多言語を習得した語学の達人にインタビューしました!
スティーブ・カウフマン(Steve Kaufmann)さんは、20以上の言語を話せる言語学者で、LingQという英会話サービスを提供しています。
そんな凄い方からご連絡をいただき、『英語学習のコツ』についてインタビューさせて頂きました。
インタビュー動画をご紹介しますが、ポイントを簡単にご説明しておきます。
ネイティブレベルの完璧さを求めちゃダメ
動画を観ればわかりますが、スティーブさんはとても日本語が上手です。そんなスティーブさんでさえ、
「ネイティブと同じレベルは無理無理無理!」
と言っています。(笑)
80%くらいわかれば十分。
ちなみにいろんな国で話されている英語も、国によって違いがあり、英語ネイティブ同士でも伝わらないことだってあります。
暗記学習は効果がとても薄い
『よく使う魔法のフレーズを暗記しよう』
そういう謎な英語学習方法が多いですよね。。。
Aの内容を10回やって覚える。次にBの内容を10回。
同じことをひたすらやり続ける事をブロック学習といいます。
それに対してインターリーブ学習やランダム学習といわれるものは、同じことの繰り返しではなく、関連した違うことをやりながら、理解していきます。
ブロック学習とインターリーブ学習では、学習効果に倍以上の差があったという報告があります。
凄く怖いのは、ブロック学習は効果が薄いのに『勉強した感覚』は強く残るらしいです・・・。
言語を習得するのに年齢は関係ない
スティーブさんはいま64歳で、60歳以前に習得した言語よりも、60歳以降に習得した言語のほうが多いと仰っていました。
「英語を話したいけど、年齢が…」とか「物覚えが悪いから〜」という人がいますが、大きな影響はないみたい。
正確には5才くらいまでは関係するようですが、それ以降は大差ないとのことです。
脳を快適な状態にする
スティーブ・カウフマンさんとお話していて『脳の使い方がとても上手な人だなぁ』と感じました。
動画ではご紹介していませんが、いまスティーブ・カウフマンさんは3言語を同時に習得するということにチャレンジしているそうです。絶対に真似しちゃダメです。(笑)
彼だからできる技。というか実験らしいです。うまく脳に刺激を与えているんだと思います。
もともと人間が興味のあることを習得するとき、脳は「快」の状態になります。
難しいことをやりすぎると楽しくない。簡単すぎると退屈。
現状+1(プラスワン)のレベルをキープすることが大切です。
スティーブ・カウフマンさんインタビュー
そんなスティーブ・カウフマンさんの貴重なインタビューはこちらです。