大丈夫——。そんな謳い文句を疑いつつ使ってみたドライシャンプー。実物を使用して感じたのは、「髪がサラサラになるだけで、髪を洗えなかったときの不快感はこんなに減るのか」という驚きでした。パウダーでスッキリするこの感覚は斬新。汗ばむ季節になったいまこそ、1本携帯しておくのがオススメですよ。
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執筆/井上 晃 撮影/篠田麦也