西武の秋山や横浜の筒香ら、NPBのトップ選手が続々MLBへの挑戦を表明している今年のストーブリーグ。広島の菊池、巨人の山口らもポスティングを申請するなど、海外への移籍に向けた動きは近年稀に見るほどの活発さ。ゲームのないこの時期でも、野球ファンは目が離せない状態が続いているだろう。そんなビッグネーム達の移籍が話題を呼んでいる中、突如現れてオフシーズンの野球の話題をかっさらっていった男がいる。そう、新庄剛志だ。
2006年に日本ハムファイターズで現役を引退した新庄は、自身のSNSでおよそ14年ぶりに現役復帰に挑戦することを宣言。日本の野球ファンをざわつかせた。
【自由契約選手公示(11/27)】
下記の選手は2006年12月1日付、任意引退選手として公示しましたが、この度、自由契約選手としてほしい旨、球団から申請があり、受け入れられたものです。北海道日本ハムファイターズ 新庄 剛志(SHINJO)https://t.co/vzVqholv06#NPB
— 日本野球機構(NPB) (@npb) 2019年11月27日
現役復帰宣言を受け、NPBでは任意引退扱いだった新庄を自由契約とすることを公式に発表。NPBのSNSでこれが発表されると、約3万RTと4万6千もの「いいね!」がつくなど大きな話題となった。名将 野村監督から「宇宙人」と言われていたこの男なら、本当に現役復帰してくれるかもしれない。引退後10年以上経って、ファンにこのような期待を抱かせてくれるのは新庄以外いないだろう。
さらに驚いたのは、衰え知らずの肉体だ。47歳の新庄がSNSにアップした「初投げ」動画では、驚きの77メートルを記録したことを報告。ファンを驚かせた。しかし、この記録にも「まぁまぁやな」と本人はまだまだやれる模様。現役時代には、オープン戦で投手を経験するなど強肩として知られる新庄。ここから身体を作り上げていったら、一体どこまで投げられるようになるのだろうか。
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敬遠のボールをヒットにしたり、オールスターでホームスチールを決めたりと、現役時代から派手なエピソードに事欠かない新庄。野球を楽しみながらも本気で現役復帰を目指す彼の姿は、野球好きでなくても刺激を受けてしまう。1年後のトライアウトで一体どんな結果を残してくれるのか、今から楽しみで仕方ない。