今年で20回目を迎える日本最大級のロックフェス「フジロックフェスティバル」が7月22日に開幕。もう1週間をきっている! ということでここでは、日本の音楽史に残るほど伝説となった1997年の第1回から、記憶に新しい昨年の第19回まで、各回の重要なトピックスを2回にわたって紹介します。今回は1997年から2005年までの前半。第1回の台風襲撃や第5回のニール・ヤング出演など、創成期ゆえの波乱ぶりに注目です!
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■第1回(1997年)
暴風雨の中で伝説が幕開け!
「主な出演者」
・レッド・ホット・チリ・ペッパーズ
・レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン
・フー・ファイターズ
↑レッチリのボーカル、アンソニーはケガでギプスを腕に着けたまま熱唱
第1回は富士天神山!
記念すべき第1回は山梨県の富士山のふもとにある、天神山スキー場で開催されました。しかし、台風が直撃。1日目のヘッドライナーであるレッチリの演奏時は、雨も風も激しく伝説のステージに。2日目は残念ながら中止となってしまいました。
■第2回(1998年)
2日間で約7万人を集め大成功
「主な出演者」
・ビョーク
・ザ・プロディジー
・ベック
第2回は東京・豊洲!
第2回目は会場を東京湾岸の豊洲に移して開催。アクセスも良く、前年を踏まえて万全の態勢が取られました。ビョークやザ・プロディジー、ベック、プライマル・スクリームら日本でも人気の高い顔ぶれが揃ったことでも成功を収めました。
■第3回(1999年)
いまに続く「3日間開催」へ
「主な出演者」
・レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン
・ブラー
・ZZトップ
ついに新潟・苗場へ
第3回より、現在も開催地となっている新潟県苗場スキー場へ移転。初の3日間開催で、ステージも5つ設けられ、さらに多彩な音楽性を持つフェスとなりました。3日間で7万人以上の観客が来場、100組を超えるアーティストが出演。
■第4回(2000年)
初めて日本人バンドがトリを飾る!
「主な出演者」
・ブランキージェットシティー
・ミッシェル・ガン・エレファント
・プライマル・スクリーム
1日目がブランキージェットシティー、2日目がミッシェル・ガン・エレファントと日本人がヘッドライナーという、初の試みが話題に。解散を表明していたブランキーはラスト・ツアー後のため、これが最後のライブとなりました。
■第5回(2001年)
ニール・ヤング出演が国内外で話題に
「主な出演者」
・オアシス
・ニール・ヤング・ウィズ・クレイジー・ホース
・エミネム
ロック・レジェンドのニール・ヤングが登場し、国内外で大きな話題に。その裏のホワイトステージのヘッドライナーを務めたニュー・オーダーは14年ぶりの来日で、こちらも大いに盛り上がって入場規制が行われました。
■第6回(2002年)
レッチリの熱演でグリーンステージの動員数を更新
「主な出演者」
・ザ・プロディジー
・ケミカル・ブラザーズ
・レッド・ホット・チリ・ペッパーズ
第1回のリベンジを果たすべく、レッチリが満を持して出演。グリーンステージの動員数を記録更新するほどの熱狂したステージを繰り広げました。入場ゲート前の不思議な空間「THE PALACE OF WONDER」もこの年よりスタート。
■第7回(2003年)
チケットが全日ソールドアウト! 施設もますます充実
「主な出演者」
・アンダーワールド
・ビョーク
・エルヴィス・コステロ
総観客数が10万人を突破し、チケットが全日ソールドアウト。フィールド・オブ・ヘブンのさらに奥にワールド・ミュージックなどをテーマにしたオレンジコートが誕生しました。いまや欠かせない手作りのボードウォークも設置。
■第8回(2004年)
チケットは3日通し券のみという実験的な試み
「主な出演者」
・ルー・リード
・ピクシーズ
・ザ・ホワイト・ストライプス
実験的に3日通し券のみが販売された04年は、13年に亡くなったルー・リードが初日のヘッドライナーで登場。最終日を飾るはずだったモリッシーがキャンセルとなり、ザ・スミスのトリビュート・バンドが急遽出演しました。
■第9回(2005年)
豪華なラインナップに延べ12万5000人が熱狂!
「主な出演者」
・フー・ファイターズ
・ファットボーイ・スリム
・ニュー・オーダー
コールドプレイとベックがトリ前で、フー・ファイターズとファットボーイ・スリムがトリという何とも豪華な年でした。今年初日のグリーンステージでヘッドライナーを務めるシガー・ロスがホワイトステージでフジ初出演。
【イベント詳細】
SMASH go round 20th Anniversary FUJI ROCK FESTIVAL ’16
期間:2016年 7月22日(金)、23日(土)、24日(日)
会場:新潟県 湯沢町 苗場スキー場
料金:1日券1万9000円、2日券3万6000円、3日券4万3000円(中学生以下は保護者同伴のうえ無料)
駐車券、キャンプサイト券などその他の料金は下記ホームページを参照
総合問合せ/オフィシャルサイト:http://www.fujirockfestival.com
主催:SMASH CORPORATION
企画:制作:SMASH CORPORATION/HOT STUFF PROMOTION/DOOBIE INC.