世界で好評を博しているシチズンの腕時計。その理由は、最先端の技術力と優れたデザイン性の融合にあります。時計製造の技術において、同社は光発電と電波時計の技術を国産ブランドではいち早く確立。これらの分野をいまも牽引し続けています。デザインにおいても、2008年から東京・表参道にデザインスタジオを開設。従来の設計の枠に捉われないコンセプトウオッチを披露し、それらを市販化してきました。
そんなシチズンの腕時計のなかから、最新の3モデルを紹介します。
最短3秒で人工衛星とつながる世界最薄・最速モデル
エコ・ドライブ サテライト ウエーブ F100
19万4400円
最短3秒での衛星電波時刻の受信が可能。厚さ12.5㎜まで抑えた外装により、世界最速&世界最薄の記録を樹立しています。2時位置のボタンを押すと、文字盤に差し込む光を感知し、発電量を7段階で示す新機能も実現。
↑アナログ式光発電衛星電波時計で世界最薄の12.5㎜を実現。人工衛星を想起させるケースはチタン製になっています。
位置情報も取得する新素材採用の最新作
エコ・ドライブ サテライトウエーブF900
価格未定 今秋発売予定
昨年発売のF100にデュアルタイムとクロノを搭載した進化形。ケースも新素材のスーパーチタニウムを採用しています。衛星電波受信機能に位置情報取得機能も備えた光発電の多機能GPS衛星電波時計ながら、世界最薄となる13.1㎜を実現。
↑中空設計のボタンもスーパーチタニウム製。
1989年発表モデルを最新技術で再解釈
プロマスターLAND アルティクロン シーラス
25万9200円
初代高度計「アルティクロン」に、光発電エコ・ドライブをはじめとする先端技術を搭載したユニークな一本。立体文字盤により、高度1万mから海抜-300mまで対応する高度計を実現、さらに方位計測のフルアナログ表示も可能にしています。
↑対応する表示と針の高さが同じ立体文字盤。
シチズンは、世界最大の時計見本市バーゼルワールドでも注目の的となっています。腕時計の優秀さはもちろん、ブースデザインも秀逸で、デザインの祭典「ミラノデザインウィーク(通称:ミラノ サローネ)」にも出展したインスタレーション「LIGHT is TIME」が2部門を受賞する快挙も達成。こうした大胆な展示も、世界でも稀有な自社一貫製造体制を有することがルーツとなっています。
また、昨年から世界の主要空港でF100をメインにした広告展開を行うなど、イメージの世界共通化も推進。多くの販売店があるアジア市場を中心に、グローバルブランドとしての存在感を強めているシチズンの腕時計は要チェックアイテムです。