テプラやポメラなど、トガったデジタル文具をガンガン輩出することでお馴染みの文具メーカー、キングジムが、ビジネスパーソンの“新兵器”となりそうなニューアイテムを発表した。開発者曰く、なんと構想から9年という、満を持しての登場だ。
これまでの“紙のノート”に抱えていた不満を解決するデジタルノート、「フリーノ」である。
キングジム
デジタルノート「フリーノ」
オープン価格/「Makuake超絶早割価格」3万2000円(税込)〜「Makuake限定価格」3万8000円(税込)
※2020年5月頃発売予定
※2019年12月4日より、クラウドファンディングサイト「Makuake」にて支援の受付を開始している。
https://www.makuake.com/project/freno/
電子ペーパーディスプレイと4096段階の筆圧検知で、紙に書いたような書き心地
画面には、E Ink社による6.8インチの電子ペーパーディスプレイを採用。紙のように見やすく、スリープ時も画面に表示された内容をそのまま消費電力なしで維持できる点が、大きなメリットだ。また、手書きのタッチが紙に近いことも特徴。手書きできる電子ペーパー端末はこれまでもいくつかあったが、筆圧検知に対応したのは、文具メーカーならでは。おかげでよりいっそう紙に書くような筆致で、手書きのメモができるようになった。
また、ワコム製のデジタイザとデジタルペンを採用。デジタルペンは電池交換や充電は不要で、ペン上部には消しゴム機能も搭載している。
12種類のノートフォーマットから用途によって選べる
ノートは横罫、TO DOリスト、方眼、デイリーなど、計12種類のフォーマットから選択が可能。また、既存のフォーマット以外に4種類のフォーマットを自由に追加できるのも便利だ。
約1万3000ページのノートと約2000ファイルのPDFドキュメントを保存
本体にはノート、ドキュメント、カレンダー機能を備えており、1台に約1万3000ページのノートと約2000ファイル(1MB/ファイル)のPDFドキュメントが保存できる。また、タイトルやタグで検索することで、必要なノートを簡単に見つけ出すことが可能。さまざまなノートやドキュメントをこれ1台に集約できるので、複数のノートを使い分ける必要がなくなりそうだ。
PDFドキュメントの閲覧・書き込みが可能
ノートの書き込みに加え、PDFドキュメントの閲覧やデジタルペンでの書き込みも可能。それらのデータは、USBケーブルやmicroSDで、さらにオンラインストレージサービス「Dropbox」にも連携し、共有できる。
フロントライト搭載で様々な場所で使用できる
画面にはフロントライトを搭載し、明るさと色温度の調整が可能。室内での使用はもちろん、暗い場所や屋外でもノートを取ったり、ドキュメントを閲覧したりできる。
カレンダーとノートの紐づけが可能
カレンダーには、メモの書き込みや、日付に紐づいたノートの作成が可能。また、スリープ状態でも任意の画面を表示し続けられるため、専用カバーを使って本体をスタンドさせ、卓上カレンダーのように使用することもできる。
文房具らしさを表現した本体色と専用カバー
本体色は、デジタルガジェットらしいブラックやホワイトではなく、ナチュラルでマットな質感のマットベージュ。また、別売りの専用カバーはブラウン、グレー、ブラックの3色から選べ、こちらはウォッシャブルクラフトペーパーの採用により、経年変化を楽しめるという。
【SPEC】
・画面 : 6.8インチ(138.24×103.68mm)、電子ペーパーディスプレイ
・解像度 : 1440×1080dot (265dpi)
・タッチパネル : 電磁誘導方式+静電容量方式
・フロントライト : あり(明るさ/色温度の調整も可)
・無線LAN : 802.11b/g/n 2.4GHz
・電源 : リチウムイオン充電池(電池寿命 : 未定)
・本体サイズ : 132×175×9.8(W×H×D)mm
・質量 : 約240g(ペン含む)
・対応記録メディア : microSD(最大容量2GB)、microSDHC(最大容量32GB)
・同梱品:「フリーノ」本体、デジタルペン、替芯×3、芯抜き、USBケーブル、クイックスタートガイド