2019年も半分が過ぎました。
年末年始や年度初めには、翌年の予定や新しい目標にワクワクと胸を躍らせながら手帳を買われた方も多いのではないでしょうか。
1年の目標が半分は達成できている方、これから一層頑張る方にとっても目標や生活を管理してくれるのが手帳です。
しかし、半年前に選んだ手帳も少し使っていく内に、「微妙だなぁ」、「他にもっと使いやすい手帳はないかな?」といま持っている手帳の使い勝手に悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
手帳には多くの型や種類があり、使う目的によって選び方を変えるのがいいのでしょうが、確かに手帳選びはなかなか難しいもの。しかも、手帳は高価なものが多く、手帳選びに失敗しても買い替えるのには躊躇してしまいます。
わたしもしっくりくる手帳選びができず、これまでの手帳の蓄積はこのようになりました。
手帳は、スケジュールだけでなく以下のようにいろいろな面の管理に役に立ちます。
- 思いついたことのメモ、備忘録
- 買い物チェックリスト
- 思考の整理
など
この記事では、大学卒業後から10年以上の試行錯誤の末にたどり着いた「ノーストレスで自由に使い続けられる手帳術」を自信をもって紹介します。
手帳を使わずとも、スケジュール管理が出来るアプリも多数作られていていますが、「思いついたことを、その時のイメージですぐ記入することができる」のは、手帳ならではです。
私は手帳への手書きをおすすめします。
また、紙媒体の手帳(大きく型のないもの)なら、旅行先でのパンフレットを貼り付けたりスタンプを押したりもできます。この記事でおすすめしているような手帳なら、スケジュール管理だけでなく生活のすべてを詰め込んだ手帳を作ることができるのも大きな魅力です。
手帳とともに過ごすこと、振り返ると思い出のたくさん詰まった手帳があると思うとワクワクしてくるものではないでしょうか。
手帳は2種類に使い分けるのがおすすめ
わたしが手帳を分けたのは、用途と使い方が大きく違ったからです。
いつでもどこでもポケットに入れて携帯し、取り出して思いついたネタを書き込みたいネタ帳と、思考を巡らせながらある程度の時間をかけて使う手帳です。
わたしは大学卒業後から手帳を使い始め、現在、手帳歴は10年になります。使った手帳は途中で買い替えたものも含めてすべて取ってあり、10年間で手帳の選び方は以下の写真ように変わりました。
2008年から手帳を使っていますが、2012年で手帳サイズが大きくなり、2014年にももうワンサイズ大きくなっているのが特徴的です。
また2018年には型のある手帳ではなく、方眼ノートを使うようになりました。(2019年も型のある手帳は買いましたが、使わずに方眼ノートを手帳にしています)また、わたしは手帳の用途によって2種類の手帳を使い分けています。
手帳はとにかくノーストレスにすることが、ムリなく使い続けるためのコツです。使い分ける場合も、多くても2、3種類にしましょう。
わたしは、ネタ帳が1冊とスケジュール帳やアイディア帳としての手帳が1冊の計2冊を使っています。(使い分けるようになったのは2018年から)
左:ネタ帳※測量野帳(コクヨ)右:手帳※Campus 方眼ノートB5(80枚)
10年の手帳歴の中で徐々に手帳のサイズを大きくし、用途によってネタ帳と手帳を使い分けるようになりました。
この理由や使い方について、詳しく紹介していきます。
ノーストレスのネタ帳の使い方
まずネタ帳です。わたしが発信をしている文章は、日常生活や読書での気づきがほとんどです。
その気づきを記録したり、時に読み返したりして考えを深めるために使っているのがネタ帳です。
ネタ帳(測量野帳)は表紙背表紙に厚紙が入っている上、ポケットサイズ、ノート自体は方眼で通勤時の混雑に書いても文字が揃いやすくなっているのがうれしいところです。
主夫・主婦の方や学生さんにとっても、持ち歩きに便利でいつでも取り出して書けるのはおすすめのポイントです。週末の予定や買うものなどふと思いついたり気づいたりすることは多く、備忘録として使えますよね。
人によってはスケジュール管理とメモ帳、デザイン用と備忘録など、使う場面が大きく違うこともあるでしょう。このようなときは、思い切って使い分けるのがいいのではないでしょうか。
ノーストレスの手帳の使い方
わたしは10年間試行錯誤し、「大き目(B5)で型のない方眼ノート」を手帳にするという結論にたどり着きました。
ポイントは以下の3点です。
- 大き目のノートにする
- 型のない手帳にする
- すべての情報をその手帳に入れる
この結論にたどり着くまではノート自体が小さくて書きにくく、型に沿わなければならない書き方や手帳の使い分けにやりにくさを感じていました。
大き目のノートにする
左:小さくて使いにくさを感じていた頃 右:大きくて使いやすいが、型があり自由度の幅が狭かった頃
大き目のノートにしたのは、小さい手帳で使いにくさを感じていたからです。「手帳はポケットサイズ」というこだわりがあり数年間はサイズを変えませんでしたが、思い切って変えてみたところ大き目のサイズのよさが実感できました。
小さい手帳では、時間割の部分にToDoリストが被ってきており、かなりのストレスでした。
大きな手帳は、小さい手帳に比べてかなり使いやすくはなりましたが、右ページの使い方の幅が狭いことに不自由さを感じていました。(写真ではほぼToDoリストのみ)
手帳は毎日使うものなので、この小さなストレスがすごく気に障っていました。
「もっと使いやすくできないものか」と、文房具店に行った時には手帳コーナーに行ったものでした。このためにはサイズを大きくすればいいだけだったのです。
型のない手帳にする
思い切って手帳のサイズを大きくし、使い勝手は大幅によくなりましたが使っているうちに別のストレスを感じるようになりました。「型通りの使い方にならないこともある」ということです。
例えば、読んだ本の内容をまとめておきたいとき、「左に時間割、右に自由書き込みスペース」では足りません。
そこで取り入れたのが、方眼ノートだったのです。
これにはカレンダーも時間割の枠もないので、その都度自由に使い方を決められます(図を描きやすくするために罫線や無地ではなく、方眼にしました)。
ただ、カレンダーと時間割はスケジュール管理には必要なので、以下のようにしました。
左:カレンダー→システム手帳のリフィル(年間予定が俯瞰できるものを選んでいます)
右:時間割はToDoリストを書いた後、時間計画に整理して手書き
型のある手帳にはカレンダーがついているものですが、それほどページ数は必要ありませんし、年間の予定が俯瞰できればいいものです。
リフィルにもたくさんの種類があるので、あなたにぴったりのものを探すのもおもしろいでしょう。
また、時間割は手書きで十分でしょう。ToDoリストを作った後に時系列で整理すれば、漏れや重複もなくなりますし時間的に妥当な予定表を作れます。
すべての情報をその手帳に入れる
大きな用途の違いでの手帳の使い分けがなければ、情報は1冊にまとめてしまうのがいいでしょう。こうすることで使い分けの判断や、あとで読み返すときに手帳を探すストレスがなくなりますよね。
これらの使うときのストレスを最小限にするための工夫のおかげで、これまでになく自由に使い続けられています。
右:マインドマップ 左:記事の構成
このように大き目で型がないからこそ、その時に使いたいように使え、すべての情報がその手帳にあるとわかっているから安心して読み返すことができるのです。
最低限のルールは、日付とテーマを入れることだけです。
▼日付とテーマ
このようにアイディアと日付とテーマを入れておくことで、記録した情報が検索しやすくなります。
型のある手帳と違い、1冊使い終わったら2冊目を使うこともできるので、どこにどの情報を記載しているかわかるように余白を大きく取って贅沢に使うのがいいでしょう。
最後に
現代人は、仕事にプライベートに忙しいですから、あると便利なのが手帳です。
しかし、そんな手帳もしっくりくるものを選び、使えていなければストレスのたまるものですし効果的に時間を使うことができません。
この記事で紹介した、方眼ノートを手帳にするという方法以外では、どのような手帳を選んだとしてもその大きさや型に自由度が制限されてしまいます。
手帳は、毎日繰り返し開くものです。手帳を開き情報を記入するとき、読み返すときにストレスなく使うために、この記事で紹介した手帳術を試してみてください。
手帳用の「手帳」ではなく、方眼ノートを使うので比較的安く済みますし、手に入りやすいですので2019年が半分終わった今、手帳に不満がある方はぜひこの記事で紹介した「ノーストレスで自由に使い続けられる手帳術」を試してみてください。
これまでずっとどこかしら不満があり、試行錯誤していた手帳術の答えがここにあるはずですから。
【筆者プロフィール】
めんおう
専業ライター目指して闘うパラレルワーカー/目標は「書くこと」で月30万円/ライター初月案件等10万円獲得!/はてな読者さん2000人超/モットーは、人生、明るく、楽しく、軽やかに。
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