気温も高まり本格的な夏が近づいてきました。キャンプやBBQに繰り出すハイシーズンの到来です。外で飲むビールもまた格別な季節ですが、キンキンに冷えたビールを飲むのに必要なクーラーボックスは、運び込むのも一苦労。そこでオススメしたいのが「背負える」クーラーボックスです。まずは、その性能を見ていきましょう。
正しいクーラーボックスの使い方とは?
その前に、クーラーボックスには大きく分けて2種類のタイプがある点に触れたいと思います。2種類というのは、いわゆるボックス型のハードタイプと、コンパクトにたためるソフトタイプ。前者は保冷力が魅力ですが、もの自体が大きく中身が空になる帰宅時にはほぼ無用の長物になります。一方のソフトタイプは、保冷力こそハードタイプに劣るものの、役目を終えればコンパクトに折りたたんで収納することが可能です。
ただしハードタイプかソフトタイプか、どちらが良いかという話ではありません。正解は、その両方を使うということです。開けたり閉めたりが頻繁になる飲み物はソフトに入て、傷まないようにしっかり保冷したい食材はハードに入れる。これが正しい使い方となります。
背面パネルつきで背負いやすさ抜群!
さて、今回紹介するのは米国の「アイスミュール」というメーカーから登場したソフトクーラーです。2種類各3サイズあるなかでも「プロクーラー」というタイプはザックのように背負える仕様。数あるソフトクーラーのなかでも、ここまで運びやすさに特化したものは珍しいのではないでしょうか。
ザックに缶や瓶などの飲み物を入れると、「背中にゴツゴツと当たるのではないか」と心配になるかもしれませんが、それには及びません。背中に触れる背面パネルはメッシュ地と穴開きウレタンパッドの組み合わせ。これにより背中もムレにくく、快適な背負い心地をキープしてくれます。
保冷力を高める秘密兵器は空気にあり!
ソフトクーラーについて、ハードタイプに比べて保冷力が低いということは前述しましたが、アイスミュールのクーラーにはハードタイプに引けをとらない保冷力があります。それを実現するのが専用バルブの存在です。使い方は簡単で、冷やしたい荷物を入れて密閉し、バルブに息を吹き込むだけ。空気は中身に入るのではなく、生地の内側に入ることで中の荷物を圧縮。これは飲み物をしっかりホールドしてくれるだけでなく、保冷力が最大限まで高まるというメリットがあります。
内側に入った空気が中を圧縮するということは、内部空間自体が狭まるということ。狭い部屋ほどクーラーがよく効くように、中身がゆったりとした構造に比べ、容易に保冷力を維持することができるのです。
防水バックとしても高い機能性を搭載
アイスミュールの製品はクーラーボックスとして使えるのはもちろん、防水バッグとして使っても遜色ない活躍をしてくれます。カヤックなどで遊ぶときは荷物が濡れないように防水バックが欠かせませんが、本クーラーでは問題なく使用することが可能。
さらには空気を吹き込むことができるため緩衝材としての機能も高く、カメラやノートパソコンなどの持ち運びにも適しています。キャンプやBBQに限らずハードなウォーターアクティビティにも対応しているので、アウトドアを趣味としている人は持っているだけで重宝すること間違いなし!
肩掛けできる「クラシッククーラー」というタイプもあります。収納時のコンパクトさを求める人は、こちらを検討してみるのもいいでしょう。日帰りBBQなどの簡単なお出かけにオススメです。
プロクーラーL/XL/XXL
容量:20L/30L/40L
使用時サイズ:43×36×28cm/50×36×28cm/58×36×28cm
収納時サイズ:48×18cm/48×21cm/48×23cm
重量:1.27kg/1.44kg/1.6kg
材質:1000Dリップストップ防水シート、ビニール、ナイロン
価格:1万4500円/1万7500円/2万円(すべて+税)
(350ml缶が18本/24本/36本入るサイズ)
クラシッククーラーS/M/L
容量:10L/15L/20L
使用時サイズ:40×22cm/40×26cm/40×29cm
収納時サイズ:35×18cm/38×18cm/43×18cm
重量:0.65kg/0.78kg/0.87kg
材質:ビニール、ナイロン
価格:7200円/8600円/1万円(すべて+税)
(350ml缶が6~8本/12本/18本入るサイズ)
【URL】
モチヅキ http://www.e-mot.co.jp/default.asp
アイスミュール製品ページ https://www.e-mot.co.jp/naturalspirit/icemule.asp