オーディオテクニカの「SOLID BASS」(ソリッドベース)は、“圧倒的な低域表現”で人気のブランド。そのSOLID BASSから、2つのワイヤレスオーディオが登場します。今回は、ポータブルオーディオ製品の専門店「e☆イヤホン 秋葉原店」のスタッフのみなさんにSOLID BASSの新作2モデルを試して頂き、その実力を評価してもらいました。
ワイヤレスを超えた重低音と抜群の装着性
同ブランド初の完全ワイヤレスイヤホン「ATH-CKS5TW」は、“ワイヤレスでも迫力の低音が聴きたい”という声に応えた重低音再生が特徴。一般的に、ワイヤレスオーディオでは音源データを圧縮して伝送するため、低域や高域がカットされた“痩せた音”になりがちです。
しかし、「ATH-CKS5TW」は2層の振動板を採用した専用10mm径のドライバーにより、クリアかつフルレンジサウンドを実現。振動板に高度の異なるPEEK素材とTPU素材を組み合わせることで、ワイヤレスでも低音の厚みと中高域の鮮明さが際立っています。
【コメントその1】 e☆イヤホン秋葉原 店長・ばらまつさん
e☆イヤホン 秋葉原店のばらまつ店長は、「ATH-CKS5TW」のサウンドについて、「アタック感の強い低音が気持ちいいですね。驚いたのは、低音が強調されるイヤホンだと埋もれがちな中高域もクリアに出ていること。ボーカル曲にも合います」と絶賛。同店スタッフの“けんさん”も、「厚く量感のある低音で、大好きなHIP-HOPやクラブミュージックが楽しく聴けます」と、その豊かな低音が気に入ったようでした。
また、完全ワイヤレスイヤホンにおいて重要なのは装着感。耳にうまくフィットしないイヤホンは、動くたびズレてストレスになるだけではなく、最悪の場合は耳から外れて落ちてしまうことも。
「ATH-CKS5TW」は、完全ワイヤレスイヤホンのために開発された専用のシリコン製イヤピースにより、耳にしっかりフィットして、安定した装着性と高い遮音性を実現しています。また、耳の凹凸にピタッとハマってホールド感を高める「3Dループサポート」も付属しており、耳の小さい方や女性でも安心して装着することができます。
【コメントその2】 e☆イヤホン秋葉原店 こまちゃん
e☆イヤホン 秋葉原店スタッフの“こまちゃん”は、「第一印象は、私の耳には少し大きいかな、と思いましたが、装着してみるとすごくフィット感がよくて外れにくかったです。ノズルが長めなので、耳にしっかり入ってくれますね。また、イヤホン自体が軽くて、これなら長時間つけていても疲れにくそうだなと思いました」とコメント。こまちゃんは売り場で女性客からオススメのイヤホンを聞かれることもあるそうですが、「ATH-CKS5TWは、軽くて外れにくいので女性のお客様にもオススメしたいですね。とくにカーキは、ピンクやホワイトよりも落ち着いた色で、大人の女性にも合いそう」とのこと。
【コメントその3】 e☆イヤホン 秋葉原店 けんさん
秋葉原店スタッフの“けんさん”は、「ATH-CKS5TWは耳にぴったりフィットする分、遮音性が高いのもポイント高いですね。がっつり音楽に浸れます」と、その装着感の高さを評価していました。
イヤホン単体での連続再生時間は、業界最高クラスの約15時間。さらに、専用の充電ケースを併用することで、最大約45時間も使うことができます。毎日の通勤・通学で1日2時間程度使っても、3週間程度は使える計算ですね。うっかり充電忘れで音楽が聴けない……ということも、この「ATH-CKS5TW」なら心配なさそうです。
使う際は、ケースを開けてイヤホンを取り出せば自動的にペアリングが開始されるので、面倒なペアリング設定は不要(初回のみ送信機側での設定が必要です)。使い終えたあとは、イヤホンをケースに戻せば自動的に電源オフとなり充電が開始されます。
本体カラーは定番のブラック、エッジの効いたブルー、ナチュラルな印象のカーキの3色をラインナップ。好みのカラーを選べるだけでなく、複数カラーを購入して、その日のファッションに合わせて使い分けてもいいですね。
【SPEC】●再生周波数帯域:5Hz~40kHz ●出力音圧レベル:110dB ●インピーダンス:16Ω ●Bluetoothコーデック:SBC/AAC/aptX ●耐水性:IPX2(防滴/イヤホン部のみ)●再生時間:約15時間(イヤホン本体)、約45時間(充電ケース併用) ●充電端子:USB Type-C ●質量:8g(イヤホン1個あたり)、60g(充電ケース) ●付属品:充電ケーブル、イヤピース4サイズ(XS/S/M/L)、シリコンリング
バランスの取れた音質と驚異のロングバッテリー
SOLID BASSから登場したもうひとつのワイヤレスは、軽快な装着感とSOLID BASSならではの深い重低音を両立したオンイヤータイプのワイヤレスヘッドホン「ATH-WS330BT」(発売中/実売価格1万円前後)。
こちらは、厚みのある重低音を再生するオンイヤー専用チューニングの40mm径 SOLID BASSドライバーを採用。低音の豊かなボリューム感をがっちり支えるユニットダンパーや、音響エリアと電気エリアを分けたアイソレーション設計により、サイズを超えた迫力のサウンドを再生します。
さらに、長さの異なる2つのエアダクトを設けた「ベースリードダクト」が低域の量感を調整し、低域と中高域のバランスが取れたクリアな音質を実現しています。
【コメントその4】 e☆イヤホン 秋葉原店 ADさん
e☆イヤホン 秋葉原店の“ADさん”に試聴して頂いたところ、「中低域がしっかり出ていて聴きやすい。ボーカル曲やアニソンなどにぴったりハマりますね。また、側圧が強すぎず弱すぎず絶妙なのは、さすがオーディオテクニカ! 長時間つけていても頭が痛くなりません」と、すっかりお気に入りの様子。同店のけんさんも、「抜けがよく軽快な音で、全体的にバランスがすごく取れています。低域も締まっており、中高域を支えるような質の良さを感じますね」とコメントしていました。
この「ATH-WS330BT」の驚異的な点は、そのバッテリー性能の高さ。なんとフル充電で、連続約70時間もの長時間再生を実現しています。これにはe☆イヤホンのみなさんもビックリ。「1日2時間使っても、約1か月は充電なしでOKというのは驚きです!」(けんさん)
【コメントその5】 e☆イヤホン秋葉原店 こまちゃん
こまちゃんは、オンイヤータイプならではのコンパクトさと、わずか167gという軽量設計、弾力のある低反発ウレタンを採用した立体縫製イヤーパッドに注目していました。「大きくて重たいヘッドホンは、装着しているとだんだん疲れてくることがあるのですが、ATH-WS330BTはとても軽いので快適につけていられますね。ヘッドホンはどうも苦手、という方にもオススメです。また、ハウジング部を畳めばカバンなどにも入れやすく、持ち運びも楽です」とコメント。
【コメントその6】 e☆イヤホン秋葉原 店長・ばらまつさん
ばらまつ店長は、「2018年に発売された同社のSound Realityシリーズのオンイヤーモデル『ATH-SR30BT』は、当店でも大人気の売れ筋モデル。コンパクトで取り回しやすく、70時間の長時間再生も魅力的ですが、このATH-WS330BTも同様の性能を備えているため、もしかすると人気が爆発するかもしれません」と、そのポテンシャルの高さを語っていました。「男性のお客様は耳をすっぽり覆うアラウンドイヤータイプのヘッドホンを好む方が多いですが、夏場はオンイヤーの方が快適です。ATH-WS330BTはイヤーパッドのクッション性が優れているので、耳の大きな男性にもフィットしますよ」とのこと。
本体カラーは、こちらもブラック、ブルー、カーキの3色をラインナップ。ATH-CKS5TWと揃いのカラーを用意してコーディネートするのもオススメです。
【SPEC】●再生周波数帯域:5Hz~35kHz ●出力音圧レベル:108dB ●インピーダンス:32Ω ●Bluetoothコーデック:SBC/AAC ●再生時間:約70時間 ●充電時間:約4時間(10分の充電で約4時間使用可能) ●充電端子:USB Type-C ●質量:167g ●付属品:充電ケーブル
様々なブランドの製品を取り扱うe☆イヤホンのスタッフも、思わず驚くほどの音質や性能を備えたオーディオテクニカ「SOLID BASS」の完全ワイヤレスイヤホン「ATH-CKS5TW」と、ワイヤレスヘッドホン「ATH-WS330BT」。「ワイヤレス製品は音質が……」と敬遠していた方や、いままで有線タイプの製品を使っていた方にもオススメしたい完成度です。この夏、ワイヤレスデビューを検討されている方は、ぜひe☆イヤホン各店や家電量販店の店頭で試聴してみてください!