新型コロナウイルスの拡大により7都府県で緊急事態宣言が出され、一層の外出自粛が強まるなか、家飲み需要が高まっています。そこで飲まれるのは日常酒ということで、ビール類や缶チューハイが多いのではないでしょうか。そこで注目したい、というか絶対飲みたいのが、アサヒビールから3月31日に新発売となった「樽ハイ倶楽部」です。
「あ、『樽ハイ倶楽部』ってよく店で飲んでるやつだ!」と驚いた人もいるでしょう。そう、居酒屋などでおなじみのあのサワーが、満を持して缶チューハイとなったのです。今回はその魅力を解きほぐしながら、より居酒屋気分を満喫できる料理を集めてみました。
居酒屋で超人気のサワー「樽ハイ倶楽部」のスゴさと歴史
「樽ハイ倶楽部」のスゴさをひと言でいうと、樽詰めサワーの元祖であるということです。要約すると「樽詰め」というのは、生ビールサーバーなどに接続されている、多くがステンレス製の業務用タンクのこと。つまり、あのシステムをサワーで確立した革命的傑作が「樽ハイ倶楽部」なのです。
誕生したのは1984年。背景には、当時行われたビールの値上げに対して首都圏を中心に巻き起こった、チューハイブームがありました。そこでアサヒビールは業務用向け商品にもいち早く着手し、ニッカウヰスキーと共同開発して日本初の樽詰めサワーとなる「樽ハイ倶楽部 レモン」を首都圏に先行リリース。これが大好評となり、同年には全国展開して広まっていったのです。
柑橘の爽快感と適度な甘味で飲みやすく完成度が高い!
ということで、さっそく家で飲んでみました。「樽ハイ倶楽部レモンサワーは、レモンとウォッカがベース。「樽ハイ倶楽部大人のサワー」は、ほのかな柑橘の風味が感じられるプレーンな味わいが特徴です。ともにアルコール度数は8%ですがキツい角のない飲み口で、完成度の高さはさすが。
缶のまま飲んでも十分おいしいですが、家で飲む際は筆者のように氷をたっぷり入れたグラスで楽しむのもまた格別。よりお店のように味わうなら、レモンやライム、グレープフルーツなどをカットして入れると、さらにおいしさが広がります。
「たとえばどんな居酒屋メニューが合うのか」を解説
自宅にいながら居酒屋気分を楽しむなら、アテにもこだわりたいところ。そこで、どんなおつまみを用意すればいいのか、居酒屋によくあるメニューを挙げてみましょう。
【その1】居酒屋の序盤のメイン「刺身盛り合わせ」にめちゃくちゃ合う
まずは、海鮮系居酒屋であれば絶対にオーダーしたい刺身。様々な魚を楽しめる盛り合わせは、そのなかでも王道です。甘さが控えめでさっぱりとした「樽ハイ倶楽部」は素材の味を邪魔しないから、旬のダイレクトなうまみが醍醐味の刺身にぴったり。
刺身の盛り合わせはスーパーの鮮魚売り場でも花形。好みの盛り合わせがなければ、もちろん単品の刺身でもOK。ヘルシーなので罪悪感が気にならないのも嬉しいところです。
【その2】居酒屋で絶対間違いないやつ「ポテサラ」「もつ煮」「フライ」にも合う
次は、よりバラエティに富んだパターン。ポテサラ、もつ煮、揚げ物といった王道中の王道です。柑橘系の酸味が特徴の「樽ハイ倶楽部」は、マヨネーズを使ったポテトサラダにもマッチ。また、キレがよくてさっぱり爽快なので、濃い味付けのもつ煮や、こってり系の揚げ物を食べた後に、口のなかをリセットする効果も。
これらのおつまみは、スーパーをはじめコンビニでもよく売っています。もつ煮は缶詰でもいいでしょう。「樽ハイ倶楽部」に何を合わせるか迷ったら、サラダ系、煮込み、揚げ物。これで決まりです!
【その3】炭焼きや卵料理といった居酒屋メニューにもよく合いますよ
ラストは焼き物や卵料理。柑橘の爽快感とやさしい甘味をもつ「樽ハイ倶楽部」は、醤油系のタレでも塩味でも絶妙にマッチ。香ばしい風味も邪魔せず調和し、卵系のマイルドな料理とも抜群に合います。
卵焼きや焼き物は、料理が得意な人は素材から作ってみてもいいでしょう。もちろんスーパーの総菜や焼鳥缶詰もオススメです。
上記のおつまみ以外で挙げるとすれば、鍋やご飯系、麺料理にも合うでしょう。この、幅広い汎用性は、「樽ハイ倶楽部」の酸味、甘味、炭酸の爽快感、香り、アルコールの量などが好バランスに仕上げられているから。もちろん中華やアジア、欧風料理でもよく合うと思います。
今回は蒲田の名店居酒屋をめぐりながら、このお酒に合うつまみたちを考えてみました。新型コロナウイルスの事態が終息して、外で飲めるようになったら、ぜひ訪れてください。今回紹介したお店では、もちろん樽詰めの「樽ハイ倶楽部」を取り扱っています。家で飲むのもいいけど、居酒屋でワイワイガヤガヤしながら飲むのもまた楽しいですから。
※:本記事は緊急事態宣言前に取材・撮影したものになります
※価格はすべて税別。料理は売切れや変更されている場合もあります。
飲酒は20歳になってから。飲酒運転は法律で禁止されています。