最近は大半のパパ・ママが子どもの写真をスマホで撮っていると思います。そして、その写真を見せたいのは、やはり「離れて暮らす両親や家族」なのではないでしょうか。実際、筆者の友人を見ていても、子どもの写真はLINEで両親とやり取りしていたり、アルバム作成サービスを使って実家に送っていたりと、さまざまな共有方法があるようです。
数ある写真共有サービスのなかでも、今回紹介したいのが「まごチャンネル with SECOM」というサービスです。今年2月には東京都主催の「ダイバーシティTOKYO アプリアワード」で最優秀賞を受賞するなど、注目度の高さも伺われます。
とはいえ、筆者は独身で、親に写真を送るような子どもはおらず……。じゃあ自分の日常生活の写真でも送ってみるかと使い始めてみたところ、意外なメリットに気が付きました。
機械音痴な親でもセッティングできそうな安心設計
「まごチャンネル with SECOM」は、通信機能を備えた受信ボックスをテレビに接続することで、家族から送られてきた写真や動画をテレビの画面に映して確認できるというもの。受信した側が画像を確認すると送信した側に通知が届く仕組みとなっており、さらに受信ボックスを設置している場所の温湿度、起床・就寝のタイミングなどもアプリから確認できるので、高齢の両親が住む実家などに導入することで遠方からでも様子を見守ることができます。スマホの画面は小さくて見づらくなっている親世代にとって、テレビで楽しめるというのはなかなかよさそう。
まずは受信ボックスをテレビにセッティングします。受信ボックスは家のような形をしており、写真が届くと窓が光る仕様です。接続はテレビ接続用HDMIケーブルと電源ケーブルの2つのみなので、セッティング方法はかなりわかりやすくなっています。
テレビと接続できれば準備は完了。「Wi-Fiにつながないといけないんじゃないの?」と思うかもしれませんが、まごチャンネルは、本体にSIMカードが入っていて携帯電話用の通信回線を使って通信を行うので、ネット環境がなくても使えます。
筆者の実家はインターネット回線を契約していないので、これはかなりありがたいポイント。スマホに慣れていない両親にWi-Fiの接続方法を説明するのも面倒なので、こういった煩わしさがないのは導入するメリットです。
専用リモコンがあるからスムーズに操作できる
まごチャンネルを始める・止めるときは、付属の専用リモコンの「決定」ボタンを押します。スマホをリモコンにするのではなく、専用リモコンがあることで、両親も安心して操作できそうです。
あと、忘れてはいけないのが、「ご利用開始番号」を写真をアップロードする人たちが知っておくこと。今回はデモ機を使ったので取説に記載されていましたが、製品版ではテレビの画面に表示されます。本体を受け取った両親からご利用開始番号を教えてもらいましょう。