ファッション
2019/12/31 20:30

ビジネスシューズからアウトドアまで。あなたの知らない意外な「アシックス」4選

いよいよ2020年。スポーツイヤーの到来ですね。ナイキ、アディダス、プーマといった欧米メガブランドによる画期的な新製品の発表も楽しみですが、忘れてはいけないのが、国産スポーツブランド、アシックスです。

 

同社といえば、一流アスリートが着用する競技用のアシックスブランドはもちろん、ブランドの歴史を現代のトレンドで解釈したオニツカタイガーもよく知られていますが、実はそれ以外にも幾多の有力ブランドを展開しています。中には「え、これもアシックスだったの?」という意外性を感じるものも少なくありません。

 

今回はそんなブランドの中から、読者にもマッチしそうなモデルをいくつかピックアップ。2020年、日本が誇るスポーツブランドの底力を感じてみませんか?

 

[01]

80年代のミッドテク感がよみがえる!

 

ASICS Tiger(アシックスタイガー)

GEL-PTG MT

実売価格11880

オニツカタイガーブランドが使われていたのは1977年まで。アシックスへの社名変更後の1980年代、同社は「αGEL」をはじめとした画期的なテクノロジーを採用したスポーツシューズを次々送り出しました。そんな時代の名作を現代によみがえらせてたブランドがアシックスタイガーです。

 

なかでも「GEL-PTG」シリーズは「ゲルライト」シリーズと並び、すでにストリートでも定番の地位を確立しつつあります。ほどよいミッドテク感と、現代のトレンドに合わせてアップデートされたカラーリング、そしてかすかに脳裏をよぎる“ブカツ”の思い出……。アシックスならではの提案といえるでしょう。

 

[02]

ビジネスのための”走れる”靴

ASICS(アシックス)

RUNWALK

実売価格1万9800円

アシックスポーツ工学研究所の設立以来、アシックスは日本人の足型データを集め続けてきました。その膨大なデータが活かされているのは、スポーツシューズだけではありません。ビジネスシューズであるランウォークの誕生は1994年ですが、2018年には銀座にブランド初の旗艦店もオープンするなど、ここ数年活発な動きを見せています。

 

フォーマルなルックスからは想像できない機能性がランウォークの魅力。ビジネスシューズとしての上質さと「αGEL」やゴアテックスなどの機能性を兼ね備え、ビジネスシーンの強い味方となってくれます。

 

[03]

誕生のきっかけは五輪だった

ASICS(アシックス)

PEDARA

実売価格2万6400円

1983年から展開されているウォーキングシューズブランド、ペダラ。アシックス創業者の鬼塚喜八郎氏が1976年のモントリオールオリンピック開会式で、ブレザーにトレーニングシューズという日本の選手団の服装に違和感を覚えたのがきっかけで、開発がスタートしたそうです。

 

1986年にはビジネス向けのワラッジなどのサブブランドも誕生。最近ではこちらもアシックススポーツ工学研究所で培われた知見と技術をベースに「履きやすさ」「歩きやすさ」を追求。一度試すと忘れられません。

 

[04]

スウェーデン生まれのサスティナブルなアウトドアブランド

Haglofs(ホグロフス)

explore-goretex-surround

実売価格2万8240円

1914年、スウェーデンで小さなバッグメーカーとして誕生し、時代を経て同国を代表するアウトドアブランドの一つとなったホグロフス。1995年からはシューズにも参入。ブランドの原点でもあるデイパックとともに高い評価を得ています。

 

アシックスは2010年にホグロフスを子会社化し、本格アウトドアブランドとして大切に育成してきました。サスティナブル先進国スウェーデン生まれのブランドだけあって、リサイクル素材の使用に熱心に取り組むなど、環境への配慮も万全です。