7月16日に、東京・お台場で位置情報ゲームアプリ「Ingress」の公式イベント「XMアノマリー Aegis Nova」が開催されました。東京でのIngressイベントの開催は2014年12月のDarsana以来、約1年半ぶりとなります。“XMアノマリー”とは開催地にIngressエージェント(プレーヤー)が集い、レジスタンスとエンライテンドの両チームが規定時間内にどれだけの指定されたポータルを奪えるかを競い合うイベントです。
ゲットナビウェブでは、これまでIngressのプレイ方法を指南してきましたが、最終的には、こういったイベントに参加し、スマホゲームでありながら、多くの仲間とIngressをプレイする時間を共有していくというのがひとつの目的となります。
イベントに参加するためには、まずは受付で登録をします。あらかじめネットで予約受付をして、返信されたメールのQRコードを読み込ませて参加開始です。ネットの予約は当日でも可能。また、参加するとイベントのメダルがゲットできます。
クラスタ戦は15時より開始するので、その前にお台場に集まり、各陣営が作戦を立てて、行動をします。
オープニングイベントやアフターパーティが行われるのはお台場となっていますが、XMアノマリーのクラスタ戦が行われるのは、新宿区、渋谷区、千代田区、台東区、中央区、江東区など広範囲に渡っています。それぞれのエリアで戦いが繰り広げられる、過去に類を見ない規模のIngressイベントとなりました。
初めて参加して人でも安心して遊べるように、各陣営のテントを用意。ここで参加を表明すれば、ベテランエージェントがチームを作り、一緒に戦ってくれたり、どこのエリアで戦うかなども指示したりしてくれます。いわゆる添乗員的な旗振り役がいるので、その人についていくだけでなんとなく参加できてしまうのです。
ひとつのポータルに数十人で攻撃、防御しあう様子は、これまでひとりや仲間うちで遊んできたIngressとはまったく違う経験です。初心者の方なら難しく考えてもしょうがないので、イベントはIngressのお祭りと思って気軽に参加してしまうのがいいでしょう。
まるでお祭りのような盛り上がり
お祭りと言えば屋台や夜店、盆踊りがあるものですが、イベントのメイン会場となるお台場では、公式/非公式を問わずさまざまな物販が行われていました。また、Ingress仕様のバス「NL-PRIME」の試乗会や、伊藤園の「お~いお茶」の無料配布、アフターパーティなど、まさにお祭り騒ぎ。物販以外は基本的に無料で参加できるというのも驚きです。
アフターパーティーは野外フェスのようなボルテージに
クラスタ戦が終了したらアフターパーティが始まります。東京各所で戦ったエージェントがお台場に集まります。
公式発表によると、「XMアノマリー Aegis Nova」に参加した人数は1万人を超えるとのこと。参加した人の中には、関東近県からだけではなく、日本全国から訪れ、さらには、台湾、韓国などのアジア各国からも多くの人が参加していました。いま、世界各国ではナイアンティックの開発した「ポケモンGo」が話題になっていますが、その元祖はやはりIngressであるということを、このXMアノマリーで再確認させられました。
アフターパーティでは、クラスタ戦の勝敗を発表したり、今後の展開を発表したり、さまざまな催し物が用意されていました。その中でサプライズとして発表されたのが、英語のナレーションの日本語化。しかも、その日本語化のナレーションを声優の緒方恵美さんが担当すると発表され、会場には緒方恵美さん自身も登場しました。
多くのエージェント、いや日本人全員が期待した「ポケモンGO」に関する発表は残念ながら行われませんでしたが、今後の発表を心待ちにしたいところです。