2019年も暮れに近づき、正月も遠くない時期になってきました。その正月に食べたいものといえばおせち料理。おせち料理というと伝統的なものを意識する方が多いでしょうが、通販大手の楽天市場によると、近年はまた変わったトレンドが現れているのだそう。そのトレンドを表すキーワードは「クリスマスおせち」「オフィスおせち」「”だけ”おせち」の3点。それぞれどのような意味・どのようなおせちなのでしょうか?
2020年のおせちトレンド①「クリスマスおせち」
→クリスマス前に発送されるおせちのこと。
「クリスマスにおせち?」と思われるかもしれませんが、これ、お正月の過ごし方が関係しています。楽天市場による意識調査では、年末年始を自宅以外で過ごすという人は2人に1人。これは、自宅でおせちを食べるタイミングが、正月の三が日だけではなくなっていることを表しているのです。
また、洋風なものが多いのもポイント。楽天市場内では、洋風おせちの売上が前年比約2.1倍にも伸びているそう。もはや、おせちも正月だけのものではないのです。
クリスマスおせちの商品例
あぐりの匠
宝珠
実売価格2万1380円
魚介・肉料理をバランスよく盛り込んだオードブルと、肉たっぷりのお重を組み合わせた洋風おせち。ブランド牛やあわび、伊勢海老などの高級食材をイタリアンのシェフが厳選し、美しい彩りに仕上げています。
ワインをはじめとしたお酒との相性も考慮されて作られたこのおせちが、家族の団欒のときを優雅に演出。全39品、3〜4人前のボリュームがあり、家族全員、お腹いっぱいに食べられます。お正月はもちろん、クリスマスにも食べたい贅沢な一品です。
2020年のおせちトレンド②「オフィスおせち」
→会社の新年会などで出される1人前のおせち
かねてより、楽天市場の有名店舗には「会社の新年会用におせちを作って欲しい」という問い合わせが多く寄せられていたそうです。それを形にしたのが、ミニサイズのおせち「オフィスおせち」。会社の仲間とのコミュニケーションのきっかけとして、おせち料理が活躍するシーンが増えることが予測されています。
オフィスおせちの商品例
博多久松
1段おせち
実売価格8940円(3個セット)
1段のみの1人用おせち。量はおさえつつも料理の種類を豊富に詰め込んでいるのが特徴で、栗入り金団、黒豆・白花豆の蜜煮、イカの梅酢和え、真蛸の酢漬け、子持ちイカ、ブリの照り焼き……など29種類の品目を取り揃えました。
職場での交流ツールとしての利用を想定しているため、年末に加え、年始・1月6日のお届けにも対応しています。
2020年のおせちトレンド③「“だけ”おせち」
→肉だけ、海老だけ、といったような、特定の具材だけを使って作られたおせち
楽天市場の調査によれば、ユーザーが考える理想のおせちは「好きな具材だけのおせち」という人が40%超だったそう。また、おせちの人気具材トップスリーは「肉料理類」「海老」「栗きんとん」。ならば、その人気の具材だけでおせちを作ればいい、ということで生まれたのがこの「”だけ”おせち」です。
人気トップスリーの食材以外にも、カニだけ、中華だけ、マグロの刺身だけ、といったような「好きなもの”だけ”」のおせちが多くラインナップされています。
“だけ”おせちの商品例
博多久松
肉づくし重
実売価格2万円
肉が好きな人のための、厳選豪華オードブルおせち。牛肉を使った食材だけで作られています。3段でできたこのおせち、一の重に詰め込まれているのは、昆布巻きなどのおせちらしい食材。二・三の重ではサーロインと、もも肉の食べ比べができ、部位別の味の違いを楽しむことができます。
びっくりなのが、これがなんと冷凍解凍という点。楽天の年末商戦発表会ではその試食も出されましたが、これを食べたあとに「これ冷凍なんですよ」と聞かされ、筆者は驚かされました。