Zoom、Skype、Googleハングアウトなど、在宅勤務でテレカン三昧の人が増えていることかと思います。こうしたツールで最初にぶちあたるのが、背景問題。ウェブカメラに書斎やリビングが映り込んでしまい、プライベートな空間が丸裸に。とはいえ、背景に関しては様々なコンテンツメーカーが素材を提供してくれる動きもあり、徐々に解決していきそうです。
そして同時に直面するのが、映像の明るさ問題。いざ、会議をしようと思ってツールを立ち上げると、「なんだかモニターに映る自分の顔が暗くない?」「暗い人で印象が悪い……」。部屋の照明をMAXにするも状況は変わらず、という人もいるのではないでしょうか。
そんな方々に、ウェブカメラで暗く写ってしまう時の対処方法と、超簡単にできて明るく映る小技をカメラマン視点でお伝えします。
【その1】明るいほうを向く!
ウェブカメラで自分の顔が暗く映ってしまう主な原因は、「逆光」の状態になっているから。日中は思ったより屋外が明るく、日没後は部屋の照明(主に、部屋の中央にある天井照明)が肉眼で認識するよりも明るいのです。
なので、ウェブカメラに映る自分が暗いな、と思ったら
・日中は一番明るい外光の入っている窓へ向かって
・日没後は、一番明るい照明へ向かって
「順光」の状態を作りましょう。
そんなこと言っても、簡単にウェブカメラの位置(作業場所)を変えられないよ…という方もいらっしゃるでしょう。続いての小技です
【その2】自分の正面に光源を置く!
明るい方向を向けないのなら、明るいものを持ってくればいいという単純な発想です。こちらも、大がかりな機材や準備はいりません。デスクライトや読書灯など、持ち運べる照明があれば、それをウェブカメラの奥に配置するだけで十分効果があります。
持ち運べる照明がないよ、という方は、スマートフォンのライトを起動させてモニターに立てかける、というのでも大丈夫。どちらも光源から顔までの距離が近くなるので、モニターが見辛くなるのと、明るすぎる光源だと背景が暗くなるというデメリットはあります。ですが、ウェブ会議はリアルな会議よりも入ってくる情報が格段に少ないです。円滑なコミュニケーションのためには許容できるレベルのはず。
【その3】思い切ってウェブカメラに顔を近づける
それでもなんだか暗いんだよね、という場合は、思い切ってウェブカメラに顔を近づけるという方法があります。これは、モニターの明かりも最大限利用しながら、周囲の環境光の影響を減らすという方法。顔が大きく映って恥ずかしいという欠点がありますが、最も手軽にできる方法でもあります。
【まとめ】
「自分の顔にしっかり光を当ててあげること」がウェブカメラで暗く映ってしまわないための対処方法。顔が暗くなっちゃうんだよね、という方は、これらの対処方法を試してみてはいかがでしょうか。
文・撮影/中田 悟