最近では、eスポーツの盛り上がりとともに、様々な“ゲーミンググッズ”が市場をにぎわせています。本記事では、「第7回ライブ・エンターテイメントEXPO」内「eスポーツビジネスワールド」で見つけたゲーミンググラスに注目。単なるゲーミングアイテムかと思いきや、会社のPC作業にも役立ちそうなのでレポートしていきましょう。
それが、「ワイティーエス」ブースで展示されていた、“勝つためのゲーミンググラス”「SWORD SCOPE」です。
さて、このゲーミンググラス、どんなところが“ゲーミング”かといいますと、ピント範囲を広げる特殊レンズ「EFL(Extension Focus Lenz)」を採用。焦点範囲を拡大し、画面全体をくっきりと見せ、動く物体も見やすくします。
マジかよ! と思うかもしれない機能ですが、実際体験してみたところ、まさに上の写真のような視界。対戦ゲームでは通常だと自キャラしか目に入らず、その周辺にある画面内情報は大抵うっすらしか見えないので、意図的に視線を向ける人が多いはず。
ところが同製品を装着すると、もっと広い範囲を見られるので、画面上の敵を見つけやすくなったり、敵の攻撃を未然に防いだり、体力ゲージなどに気を配って戦ったりすることができます。これは戦績に大いに影響しそう! また、レンズは低反射コートが施されているので、レンズの内側の映り込みも抑えられています。
しかしながら、ピント範囲が広がり、“よく見えすぎてしまう”ということは、目に入ってくる情報も増え目への負担も増加するのでは? しかしeスポーツでは、頻繁に目を動かすので、あまり目を動かさずに済み、目のピントを合わせる筋肉である「毛様体筋」に負担がかかりにくくなるそうです!
なお、実際にテストしたモニターのうち数%の人は、「見えすぎて疲れる」という声もあったそうですが、この辺は“個人差”もしくは“慣れ”なのかもしれません。。。
そして、レンズはブルーライト&UVカットレンズも目をサポート。連戦連闘で酷使された、疲れた目にもやさしく寄り添います。“見える”範囲が広がって、目から得られる情報量が増える、というのは今までありそうでなかったゲーミングアイテムじゃないでしょうか。
価格は税抜2万5000円で、今年の夏に発売予定です。3月下旬~4月上旬ころに、クラウドファンディングサービス「Makuake」での販売を予定しており、そこでは20~30%オフで購入可能だそうです! (※変更になる可能性もあり)
ゲームをしない人でも使う価値がある
ここまでゲーミング面から語ってみましたが、eスポーツの中心ユーザーは10~20代。GetNavi webの読者層からすると、「eスポーツはやらないなぁ」「というかゲームもあんまりやらないなぁ」と思うかもしれませんが、この機能、会社のデスクワークでも十分に使える内容です。
例えば、1日中、エクセルとパワポをにらめっこをするような職種の方。販売実績データのエクセルを見ながら、キモとなる数字をパワポに落とし込むような作業のとき、列を1列間違えて抽出してしまった、ということがなくなるかもしれません。
例えば、契約書の更新をする時に、以前のものと現在作成中のものを見比べてチェックできたら格段に作業が捗るかもしれません。
なお、我々のような編集部の場合は、よりメリットが明確。上の行の誤植に気づいたり、偶然下の行の誤植に気づけたり、見えなかったものがより見えるようになり、誤字脱字の発見率はギュンと上がりそうな気がします。画像編集や動画作成などの作業でも、一点同じところを見ていたとしても、見える範囲は広がるので、その分あまり目を動かさずに済み、目への負担も軽減されることでしょう。
ちなみに、眼鏡の上からでも着用可能で、さらに、テンプル(つる)部分の角度も変えられるので、ヘッドホンをしていても、耳にテンプルが当たって痛くなることがありません。筆者は取材音声のテープ起こしなどで業務中にヘッドホンをすることがありますが、眼鏡+ヘッドホンだと、途中でテンプルが当たっている部分が痛くなり、集中力が削がれることも。
これならヘッドホンをしていても耳の痛みが気になることはありませんね。ただ、普段のデスクワークではインカムの付いたゴツいヘッドセットを使う機会はないと思いますが。
このように、eスポーツだけでなく、デスクワークでも実用性が高そうなゲーミンググラスSWORD SCOPE。仕事でも、オリエン資料作りからクリエイティブ作業まで、幅広く“勝ちにいける”アイテムとなるでしょう!
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