長かった梅雨が明け、本格的な夏がやってきましたね。気温もぐっと高くなり、ちょっとバテ気味…という方も多いかもしれません。特に外出時は新型コロナウイルス感染症の影響でマスクを着用することが多く、熱がこもって暑さを感じることも。対策としては、さまざまなメーカーから発売されている夏用のマスクを購入するというのが1つ。あるいは、ハンディファンを利用することも考えられます。本稿では、より手軽に実践できる第3の対策として、「クールハック」を紹介したいと思います。
クールハックとは?
「クールハック」とは、マンダムが提唱する暑い夏を快適に過ごすための冷感テクニックのこと。マンダムといえば「ギャツビー」や「ルシード」といったブランドが有名ですよね。特に、部活や趣味の運動後にギャツビーのフェイシャル/ボディペーパーやデオドラントスプレーにお世話になったという人は多いはず。そうした多数の冷感商品を研究・開発している同社がその知見を活かし、お役立ち情報としてまとめたのが今回紹介するクールハックというわけです。
今年7月には、シーン別のクールハックや冷感のメカニズム、同社の冷感研究についてまとめた特設サイトがオープン。そのなかの1つのシーンとして、夏のマスク着用時の対策が紹介されていました。方法はいたってシンプルで、マスクをする前にメントールなどの清涼成分配合の化粧水を肌に塗ったり、フェイシャルペーパーを使ったり……というもの。効果を高めるためには、製品使用後、マスクをつける前にうちわやハンディファンで風を当てるのがポイントのようです。
涼しさを感じる仕組み
このクールハックの特設サイトによれば、そもそも涼しさを感じるには身体の冷感センサーを反応させる必要があり、そのためには大きく2つの方法があるとのこと。1つは「肌の温度を下げることによる反応」。温度の高いところから低いところに流れるという熱の性質「熱交換」や、水分が蒸発するときに周囲から熱を吸収する「気化熱」を利用するものがこれに当たります。
もう1つは、「清涼成分による反応」。ミントの入った食品や飲料が実際に温度は下がっていなくてもスースー感じるのをイメージするとわかりやすいですね。この清涼成分のなかでもよく知られているのが、ボディペーパーなどで使われているメントールです。
先ほど紹介したマスク着用時のクールハックは、この両方をうまく生かしていることがわかります。
実際に試してみた
実際にメントール配合のフェイシャルペーパーで頬や鼻周りを拭いてからマスクを着用してみたところ、確かに暑さはかなり軽減されると感じました。個人差もあるようですが、1時間程度は清涼感が続いたので、これなら家を出る前に実践すれば会社に着くまで快適に過ごせそうです。編集部では在宅ワークが中心となっているとはいえ、やむをえず出社することもあるのでこれはとても心強く感じました。
1点だけ、マスクの上部から漏れる空気もスースーするので、メントール系の刺激が気になる方は刺激の弱い製品を選ぶか、空気が漏れないよう工夫したほうがよいかもしれません。いずれにせよ、このクールハックに限らず今夏はマスク着用時の暑さ対策は必須。ぜひ自分にあった方法を探してみてください。