イベントやメディアへの出演、新作文房具のプロモーションなどに引っ張りだこの文具ソムリエール・菅未里さん。仕事柄、文房具を試す機会は多く、手元には山のような文房具が……。そんな菅さんが、自腹を切ってまで手に入れた、いま本当に気に入っている文房具とは?
大容量のポーチ型ペンケース
最近、私がもっともよく使っているペンケースがこれ、コクヨ「ペンケース<クラシカルポーチ>」のクリアカラーです。
コクヨ
ペンケース<クラシカルポーチ>
800円(税別)
ペンケースにもいろいろありますが、たくさんのペンを持ち歩きたいなら、この「クラシカルポーチ」のような“ポーチ型”が向いているでしょう。大量のペンが入ります。
ただし、ポーチ型ならなんでもいいわけではなく、いくつか選ぶ際のポイントがあります。
まずは、ファスナーが側面まで来ていること。来ていないと口が小さく、出し入れがしづらくなってしまうのです。見落とされがちですが、とても重要なポイントです。もちろんクラシカルポーチのファスナーは側面まで回り込んでいます。
もう一つは、マチ幅(厚み)。もちろんマチ幅が広いほどモノはたくさん入るのですが、あまり広すぎるとカバンにしまいにくくなってしまいますから、難しいのです。
その点、クラシカルポーチは、一般的なポーチ型ペンケースより狭いけれどマスキングテープなども入れられる、3cmという絶妙なマチ幅を採用しています。これはささいなようで、持ち運びを考えると極めて重要なことです。
マチ幅が狭めのポーチ型ペンケースは非常に珍しく、その意味でも「クラシカルポーチ」は優秀だといえるでしょう。しかし、このアイテムの強みは他にもあるのです。
透明だから中身が見える
クラシカルポーチには4色あるのですが、特徴的なのは無色透明の“クリアカラー”が用意されていること。そして私がお勧めしたいのも、このクリアカラーです。
クリアカラーなら中が見えますから、何がどこに入っているのかを外から確かめることができます。しかも、私にとってのクリアカラーは実用性だけではなく、外から美しく見えるペンの組み合わせを考える楽しみも与えてくれるのです。「今日はどの文房具を持っていこう?」と選ぶ楽しみは、文房具好きなら分かってもらえるのではないでしょうか。
クラシカルポーチは、もともとオフィス用品だった「事務用連絡袋」をアレンジしただけあり、実用性も抜群です。コクヨの「測量野帳」とペンを同時に入れられる収納力に、付箋などを入れるのにちょうどいいポケット。さらに大きなA4サイズも用意されていますから、たくさんの文房具を持ち運びたい方には最適でしょう。
そして見ての通り、おしゃれ。実用性と楽しさ、そして美しさを兼ね備えたペンケースなのです。
「菅未里の自腹買い文房具」バックナンバー
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