デジタル
2019/7/12 17:45

キングジムの対話型翻訳機「ワールドスピーク」にかかる費用は初期料金だけ

キングジムは、世界72言語を翻訳し、ホテルや観光施設などの窓口業務で使用できる2台1組の対話型翻訳機「ワールドスピーク(HYK100)」を7月19日に発売。価格は14万8000円(2台セット・税別)です。

 

ワールドスピークは、向かい合って対話しながら使用できる据え置きタイプの翻訳機。会話ボタンを押しながら本体に向かって話しかけると、ペアリングしたもう1台の端末に、翻訳結果が瞬時にテキストで表示されると同時に、音声で読み上げられます。各端末の画面には、翻訳されたテキストが会話順に表示されるため、より円滑にコミュニケーションが取れます。

↑モニターは、カラー8.0インチ。連続動作時間は約5時間、連続待受時間は約20時間(ともに内蔵バッテリー使用時)です

 

言語に合わせて、複数の翻訳エンジンの中から自動で選択し、高精度な翻訳を行います。

↑72言語に対応。今後のアップデートにより、言語数は増減する可能性あり

 

通信方法は無線LAN、または有線LANから選択でき、使用する場に応じた通信環境で使用可能。内蔵マイクはノイズキャンセリング機能付きで、周りが多少騒々しくても大丈夫。商業施設やホテルのロビーなど、環境騒音がある場所でもスムーズな翻訳が可能です。

 

操作方法を見ていきましょう。

↑待ち受け画面には、翻訳機の説明を4か国語(日本語、英語、中国語、韓国語)で表示。スタッフによる説明がなくても、外国人のお客がスムーズに操作を始められます

 

↑あらかじめ翻訳したい言語を選択。言語選択画面から、本体に表示したい言語をタッチして指定します

 

↑マイクから30cmほど離れた位置から、会話ボタンを押しながら話します。会話ボタンから手を離すと、対話相手の画面に翻訳結果がテキストで表示され、同時に翻訳内容が音声で発話されます

 

↑会話が終了したら、会話終了ボタンをタッチし、操作を終了します

 

一般的な法人契約の翻訳機は、月額費用や数年単位での更新費用が発生するのが主流。ところが、この「ワールドスピーク」は本体の購入費以外、以降のランニングコストがかからないというから、うれしいですね。

 

【スペック】
●使用環境:オンライン、オフライン●翻訳言語:72言語対応●翻訳機能:双方向●本体サイズ:約W202×H170×D80mm●質量:約680g(1台)●カラー:シルバー